Rough Diamonds - Rough Trade Singles Club Vol.1
(コンピレーション, '93)
TDK Core, TDCN-5008(日本盤)


曲目Cover of Rough Diamonds

1. Squirrel
2. It's Time
3. Honey Loving Honey
4. Sisterfy
5. Grow
6. ...And Julie Rose
7. Sleep
8. This Town
9. Innocent When You Dream
10. 88 Lines About 44 Women
11. Things You Left Behind
12. If You Want Me to Stay
13. The Left Handed Ray Gun of Paul Sharits
14. Saratoga
15. Nova Scotia

アーティスト
1, 2. Levitation
3, 4. Sweat Jesus
5 〜 7. Inrain
8. Liberty Horses featuring Eddi Reader
9. Liberty Horses
10, 11. The Nails
12, 13. Mercurry Rev
14, 15. Ultramarine


解説

ラフトレード・レーベルが出直しを図って企画した”ラフ・トレード・シングルズ・クラブ”のメンバー専用に、毎月1枚のシングル盤を送るシステムで発表されたシングルをまとめた、日本限定のコンピレーション盤シリーズ(Vol.3まで出た)の第一弾。Liberty Horsesに招かれてEddiがリードを取ったThis Townが収録されている。

This Townは'92の1月にこのシステムで発表されたLiberty Horsesのデビュー曲。後のアルバムバージョンとは異なり、ここでは全編Eddiがリードをとっている。ボーカルがハスキーで太い声のNeill MacCollからEddiに変わっただけでも大きく印象が変わっているが、アレンジもアルバムバージョンとは変えられている。アルバムではドラムの音で始まり時折エッジの効いたギターの聞かれるドラマチックな仕上がりだが、ここで聞かれるバージョンはまずダルシマー?で始まり時折オートハープも入ってくる。ギターはリズムを刻むのに終止しており、よりアコースティック色の強い清涼感を感じさせるアレンジと言える。Eddiは高音域を多く使いつつも結構変化をつけた歌を聞かせるが、こころなしか声がハスキーに聞こえるのは気のせいだろうか。部分部分ではFairground Attraction時代を想起させる瞬間があるが、既にグループ時代とは違う歌い方になっていると感じる。

Liberty Horsesのもう一曲、Innnocent When You Dreamはフェードインで入り、ギターとドラムの音を基調として淡々と進行していくリズミカルな曲。イントロのギターのリフはTerence Trent D'arbyのThis Side of Loveに少し似ている。またNeillの声が(特に歌い出しの部分)Paul Youngのように聞こえる(Paulにもこんな展開をする曲があった)。

現在は廃盤。

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