Eddi Reader: "Candyfloss and Medicine"
”天使の歌声の中に潜む娼婦性”
フェアグラウンド・アトラクションから8年。ソロ3作目の本作は、自ら最高傑作と呼ぶもの。フォーク、ロッカ・バラード、エキゾチック調、スタンダード調と様々なスタイルを取ったことで、痛々しいほどに純粋な彼女と、妖女のような彼女といった、エディの中にある相反する様々な表情がうかがえる。天使の歌声と呼ばれる彼女の中に潜む娼婦性に、ゾクゾクとさせられるのだ。
天使/妖精度 :5/5点
情念/怨念度 :2/5点
官能/エッチ度:5/5点
元気ハツラツ度:2/5点
性別超越度 :0/5点
知性度 :3/5点
評者: 和田静香
from Music Life '97/7号