Eddi Reader @ 梅田クラブクアトロ(Feb. 7, '19)
ツアー最終日の大阪公演、事前のチケット販売状況は名古屋とほぼ変わらない状態だったのでやはり少し不安がありました。開場直後の出足は名古屋よりやや良かったですが、最終的にはだいたい同じくらいだったと思います(こんな感じでした)。海外の方の集団はいなかったようですが、掛け声等を発する人はそれなりにいて、一緒に歌うことを要求された際にちゃんと歌えている人も多かったように思いました。今日のEddiの衣装は濃淡2色の赤と黒の波のようなストライプが上下に入ったドレスを着ていました(首の周りに巻いているものはなし)。
今日のコンサートは、(結果的には)内容的には東京公演をベースにこれまで演奏されていない数曲を追加し、曲順を大きく入れ換えた感じでした。でも、やっぱり演奏する曲はその場でEddiが思いついたのを歌っていたようで、Eddiから言われてBoo & Johnが慌ててチューニングしなおしている曲もありました。Eddiは終始リラックスした状態を保っていて、雰囲気的にも東京の時に似てたと思いますが、より開放的な感じが出てました。バンドメンバー(主にJohn)にちょっかいを出したり(チューニングに時間がかかっているJohnに催促入れた後に仲直り?のキッスをしたり、バレンタインの話題からJohnにプレゼントが欲しい感を伝えたり、、)、軽口もちょっと多かったような?歌声も、曲の世界に入り込んでいくというよりは、周りを巻き込むような歌い方でした。
今日の1曲目は、今回のツアーで初めてとなるFishing。そして次に演奏されたのがComedy Waltzで、どちらもしっとりとした感じの歌声だったので、今日はそんな感じになるのかなとも思いましたが、次のPerfectで一気に元気な歌声になり、その後の演奏の雰囲気は曲が進むにつれてどんどん変わっていきました。Eddiの歌声にはややハスキーさが感じられた気もしますが、声はしっかり出ていました。Fairground Attractionではちょっと変化がついていて、身ぶりを交えながらのセリフに近い部分(どういう意図でやっていたか今まで知りませんでしたが、Edith Piafの名前を出していたので、彼女にインスピレーションを受けた部分みたいです)を繰り返してから演奏に入っていき、途中でLa Vie En Roseの一節を歌う場面もありました。今回初披露のGo Wiselyは、演奏前にしっかり曲紹介されて、独立していく息子に向けたメッセージ(もともとEddiが両親に言われたことらしい)をベースに歌にしたということでした。
Moon Riverの演奏時点で約1時間20分経っていましたが(今日は7分遅れで始まったので9時55分くらい)、前のモニターに立てかけていた時計を見たEddiは、あと5分しかないからあと1曲しか演奏できない、と言って、アンコールなければあと2曲できるけどそれでいい?と観客に同意を求めてました(もちろんみんな同意)。でもすぐに演奏を始めるのではなく、そこから、何かリクエストある?と聞いてきて、何人かから声があがった中からHummingbirdが選ばれたのですが、そこでEddiは「これであと3曲になったわね」と言ったのにはちょっとびっくり(会場スタッフはもっと驚いたに違いない)。で、3曲が演奏されたのだけど、そこで今度はEddiがJohn & BooにAllelujahを歌いたいけどできる?と聞いたところ2人が首を降ったので、今度はEddiが、「じゃあMoon on the Rainをやって、Allelujahは私がアカペラでやるわ」と言って、さらに2曲が演奏されるという展開になりました。そして言葉通りに、フルバンドでMoon on the Rainが演奏され、バンドメンバーが退場してから(この際にEddiは"See you on the plane!"と言ってました。。。流石にそれはなかったようで(笑))、東京の時のように、観客と一緒にアカペラでAllelujahが歌われました。
Eddiの退場後、この終わり方だと今日は本当に終わりかなと思いましたが、BGMでElvis PresleyのJailhouse RockとHound Dogがかかるというこれまでにない展開に、曲に合わせながらみんなで拍手をしてましたが、今日は本当にアンコールはなしで終わりました。。。
今回のツアーで演奏された新作の曲は最終的には10曲に上りました。これは前作のツアー('14のクアトロツアー)と同じですが、演奏曲数がその時よりやや少ない(会場の時間制限が厳しくなった?)ことを考えると、むしろ比率的には上がっています。デビュー30年でこれだけ新作の曲を演奏するアーティストはとても珍しく、新作に対する意識が高いと言えるでしょう。この気持ちを持っている限り、また新作を作ってくれるでしょうし(今作発表後のメッセージでもそのようなことを言ってます)、そして来日も(名古屋含めて)してくれるだろうと確信を抱かせてくれる、今回のツアーでした。
'19/2/7 @ 梅田クラブクアトロ
1. Fishing
2. Comedy Waltz
3. Perfect
4. Pray the Devil Back to Hell
5. Pangur Ban And The Primrose Lass
6. Dragonflies
7. Fairground Attraction
8. Cavalier
9. Old Song
10. Meg O' the Glen
11. The Moon Is Mine
12. My Love Is Like a Red Red Rose
13. Patience of Angels
14. Go Wisely
15. Starlight
16. Moon River
17. Hummingbird
18. Willie Stewart
19. Find My Love
20. Moon on the Rain
21. Allelujah
演奏時間:1時間45分
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