Eddi Reader @ 名古屋クラブクアトロ (May 24, '07)


名古屋公演は大阪公演の流れを引き継ぎつつ、会場中に楽しい雰囲気が満ちあふれたコンサートとなりました。

昨日の大阪でもあまりいい入りではなかったので名古屋はどうだろうと思っていたのですが、開場後30分ほど過ぎても椅子席は埋まっているもののフロアは最前列とテーブルスタンドの周辺くらいしかいなくて、ちょっと不安になりました。それでも開演時にはややまばらではあるもののフロアにはそこそこの人が入って、妙なノリの人(ちょっとやり過ぎかなとは思ったけど)もいて、会場中の反応はライブ中に徐々に良くなっていき、いいコンサートになりました。

今日は8時を8分ほど過ぎたところでEddi達が登場。今日のEddiは中村俊輔のユニフォームを腰に巻き付け、黒のキャミソールにジーンズ地のスカートを履いてました(今日も眼鏡はなし)。前半はPeacetimeとBrose and Butterが入れ替わったほかは東京と同じでしたが、Eddiの歌はどちらかというと大阪に近い感じでした。ただ、大阪のときよりはリラックスした開放的な歌声で、バンドの演奏にもこれまでより明るい響きがあり、特にAllelujah, Peacetime, Prisonsといったあたりは聞いてて楽しくなるような演奏でした。会場の反応も始まった頃はやや控えめだったものの時間が進むにつれてどんどん良くなっていき、Find My Love, Perfectと続いたところでピークに達しました。Perfectの後はこれまでとまた違う展開となり、Mary and the Soldierに続いて今日も演奏されたMystery Trainは、照明が明るく華やかだったこともあったかと思いますが、演奏自体も大阪の時のような息詰まるような雰囲気ではなく、ベースのKevinはEddiとの真剣勝負といった趣きがあった大阪とは違って表情に笑顔を浮かべながらの演奏だったし、Eddiも最近ではめずらしくファルセットやフェイク、シャウトなどをふんだんに使いながら歌っていて、歌うことを楽しんでいるのがよくわかりました。このあと今回初めて演奏されたGalileoでは一転してしっとりと、しかししっかりとした歌声を聞かせてくれました。やはり今回初となるCharlie is My Darlingのあと、バンドがWillie Stewartに気持ちが向いている中でBooがチューニングをしている間にEddiがいきなりLa Vie En Roseを歌ってまた会場を盛り上げた後、Safe As Housesが演奏されそうだったのですが(聞きたかった、、)、会場からの声に押されてMuddy Waterが演奏されて本編が締められました。

本編がちょっと短かったなぁと思っていたところ、アンコールでRoyとEddiだけの2人で登場して演奏されたのはThe Moon is Mine。会場中が手拍子をする中、Eddiはのびのびと本当に楽しそうに歌ってくれました。Willie Stewart/Molly Rankinが終わってEddi達が退場した後、BGMが昨日よりも大きな音量で流れ、今日のコンサートはもう終わったといかにも言わんばかりの勢いでコンサートスタッフが器具の片付けを始めたのですが、更なるアンコールを求める手拍子は鳴り止まず、2分ほど立ったところでEddiが一人で再び登場、弾き語りでAs Time Goes Byを演奏してくれました。Eddiの表情には今日の観客に満足したかのような笑顔も見られ、会場中が幸せな雰囲気に包まれるなかでコンサートは終わりました。

(セットリスト)
 1. Baron's Heir + Sadenia's Air
 2. Patience of Angels
 3. Allelujah
 4. Brose and Butter
 5. Peacetime
 6. The Shepherd's Song
 7. Prisons
 8. Honeychild
 9. Find My Love
 10. Perfect
 11. Mary and the Soldier
 12. Mystery Train
 13. Galileo
 14. Charlie is My Darling
 15. La Vie En Rose
 16. Muddy Water
 (Encore 1)
 17. The Moon is Mine
 18. Willie Stewart/Molly Rankin
 (Encore 2)
 19. As Time Goes By
 (演奏時間1時間40分)


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