Anything Box
*'90s Favorite Songs Top 10
表記年は私が初めて耳にした年で、必ずしもリリースされた年と一致しません。
1. You Were Meant for Me - Jewel
2. Sometimes A Mind Changes - Daryl Hall John Oates
3. The Right Place - Eddi Reader
4. Blow Your Mind - Jamiroquai
5. Everyday is A Winding Road - Sheryl Crow
6. I'm Your No.1 Fan - The Beautiful South
7. Drunk on Love - Basia
8. Heal the Pain - George Michael
9. Torn - Natalie Imbruglia
10. Nobody Knows - Tony Rich Project
次点:Wicked Game - Chris Isaak
1. You Were Meant for Me (シングルバージョン) ('97) - Jewel
1位はこの曲しかない。
ビデオを初めてみた時に釘付けになる曲というのはそうそうあるものではないが、この曲はまさにそうだった。2回も録音し直されてやっと正式シングルカット(なぜかそのくせAlbum Editと表記)されたが、その甲斐あって素晴らしい曲になった。
曲、歌詞、Jewelの歌唱、そしてビデオでのJewelの表情などが一体となって忘れ難い名曲となった。女性ボーカルの曲として歴史に残る1曲だと思う。
2. Sometimes A Mind Changes ('90) - Daryl Hall John Oates
まともに選べば何曲でも挙げられてしまうが、代表でこの1曲。
'90年発表のアルバム、Change of Season 収録のこの曲を彼らの代表作としてあげる人はまずいないだろうが、個人的に最も好きなアーティスト、Hall & Oatesの曲で実際2番目に好き。
地味な曲であるが、なんといっても歌詞がいい。彼らを身近に感じられるその曲調もアルバムの雰囲気を象徴している。
3. The Right Place ('94) - Eddi Reader
最も好きなシンガー、Eddi Readerもいくらでも好きな曲は挙げられるが、彼女のソロで最も好きな歌といったらやっぱりこれ。別にホームページの宣伝のつもりではありません、実際好きなのです(笑)。
Mark Nevinの歌詞と感情を徐々に昂らせていくEddiの歌の組み合わせはやはり最高と思わせる。アルバムバージョンは今聴くと、現在のEddiの歌唱力の着実なアップを感じさせるが、やはり曲そのものの魅力はそれを補って余りある。
4. Blow Your Mind ('93) - Jamiroquai
アップ系の歌では'90sで最も好きな曲。
すでにアルバムを持ってはいたが、この曲のビデオをテレビで見た時の衝撃はそれでも大きかった。白黒の画面で躍るJay Kayの姿は曲に完璧にマッチしており、理屈抜きにかっこよかった。Jewel同様、これもビデオと曲を切り離して考えることはできない。
5. Everyday is a Winding Road ('96) - Sheryl Crow
Sheryl Crowも候補はたくさんあるが、最も好きな歌ということでこれ。この曲の魅力はやはり歌詞(ビデオも大好きですが)。某メーカーの車のCMはタイトルの部分だけで採用したようだが、その後に続く言葉が見事。こういう表現をできる人はいまSherylだけでしょう。アコースティックでもエレクトリックでも成り立つ奥行きの深さもある。
6. I'm Your No.1 Fan ('92) - The Beautiful South
'90sで最も好きなバンド、The Beautiful Southで最も好きな歌がこれ。やはり彼らのアルバムで最も好きな3作目0898収録の曲だが、3人のシンガーが交互にボーカルをとって歌っていくこの曲には彼らの魅力のエッセンスが詰まっている。歌詞が他の曲と違って割と素直なのもポイント(笑)。現代版Fleetwood Macという言葉がふさわしい。
7. Drunk on Love ('94) - Basia
'94年は'90年と並んで個人的に音楽的に当たり年だったが、そのなかでも好きだったのがこの曲。
それまでのBasiaにはアップ系でこのような曲はなかったが、ラテンフレーバー溢れるこの曲でジャズ、ソウル、ボサノバ、サンバなどの要素をうまくミックスさせ、彼女独自の音楽を作り上げた。日本でしかヒットしなかったのが信じ難い。
8. Heal the Pain ('90) - George Michael
今ではすっかり輝きを失ってしまったGeorge Michaelが音楽的にはまさにいちばん輝いていた時期の作品、Listen Without Prejudice Vol.1収録の曲。ミディアムテンポの優しいメロディにのってGeorgeがその歌唱力を存分に発揮している。この曲の”トットコトットコ”という音に、個人的にはFleetwood Macを連想する。
9. Torn ('98) - Natalie Imbruglia
ここからの2曲はさすがに迷った。この曲は'90s最高のポップソングだと思う。
まず耳を奪われるイントロがいい。流麗なメロディにのって歌うNatalie Imbrugliaの声も曲調によく合っている。アメリカではエアプレイで14週間1位という記録を作ったが、シングルリリースされずにこれだけの成績を残したのはやはり曲の良さが一聴してすぐに理解できるからであろう。
10. Nobody Knows ('96) - Tony Rich Project
初めて聴いた時はBabyfaceが歌っていると思った。後でアメリカでもBabyfaceの影響下にあると思われているということを知った。しかしこれは完全に彼のオリジナルである。
美しいメロディにのせて物悲しい歌詞を切々と歌っていくTony Richの歌がいい。R&Bに分類される曲がポップチャートだけでなくカントリーチャートに於いても大ヒットした希有な例となった。初めて聴いた時にも耳を奪われること間違いなしの名曲である。
次点:Wicked Game ('90) - Chris Isaak
当時のヒット曲とは全く異なる、哀愁溢れる独特のムードの曲調に、あのDavid Lynchも惚れ込んだ、Roy Orbisonに例えられる憂いを帯びたセクシーな歌声、そしてビデオクリップ(オリジナル)の白黒のスタイリッシュな映像、全てが強烈な印象を残した。新人かと思ったらこの曲をタイトルに冠したベスト盤が出ていて、そのジャケット写真を見た瞬間、この人は信用できると感じた。
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