1962 Plymouth Super Stock


1963 Plymouth Super Stock


1963 Dodge Ramcharger



1964 Plymouth Super Stock
HEMI Light Weight



1964 Plymouth Super Stock
HEMI Light Weight


1964 Plymouth Super Stock
Max Wedge


1964 Dodge Ramcharger
HEMI Light Weight


1965 Plymouth Super Stock
A-990



1965 Dodge Ramcharger
A-990


1968 Plymouth Barracuda
Super Stock BO29
Sox & Martin


1968 Plymouth Barracuda
Super Stock BO29
Mr.5&50


1968 Plymouth Barracuda
Super Stock
Steave Bugwell


1968 Plymouth Barracuda
Super Stock BO29
Bucky Hess



1968 Plymouth Barracuda
Super Stock BO29
SouthLand Flyer



1968 Plymouth Barracuda
Super Stock BO29
BoB Reed



1968 Dodge Dart
Super Stock LO23
Dick Landy



1968 Dodge Dart
Super Stock LO23



1968 Dodge Dart
Super Stock LO23


 

スーパーストックについて

スーパーストックってNHRA(National Hot Rod Association=アメリカで最も権威のあるドラッグレースの団体)のクラスの名称で、ここのクラスで勝つためにメーカーが自ら作った車のことを指します。日本車でいうとGTRのN1みたいな感じです。

当時、特にクライスラーは力を入れていてメーカーのオプションとしてドラッグレースパッケージをディーラーで注文することが可能でした。DODGEのスーパーストックレギュレーション用ホモロゲートモデルをRAM CHARGER、PLYMOUTHのものをそのままSUPER STOCKと名付けました。
当時のレギュレーションとしてはファクトリーメイクの車でなければならず、大きなモディファイは許されてませんでした。現在は各車種に積んでいた最大のエンジンまで搭載可能で、排気量 もボアで0.070inchオーバーまでOK.。もちろんカム、ピストン、コンロッドも当時の材質と同じ物であれば換えても大丈夫。バルブトレーンもサイズさえ変えなければ変更できます。キャブレターもその車種の最大のモノまで、搭載位 置は大きな変更はできません。そんなレギュレーションでも今では約800馬力+出してるそうです。リアの足周りのみ変更可能です。もちろんデフトランスともに変更可能です。レンコや、エアシフターは不可。トンネルラムもダメ。もちろんナイトロもダメです。

どんな車かというと・・・

1962年
スーパーストックモデルの初年度。ビッグブロックのウェッジエンジンをベースにモディファイした413 MAX WEDGE Stage1を搭載、インターミディエイトのBボディ(中型車。っていっても5m20cm近い長さ185cmと結構でかい)を使用。1962って少し変な形です。

1963年
2ドアセダン(ハードトップより軽量だったため)の426 MAX WEDGE stage2を搭載、にクロスラムインテーク、カーター4バレルキャブ2機がけ、より高効率なラムホーンヘッダース(タコ足)、フードスクープ、内装等はできるだけ簡素な低グレードなモノを採用。駆動系も強化され、シュアグリップ(リミテッドスリップデフ)が標準、ライトウェイト仕様としてフロントフェンダー、フード、フードスクープがアルミ製(フェラーリみたい)があった。

1964年
前期は426 MAX WEDGEの最終バージョンStage3を搭載したハードトップボディ。内容的にも63年を踏襲。後期型はいよいよ426RACE HEMIを搭載。それに伴いボディーも2ドアセダンに変更。フードスクープも形状をフラットなモノに変更。この年もアルミのライトウェイト仕様がオプションとして存在。ライトウェイト仕様のみノーマルが4灯を2灯に変更。結構勝ちにいってました。

1965年
伝説のA990ドラッグパッケージでボディーは2ドアセダン。
RACE HEMIエンジンがアルミヘッド、マグネシュウム製クロスラムインテーク、チューブヘッダースとなる。NHRAのレギュレーションが鉄ボディのみとなり、ライトウェイトオプションは廃止となる。しかし、ボディはアシッドディップ(酸のプールにつけて鉄板を薄くする加工)され軽量 化済み。 バッテリーをトランクルームに移設、DODGE A-100用のシート(トラック用で軽量 だった)をアルミのシートポストで直付け。この年からオートマのセレクターがプッシュボタンから、よりコンベンショナルなフロアシフターに。ある意味アーリーBボディの完成型。

1966年
BボディーでDODGEはハードトップ、PLYMOUTHは2ドアセダンが多いが、両方とも存在していたようだ。いわゆるストリートヘミ。インテークもクロスラムからタンデムに変更。ヘッドも鉄に戻る。このへんはいまいち地味。この年はあまり調べてないので調べておきます。

1967年
デフにダナ60を採用。この年もあまり調べてないので調べておきます。

1968年
小さいAボディー(っても5m近くの長さに183cmて幅は、でかい)にRACEHEMIを押し込み(ただしこの年式のRACE HEMIはヘッドはストリートヘミのモノと同一)、フッカーのコンペティションヘッダース、マグネシュウム製クロスラムインテーク(アルミ製もあり)Holleyの4バレル2機がけ、バッテリーをトランクルームに移設、DODGE A-100用のシートをアルミのシートポストで直付け。ファイバー製のフード、でっかいフードスクープ、フロントフェンダー、アシッドディップしたドアパネル、薄いサイドガラス、等。レースヘミは当時でも500馬力から550馬力のアウトプットがあったらしいです。1/4マイルを10秒台で走ってました。速すぎ。この車たちはクライスラーからハーストに委託され生産されました。納車の時はフロント周りは黒いゲルコートのままでボディーは白のみホイールは黒いスティールホイールという情けない姿でした。 ちなみに公道での走行に対する保証は一切ついてませんでした。当時、もっとも有名なレーサーのRonnie Sox(SOX&MARTIN=PLYMOUTHのワークスサポートを受けていた)なぞは10秒前半をマニュアル車で出してました。DODGEだと、
やはり"DANDY"DICK LANDYでしょう。この人はいつも火のついていない葉巻を口にくわえてレースしてました。ちなみにノンスモーカーです。今でもDLI(Dick Landy Industry)を率いて現役でエンジンやってます。現在でもスーパーストックカテゴリーでは1968年のスーパーストックは現役で速い車です。レイバートンというチューナーが手を入れたBucky hessのBarracudaやBob"Silver Bullet"ReedのBarracuda,Matt HensleyのBarracudaはみんな8秒8とかで走ってますBob Reed,Matt Hensleyはともに4spマニュアル(ジェリコ)です。 1969年以降ははいわゆるスーパーストックは生産されてません。そういう意味では1966年、67年もいわゆるスーパーストックとしてのアイコンぷりは少し足りないのでしょう。アメリカでも63〜65年のポストカー(2ドアセダンの意味)と68年の'CudaとDartがよりスーパーストックとされているような気がします。SOX&MARTINも1968年型に1969のテールと顔を移植して使用してました。また、軽くハイパワーだった為ヒルボーンインジェクションを搭載するなどのモディファイを施され、MP(モディファイドプロダクション)にも出ていました。この1968年のスーパーストックAボディが1970年からのプロストックにつながっていきます。

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