gerbera
最近よく死を求める
君との橋の崩壊が
僕の胸にナイフをたてる
生きることの意味が解からなくなって
もう疲れがたまりすぎた
差出人が分からない絵葉書きに
ガーベラの挿し絵があった
ただ赤い花をつけてるだけの花なのに
死を考えたことを後悔するきっかけになった
生きることに意味なんて解からなくていい
そんなの生きていたらきっと見つかる
今は一生懸命生きてればいい
僕の部屋にはガーベラがある
まだあの花は咲いてないけど
たんぽぽみたいな葉だけでも
生きてればいつかは花を見れる
だから死は必要ない
39ra
樹にはもう緑色の花しか咲いていない
鮮やかだった薄桃色の花は
季節の変化に耐えきれなかった
貴方との別れからもう1ヶ月が過ぎた
あの頃はまだ蕾だったのに
もうこんなに樹は変わってしまったんだね
僕は今でも貴方の事を想ってる
桜の花が開いたときから
僕は毎日この場所に通っている
あの幹と一緒に貴方を待っていた僕の姿は
風が吹くたび現れた
地面で潰れていた花びらが風で空を舞い
懐かしさと共に貴方の匂いが鼻に届く
初めてこの樹を見たとき
それは僕らにとっても初めての日だった
君の髪の匂いをすごく感じ
まだそんなに太くなかった幹の前で
僕らはそっとキスをした
最後の別れのキスもここだった
あのときみたいな桜の味じゃなくて
淋しさしか滲み出てなかった
百日草
庭に植えてあった百日草が枯れた
もう1年が経ってしまったんだ
必死で図鑑から探して
おまじないみたいに庭に植えたのに…
夏が過ぎ 秋が過ぎ
地面は百日草の花びらだらけだった
これでもう一度君に逢えたら...
そんな願いも届かないまま
百日草は自分の役目を終え
無責任に枯れてしまった
君を百日待っても
君は戻ってこなかった
だったら千日待てばいいのかな
百日草は枯れたけど
もう一度百日草を植えればいい
僕の気持ちが君に届くまで...
今年も夏が来る
百日草の花を君と見れるようになるまで
いったいいくつ枯らしてしまっただろう
でもそれももう終わりだね…
今年で百日草は植えないよ......