仲涙

 このまま今までの仲が終わりそうで怖かった
 話す話題がなくなって
 そのまま離れるのが怖かった
 ずっと友達でそれを信じてたけど
 二人を繋いだきっかけは
 もう終わりに近付いてる

 あいつのおかげで
 僕らの仲が深まった気がする
 お互い大切ですごく必要な友達
 まだ知り合って2年しか経ってないのに
 ずっと前から知ってたような気がする

 何も無い時間は友達という橋を脆くして
 ちょっとした事で仲は悪くなる
 それが心配で心配で君に言ったら
 君は笑って 友達 を連呼した
 話しやすいし
 何より理解してくれてるじゃん って
 僕は凄く嬉しかった

 君との仲を確認できた刻
 僕は涙を流した
 哀しいからじゃない
 切ないからじゃない
 君の優しさが嬉しくて
 僕らの仲に自信が持てたから
 僕は一人で君のコトバ思い出して
 眼に滴を溢れさせた




  木古 シ戻

 夜7時 僕は泣いた
 君の言葉が嬉しくて
 ずっとずっと泣いていた
 今までの憂鬱が
 星の輝きで消されたような気がする

 夜9時 僕は泣いた
 電話が一言も喋らなくて
 ずっとずっと待っていた
 時間だけが僕を抜かし
 月の光だけが僕を見ていた

 朝8時 僕は泣いた
 君の姿がなくて
 ずっとずっと探してた
 外は雨が降り続き
 雷は僕を脅かした

 哀しくて君に逢いたいのに
 僕の涙はもう枯れ果てた
 毎日泣きたいことばかりで
 笑える日なんてなかった
 涙はもう出ない
 でも...まだ泣き足りない




  夏涙

 向日葵が咲いている
 太陽が燃えている
 でも君の涙に勝てはせず...
 向日葵の黄色も霞んで見えず
 太陽の赤も鮮やかでなかった
 君の涙の前ではすべてが淋しくなった

 夏の空の下で大きな声で叫んでいた
 その声が聴こえていたから
 君の白い運動靴が砂で茶色くなっていた
 それが見えていたから
 君の涙が僕の心に落ちた
 ただすれ違っただけで
 君の気持ちもよく解からなかった
 でも...僕も泣いてしまった
 何故かは解からない
 泣く理由なんてなかった
 ただ......君の悔しさを感じたから

 背の高い向日葵を蹴飛ばしても
 夏の太陽に石を投げても
 この涙が治まるわけじゃないけど
 こんな気分のときに
 馬鹿みたいに明るい夏を感じて
 急に夏が嫌になった




  笑っていたい

 ぼんやり外を眺めていても
 黙って空を仰いでいても
 僕の涙は止まらなかった
 哀しい事なんて見当たらなくて
 涙の理由が知りたかった

 机の落書きを指でなぞっては
 深いため息をつく
 誰もいない教室のにおいは
 ものすごく静かだった
 床に落とした滴が一粒
 でもどうして泣いたのかは解からない

 心配かけたくないし
 いつもの自分でいたいから
 僕はずっと笑い続ける
 それがたとえ無理の産物でも
 僕でいれればそれで...
 いつまでも笑っていたい
 弱さ見えないように
 ずっとずっと笑っていたいよ......