プロローグ
最初に
 この記事は私のサイトの「結婚相談所なんてこわくない」に一時期掲載していたものです。
今から考えると、恥ずかしいことを書いたものだと思うのですが、それを再現してみました。


結婚に対して思うこと
 このコーナーでは、テクニック的なものではなく、結婚とお見合いについて、私が考えたことをエッセイ風に書いてゆこうと思っています。
 ここで書くことは、私の考えなので、それが正しいというわけではないのです。
 結婚は個人の人生の問題で、その人によって結婚に対する考えがいろいろあっていいと思うのです。
 ただの読み物として読んでいただけると幸いです。

以上が表ページの表題に書かれていました。

プロローグ

 ある日のこと、お父さんが仕事から帰り、下着姿になり冷蔵庫からミニ缶の缶ビールを取り出し、いそいそとテレビの前に寝っころがり、阪神の応援をしていると、後ろの食卓でお母さんと子供が話をしている。

子供   「ねえ、今度のゴールデンウイークどこか行くの?」
お母さん 「さあねぇ、そこで野球見てる甲斐性なしに聞いてごらん。」
子供   「隣の、宇間さんちは、グァムに行くみたいだよ。」
お母さん 「そんなこと言っても、うちはそんな余裕ないからね。」
子供・・・じっと野球観戦中の父親の方を見る・・・
しかし、お父さんは野球に熱中している(振りをしている)
お母さん 「いいわね〜阪神強くて。お金かからないし。」
      それでも、お父さんの反応はない・・・
お母さん 「隣の宇間さんは今年から課長よね、それにくらべて・・・」
子供   「じゃあ、どこも連れて行ってくれないの?」
お母さん 「あんなにならないように勉強しなくちゃ駄目よ。」
子供   「うん、分かった。」


 なんだか笑えない話をプロローグに持ってきましたが、結婚すると自分だけでなく家族のことも心配しなくてはならなくなります。独身に比べて心配事が増えると言っても間違いではないでしょう。
 上の話で、なぜ缶ビールのミニ缶をお父さんが持っているかというと、1日缶ビール1本と決められていて、しかもミニ缶で、それを野球一試合の観戦中の楽しみとして半分は最後まで残しながら、ちびちびと飲んでいるわけです。
 実際に夫の月の「お小遣い」は1万円という家庭も珍しくありません。
 使えるお金も減ってきます。それでも、結婚するのかという極めつけの設例を持ってきたわけですね。
 さらに、お父さんは家で孤立して、家に居場所がなく、会社に自分の居場所しかなく、会社にしがみついたけれど、リストラに遭いそのまま失踪なんてこともあるわけです。
 ここで私も救いのあるコメントしたいわけですが、それもしません。結婚は単なる恋愛と違うし結婚の意味はそれぞれの人が考えるべきことだからです。



プロローグ2

朝5時に起きて子供の弁当作りをして、朝食の用意、そして夫と子供を起こす、そして家族を送り出した後に、洗濯と掃除。1人でお昼御飯を食べて、近所の主婦と買い物、近所の主婦の家でお菓子を広げてお茶。
 自宅に帰ると、子供が学校で問題行動があったという留守電が入っている、早速学校に行って先生にお小言をもらい子供を連れて帰る。
 子供に説教するも聞き入れられず、子供部屋に閉じこもられてしまう。仕方なく夕食の準備。
 そこに夫の遅い帰宅。

夫 「ただいま〜。」
妻 「お帰りなさい。」
夫 「今日は疲れたな、先に風呂に入る。」
妻 「後で、話があるんだけど。」

 夫は何も言わずに風呂にいく。しばらくすると、夫が戻ってきて食卓に着く。そして、新聞を広げてテレビの番組欄に目を走らせる。

妻 「あのね、今日、穂新雄が学校でね・・・・。」
夫 「あのな、俺は仕事で疲れてるんだ。」
妻 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
夫 「家のこと子供のことはお前に任せていると言ってるだろ!」


 またしても、ものすごい設例で申しわけありません。実際にも、夫が家で妻の相談相手にならずに、ややこしいことから逃げてしまい、挙句の果てには「誰が生活費稼いでいるんだ。」という暴言を吐いて沈黙させられたりするケースもありますね。

 妻としては、私は家政婦ではない、私はあなたのお母さんではない。そう言いたいケースもあるのです。
 ときどき夫は家族サービスとか言って物を買ったり、どこか観光地に連れて行って罪滅ぼしをした気になっていますが、そんなことは全く普段の埋め合わせにはならないのです。
 日曜大工や、どこか有名観光地にいくよりは、普段の思いやりある会話の方がプラスに評価されるでしょうね。

 女性にとって、結婚のメリットって何なのでしょうか。男性の態度によっては、そんなことも考えさせられるのです。
 ここでは、またしても私はコメントを書きません。ここまで問題提起部分でありますし、1人1人が考えるべきことだからです。