☆鉄/旅行


01/01/08 ”白鳥2度目の完走”

 1月6日,日本海縦貫特急列車485系ボンネット”白鳥”号で大阪−青森:1040kmを13hr,2度目の完走をしてきました. ラストランまで残りあと2ヶ月. 最後まで見届けるぞっ! 北陸,東北は大雪で大往生.今回色々なことがあった.

1.南今庄で白鳥撮りをしていた鉄が,コケて完全雪に埋まっていた. あの人はどうなったんだろうか? 色々な駅等で,残り少ない白鳥の勇姿を撮っている鉄や一般人を見かけた. 大雪でも新潟までは定刻どおり. 実にりっぱな走り.

2.村上−間島間の崖崩れで単線走行のため村上で20分停車. 急いでいる人達には申し訳ないが,鉄系にとっては撮影のボーナスタイムとなった.

3.最後の最後,弘前でなんとMG故障のため70分停車. 1時間半の遅れで急行”はまなす”と接続できず,北海道へ渡る人達は足止めを喰った. ここで,JR機関区に勤めているという鉄な人と親睦を深めた. ”カマが引っ張ったら面白いね...”などと言っていた.

 ということで,大雪の被害をそれなりに受けての大力走であった. ぼく自身も大風邪状態で,結構しんどかったけど,大いに満喫した. あと,2ヶ月. もう一度乗らなくちゃ.


01/03/02 ”ラストラン”

 日本海縦貫特急列車白鳥号がとうとうラストランを迎えた. 新幹線が伸びる度に485系は遠方に追いやられ,そこにも次々と最新鋭の新型特急車両投入され...時代の流れと共に,確実に淘汰されていく...そんな中で白鳥はがんばっていた. 大阪−青森1040kmを13時間かけて走り通していた. 飛行機だったら1時間半. おそらくこれを完走する人なんて,よっぽどの物好きが,鉄ぐらいだろう. 事実ぼくだって5年前までは乗ったことも無かったんだから...こんなに無意味で..最高だな.. そう...これはもはや愛ですね. だから今は虚脱感でいっぱいです.


01/04/30 ”だんだんつまらなくなってくる”

 日本中(少なくとも本州)どこ行っても,地方都市は同じような街造り,同じような駅舎,同じような観光ポイント,同じようなイベント... こんなのにみんな引っかかるとでも思っているんだろうか?  行くには,多少近くても,殆ど新幹線に乗ることになる.最寄りの都市から短編成の軽薄な特急に乗り換える. そして,高架になった何の趣もない駅に着き,ぱっとしないターミナルビルを出ると,どこも似たような顔した駅前ロータリーからバスに乗り継ぐ. 町並みは,どこと言われない限りどこなのかさっぱり判らない... 少なくとも本州の殆どはこんな状態に陥ってしまったみたい. さて,観光ポイントは,風情のない町並みに点在した”箱もの”と取って付けたような”蔵づくり系路地”だ. ”箱もの”は,一体何の関係があるのか美術館が多い. オルゴールも多い. ガラス工芸工房なんかも...ね. そこで体験させる. ”あ〜っ!わたしにもできた〜”ってね. どうでもいいようなグッズを売る. 和菓子もね. おばちゃん達が数十個単位で購入していく. そして近所に配るのだろう. ”これがおいしいのようっ”って. これらは家の道路沿いの壁のみ”蔵づくり”に改造(町おこしで強制的にさせられた)した路地に密集している. この路地は整備されている. 勿論,今までそこに有ったステキな桜並木等を全て伐採してね. 川端なんか,もう...柳を伐採して,コンクリブロックで固めて,絵なんか描いちゃったりしてね. でも...これだけじゃ...ってことで,グルメに着目. 美味しいお店を作り上げる. フレンチだったりすることも...あれっ?東京と何が違うんだ? 


