* アラーム *

 君の電話のアラームが鳴る
 気まぐれな時間に
 君の部屋に鳴り響く...

 あの頃はよく君に電話をした
 誰にも頼る事ができなくて
 いつも君に泣き言を言った
 最近は何だか少し
 僕らの間に距離ができて...
 ...もう頼らない...
 君への電話をやめた

 君が辛くて哀しくても
 それを癒すのは僕ではなくて
 今の僕には
 君の心に何も語れない...
 だから...君とは話せないんだ

 君の電話のアラームは
 あの日から一度も鳴らなかった
 アラームが鳴っても
 僕が君に何を言っても
 もう何も届かない気がするから...
 気まぐれなあのアラームは
 今はもう...君も忘れているんだろうな
 君の部屋に鳴り響くアラームは
 もう...君の心には響かない......




  ああしやごしや

 やっぱり...できなかったよ
 君を信じるコト...
 心がものすごく小さくなってて
 誰のコトも認められなくなっていた
 口から出てくる言葉が
 みんな偽物に見えてきて
 過去の想い出も
 妙にくすんで映っていて...

 いつも君が言ってくれたコトが
 今日は何故か僕を苦しめる
 その言葉を僕は...信じていいのですか
 心が醜く歪んできて
 急に内側から痛み出した
 呼吸ができなくて
 痛みが心の奥までかき混ぜた

 やっぱり...無理だったよ
 もう君を信じられない...
 心の歪みがいつまでも
 他を認められない自分を造っていた
 君に何も言えなくなった
 君に弱音を吐くのも躊躇ってきた
 今まで何年も支え合ってきたのに
 急に...君を見失ってしまった......




  
hypocrite

 二人の後ろ姿を独り
 淋しく見つめ歩いてた
 心の繋がりがはっきり目に見えて
 ...僕は入れない
 ...君の心には入れないよ
 急に涙が込み上げてきた

 会話の少ない二人だった
 でも何処かで分かり合ってた
 ...見えないよ
 親友という肩書きだけ僕に押し付けて
 心の奥底は見えなかった
 君の気持ち理解できなくて
 何気ない一言で傷付けてしまった
 君は痛いとも言わずに
 僕に真実を教えてはくれなかった

 君の心覗けない自分が口惜しい
 君を支える強さがない自分が口惜しい
 自分のコトもできないのに...って
 君に言われてしまったから
 でも...あれから変わったんだよ
 少しだけど...大きくなったんだよ

 ...僕に二人の心が見えないように
 ...二人にも僕の心は見えていなかった
 親友達の後ろ姿見ていても
 哀しく涙が溢れるだけだから
 いつまでも変わらない青空を見上げていた
 濡れた瞳に青を映していた...