朱音

 君からもらった手紙には
 季節外れの雪が入っていた
 同じ時間に夜を迎え
 同じ時間に目が覚める
 でも君のいるところは
 あんなに大きい太陽が浮かんでいるのかい
 君がいる遠い遠いところには
 今雪が降っている

 太陽色の君からの手紙には
 君の想いが込められていた
 同じ時間に空を眺め
 同じ時間に相手を求める
 でも君のいるところは
 こんなに青い空が見えているのかい
 君がいない僕の周りには
 今涙が降っている

 君がいなくて淋しいよ
 言葉さえも溶けてしまう暑い太陽の下で
 乾いた涙を流した...




  ペロペロ

 君のその口で
 僕と触れたその口で
 君は雲を頬張っていた
 空は青く澄みわたり
 君の頬は紅く染まった

 視線の先の君を
 僕は好きだ
 君に何度言っても
 この気持ちを表現しきれていない
 君に僕の気持ち伝えようとすると
 たぶんもう一度朝が来ちゃうから
 そしたらまた雲を食べる君に
 恋をしちゃう......

 君の口に触れたら
 ほんのり甘い味がした
 それはみんながいう恋の味なのかな

  辺りも暗く染まった祭りの帰り道
  君と一緒だったから
  雨も闇も怖くなかったよ
  君の口はわたあめの味でいっぱいだった




  来夢

 ずっと今日でいてほしかった
 迫る明日が怖かったから
 明日になると君が何処かへ行ってしまう
 恐怖が僕らの間の会話をなくす
 君の行く先は
 何億回好きって言っても届かない
 遠い遠い場所...
 待ってるよなんて強がったけど
 電話が切れたとたん泣き出してしまった
 ずっと今日でいれば
 君はずっとここにいるのに...
 永遠に明日が来なければ
 君が行ってしまうことはないのに...
 君の行く先は
 僕の気持ちも届かない
 遠い遠い場所...

 時計を止めても
 カレンダーをめくらなくても
 明日は来てしまう
 行ってほしくない...
 でもそれ零すと
 君も行きたくないって言ってしまうから
 僕はずっと待ってるよって笑った
 逢う約束をたくさんした
 でもホントは...ずっと傍にいてほしいんだ
 夢のような話も...君の夢だったのにね
 明日に迫ったらものすごく淋しく感じた
 絶対来てしまう明日が怖くて
 ずっとずっと月を眺めていた




  
BLACK

 いくら空が暗くても
 星は輝いてるよ
 いくら夜道が暗くても
 月は照らしてるよ
 だから怖がらないで...
 夜は闇じゃない
 だってあそこに星があるよ
 だってあそこに月があるよ
 だから怖がらないで......

 いくら明日が暗くても
 希望は消えてないよ
 いくら目の前暗くても
 僕は見守ってるよ
 だから泣き出さないで...
 君は独りじゃない
 ...この道は黒じゃない
 だってそこに希望があるよ
 ...だってここに僕がいるよ
 だから泣き出さないで......

 君を絶対独りにはさせないから
 君にはいつも灯りをあげるから
 だから...怖がらなくていいよ
 だから...笑ってていいよ
  君は僕が守るから......