01/05/03 ”山陰”

 ちょっと山陰のほうへ行ってきた. 非電化区は良い! 特に地味な山陰は最高! だけど松江の駅は...高架だった. で,夜,鉄板焼きのステーキハウスに入った. そこのシェフ(多分30歳台前半だと思うけど)と話した. この人,7年前にココ(松江)に東京から来たそうだ. どうもこの土地が合わないらしい. 糞味噌にけなしていた. 田舎者がお嫌いなご様子. だからか,この店には観光客しか来ないらしい.(おれもそうか)  田舎者はステーキと聞くと敬遠すると言っていた. お友達もいないらしい(笑). 同じ商店街の人達との交流は?...全く無いらしい. ぼくたちに,「若いのによくこんなところに来たね.ここは年寄りしか来ないよ」と言っていた. ちょっとこっちの年齢間違ってると思うけど(笑)...まぁ,確かにそうなのかもね. 面白かった. 「人」って面白い. で,見たことも無いくらい分厚いタンステーキをタダでくれた. ココ,美味かった. 島根牛の店. また来たいけど,もう行くこともないかな.


02/08/32 ”ボンネッター達の熱い日”

 32日とは...ぼくにとって,しばしの現実逃避. JR西日本企画の”黄昏のボンネット撮影会”なるツアーがあって,これの参加にぎりぎり間に合った. 金曜日,ボンネッターであるぼくは,ぎりぎりまで仕事して,逃げるように北陸の金沢へ. 金沢の少し先の小松駅で降りたとたん,もう一見それと判る”鉄”(鉄道ヲタク)がうようよ100人. だれもが何故かうすら笑いを浮かべてる. ご自慢のカメラ一式をこれ見よがしに広げてる者もいれば,だれが聞いても面白くない”鉄ネタ”を,これまた自慢げにしゃべり続けているご一行も. ”鉄”の半分は暑苦しいデブ. その7割はプヨプヨデブ. 残り3割は大入道. 彼らの特徴は,動きが鈍く,厚かましく,汗臭く,理屈っぽいが,指先だけはやたら器用で,自分は風呂に入らなくてもレンズだけは執拗にキレイにする. あの巨体が細かい作業をしている光景は,...う〜ん...とても異様. デブでない”鉄”の殆どは,スラックスに白シャツで,イジメにあっていそうなタイプの人間. デブも,そうでない方も,”鉄”は総じて皆暗め. この一行と一緒に,東金沢まで戻り,運転区に入った...小さな,しかし満足げなどよめきが...”ボン”(ボンネット)2編成と非貫通タイプ1編成が目の前に! ここからが,とても一般人には理解しがたい光景だろう. この日,快晴でもの凄く暑かった. 日陰など無い運転区の一角に約100人. 普段室内に隠りっきりなタイプの色白の連中が,炎天下,皆汗だくで救急車が必要なほど皆クラクラになりながら,ヘッドマーク替えては写真撮影. これを延々3時間繰り返しているのだ. ぼくも最後はもうフラフラ. 赤く日焼けして,目もうつろな状態に陥った. ぼくらマニアはまだまし. 付き添いで来ていると思われる奥さんや彼女,あるいはお子さん達は,皆リタイア. つき合っちゃいられんわ! ってカンジ. 車庫の裏側の日陰で,小さな女の子がひとり寂しく,ずぅ〜っとペットボトルをいじっている姿を目撃した. おとうさんは”ボン”に夢中で,もうかまってくれない...ヘタに中入っちゃあ,邪魔者扱いされちゃうしね. この日,”ボン”を目前にして炎天下,健康的に過ごした色白のボンネッター達は,それぞれ真っ赤に日焼けして,ご満悦状態で帰途に就いたのは言うまでもない.


02/10/20 ”工作船”

 あのデブの国の工作船は,80年ごろ北陸方面を荒らし回っていたという...おれもかなり危なかったみたいな. 北陸本線の485系撮りに行ったこと,何回かある. 勿論1人だし,海辺で昼寝もしたし... しかも腹の人一倍弱いおれは,その海辺の草むらで必ずぎゅるぎゅるっときて... そんなとき後ろから忍び寄ってきて袋被せられたら,セミより簡単に捕まってしまうだろう. くわばらくわばら. あのデブ絶対許し難し,だ. でも,よく考えてみると,他国に行き当たりばったりやってきて,拉致しても,その人物がどういう人物だか分からないわけで,つまり,全く役に立たないかもしれないし...あのインチキな工作船でも,動かせばそれなりにコストもかかるんだし...もしかしたら,予め調査して人物を選定していたとか...なんて考えたりもする. もしそうだとしたら,手助けした売国奴がいたりして... 分からないよ,事実は小説より何タラ...っていうし. そう考えると,おれが夕日を見ながら心おきなく野**している真後を,袋持った工作員がしかめっ面しながら通り過ぎて行ったのかもしれない...全ての工作船が蟹工船にならない限り,あのデブを信用してはならない.


