The Girl Who Fell in Love with the Moon
(シングル, '01)
ユニバーサル, UICE-5003(日本盤)
曲目
1. The Girl Who Fell in Love with the Moon
2. You Don't Know Me
3. Stars in Your Eyes
4. No Time
クレジット
(ソングライティング)
1. Boo Hewerdine/Eriksen
2. Bill Walker and Eddy Arnold
3. Boo Hewerdine and Eddi Reader
4. Eddi Reader, Adam Kirk and Roy Dodds
(プロデュース)
不明
解説
日本でのみシングルカットされた独自のシングル。収録曲2〜4はいずれもアルバム未収録で、今後リリースされるといわれるDriftwoodにも入らない予定なので、このシングル独自の収録曲で貴重。ジャケットもオリジナル仕様のもので、満月の半分にEddiの顔(この写真はアルバムのインナーに使われてたものと同一と思われる)が重なったものとなっている。 全曲歌詞、訳詞付き。
イントロで前曲との音量レベルの差に驚くYou Don't Know Meは、Ray Charlesのバージョンで有名なEddy Arnoldの曲のカバー。Elvis Presleyもカバーした曲らしい。クレジットに"from the Reader/Gregson/Hewerdine sessions"とあるので、'99の4〜5月にEddiがBoo Hewerdine, Clive Gregsonと一緒にアメリカをツアーした際、NashvilleのClive Gregsonの自宅のスタジオで録音された曲の一つのようだ(ここではアルバム1枚分録音したとClive Gregsonは'99年6月にBooと来日した時に語っていた)。この曲は(もちろんこちらの方が遥か昔の曲だが)どことなく松田聖子のSweet Memoriesに似た曲調でBoo, Cliveのサポートを受け、Eddiがしっとりと穏やかに歌っている。こういう曲を聞くとEddiはスタンダードも歌いこなせると確信でき、そのうちRickie Lee JonesやSiljeの最新作のようなアルバムを作るのではと思わせる。最後の方のBooのコーラスは暖かみがあって丁寧なもので、曲の雰囲気に合っていてとても良い。
Stars in Your EyesはBoo HewerdineがEddiに提供した自曲の中で最も気に入ってるという曲。The Girl〜同様ワルツ調だが、ビブラフォン、オルガン?などの音が加わってよりトラッド的な仕上がりになっている。間奏ではMark Nevin(@Live at Full House)を思い出したりして。
No TimeはRoy Doddsのドラムが軸となって刻まれるリズムが印象的なナンバー。遠くの方でなっているかのように聞こえるギターの音がちょっと幻想的に響き、スモークで満たされたステージで演奏されるとはまりそうなナンバー。
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