03/05/08 ”出発進行”

 おれは運転したい! 電車の. おれのように思っているやつはたくさんいるだろう. ジャックしてでも... しかし,運転したい目的での航空機,船舶,バス等のジャックは出来ても,今だに電車をジャックするやつは現れていない. なぜか! お答えしよう...それは無理なのだ. なぜなら鉄ちゃんはダイヤどおり運転したいのだ. 数ミリの狂いも無く停車させたいのだ. 最高速度は更新したいが,評定速度は守りたいのだ. おっ,お客さんを乗せたいのだ...つまり,駅に停車してドアを開けてしまうので,すぐ捕まってしまい,ジャックは成り立たないのだ...なんと悲しいさだめか.


03/10/15 ”北海道ステーションビバーク”

 北海道は特別. いまさら言うまでもないけど. この大地は是非普通列車で廻ることをお勧めする. 観光地ではない,なんでもない地が実にいい. ちょっと前に行ってきた. 最北の町である稚内の2つ手前の駅,抜海駅(無人駅)でステーションビバーク(駅寝)した. 待ち合い室にシェラフ広げて,酒飲んだ. 外に出ると風の音だけ. だけど寝ると遠く潮騒が聞こえるんだ. こういう夜は最高だ. 北海道のてっぺんは宗谷岬. その背後に広がる宗谷丘陵は全然手付かずの自然. 何も無いのが最高だ. ここは車が無ければ入れない. 林道でりすを見た. サロベツ湿原からは海越しに利尻富士が見える. 他には何も無い. どうかいつまでも俗化しないでほしい.


04/05/04 ”越すに越せない山がある”

 奈良にて茶粥を喰った. 茶粥って言うだけあって,ほんとに茶の味しかしねぇ. つまり,飯にお茶かけた直後,そのことを忘れて酒呑んでいたらふやけてしまったごはん..みたいなもの. それが粥の分際で3000円だぁ?(怒)...前日,道頓堀でお好み焼き喰って焼きそば喰ってオム巻喰ったって3000円はいかねぇぜ(ビール代は除く). それが生駒越えたとたんこれだ. 似たような経験は梅田と京都でもあった. どうやら道頓堀や梅田の”庶民の風”は,京都−奈良ラインの山々を越えられずに,そこで上昇気流となり,大阪南東部(河内,西成等)に凝縮されて降り注ぐのではないか?


04/07/31 ”ザビエル”

 ザビエルに会ってきた. おれは白髪が多いことが気になりだしてたが,ザビエル見たらそんな考えが小さく思えた. よく日射病にもならず伝道にハゲめたもんだ... ごめんなさい,ザビエル(ノ_・。) とてもあなたのように大きな人間にはなれません. おれはちっぽけなやつだからな. そうだ,平戸の町のキリスト教の看板見て思ったことがある. 「全世界が平和でありますように」...これはいい.ただ祈るだけで本当にそうなると思っているのか,ちょっと本人に聞いてみたいところではあるが. しかし,これは頂けない..「ただ信ぜよ」...えっ? これじゃ絶対布教なんか無理. これはキリスト教ではなく,このキャッチコピーを考えたやつが悪い. これこそ,小市民をバカにしている. なんて思ってはみたものの,他の宗教?でも,お百度参りとか,霊山行脚とか,本気でやってるやつらもいるしな. あれだって,”ただ信じてる”だろ. 自分自身が修行や苦行することと,自身や場合によっては他者の幸せをイコールで結びつけるなんて矛盾を,矛盾でなくしてしまう信仰の深さ! その幸せを死後の世界に約束させてしまう大胆さ! そんなもんなのかもしれないな... ザビエルはどう思っているんだろう?


04/10/31 ”北海道は最高だ”

 おれの友達が,北海道で体温調節がおかしくなって,4℃の気温の中,半袖Tシャツになってしまった. それを音威子府の駅で女子高生に見られて,「きもい」と言われてしまったらしい.(笑) 結構落ち込んでるんで,おれも半袖Tシャツになって,「今から攻撃しに行こうぜ」ってことになって... アハハハ 気の合うやつと旅行すると面白い. 


 i-はこちらへ