☆女性エンジニア 2


06/04/07 ”不器用な人達”

 会社で夜中に気持ち良くう○こしてたら,守衛がやって来て電灯消していきやがった. こういう時って声が出ない. なぜか声出ない. 何かみじめな気持ち. 真っ暗なボックスで,「一体おれ,何してんだろう」って思った. ケイタイ取り出した. 明るい! 物凄く明るい. おかげで無事に一通りの事を済ませて,脱出することができた. ..脱出できたら,あの守衛の野郎,無性に腹が立ってきた. よく確かめもしない条件反射的な行動を,論理的に懲らしめてやりたいところだが,「こんな夜中にう○こなんかするな」とか言われちゃったらそれまでだな. 釈明の余地無し. ...確かに,どうもヘンな時間帯に出る. するべき時ではないな. 物事には必ず適切な頃合いというものがある. あるいはタイミング. これ,解っていないやつって,ものすごくダサい. おれは以前,友達とドライブ行って,超渋滞中のクルマの中でサンバ聞かされたことがある. 勿論,こいつの神経を疑った. おれが夜中にう○こするのは身体の感覚がずれちゃってるからだと思うが,超渋滞中にサンバかけちゃうやつは,脳の感覚がずれちゃってるからだろう. ...「ずれ」.. 最近,歓送迎会が多い. こういう場にも適切なシチュエーションとか場の雰囲気ってある. 最近,ある女の子が退職することになって,送迎会があって,最後の言葉のところで,その子が感極まって泣いちゃった. それを見た,れいの女性エンジニアであるおれの彼女(いいのか?)は,なんと,思いっきり笑ったらしい. 近くにいた男の子が,「**(彼女の名)さん,ここは笑うべきところではありませんよ」とたしなめたそうだ... またやっちまった..┐('〜`;)┌.. これじゃあまた人格を疑われちまう. 彼女は言った..「だって泣いちゃったんだよ. かわいいじゃない」... おまえ,頭のネジが弛んでるのか,そうでなければ脳に縦に1本キズがあるのかのどちらかだろう... この場合,感覚のずれというよりは,表現そのものが間違っているとでもいうべきか??? 


06/04/15 ”千代田さん”

 おれが今まで長いこと(5年以上)『千代田さん』だと思っていたおれの会社の人が,実は千代田さんではないことが昨日判った. ...くそぅ! にわとり(女性エンジニアでおれの彼女)のせいだ... ..おれとにわとりは毎朝駅で待ち合わせて,社員の巣窟の中,仲良く出社する. おれにはそういうの,ちょっと抵抗あったが,にわとりには全く抵抗無いんだからしょうがない. その辺,おれは完全ににわとりの支配下にある. で,大体同じ時間に,いつもおれたちの前を歩いている同じ会社の『その人』がいる. おれたちはなぜか歩く速度がかなり速いので,おれたちは途中で『その人』に,追いつき,捉えて,抜き去り,引き離す. それが毎日の日課のようになっていた. だから『その人』がいない時なんか,ちょっと心配したり,色々な妄想するようになっていった...(記載色 緑色:おれピンク:にわとり): 「今日はどうしたんだろう,休みかなぁ」←(勝手に気になっている) 「出張じゃないの? 大阪方面に」←(もう完全に妄想モード! しかも大阪方面とか具体的な事言ってるし) 「昨日も遅かったし,半休じゃねぇか?」←(昨日遅かったなんて知らないのに) 「きっと肝臓が悪いんだよ」←(すげぇ!ほんとか?) 「全く連絡してほしいよな」←(何でだよ) 「千代田さんも忙しいからね」←これっ! ここらへんから『千代田さん』って命名された..にわとりに. その後はもうあっという間に固定され,おれも完全に『千代田さん』だと信じきっていた. 「千代田さん,今日やたら歩くの速くない?」←(勝手に気になっている) 「相対的にな」←(分析している) 「私達が遅いってこと?」←(そのとおり) 「そう.ここはカメの道(おれはココで昔カメを拾ったことがある)だから」←(分析結果) 「だめだ!もっと速く歩け」←(負けず嫌い) 「おれにはできない.もうだめだ.千代田さんは任せた」←(何を?) 「後ろ向きなことは言うな!」←(この言葉おれたちの中でブレイク中)..みたいな.. そのうち「千代田さん」がもはや他人とは思えなくなっていき,いつからか追い抜きざまに「おはようございます」と振り返りながら挨拶するようになった. ...で,昨日,会社内でその『千代田』さんに遭遇した. そして「千代田さん」がおれに話し掛けてきた...(記載色:黄色:千代田さん 「彼女,料理とかできるの?」 「...できますよ.上手いっす..」..おれ,何でざっくばらんに応えてんだろ? 初めて会話したのに. もう違和感なんて全くない. 昔からの知り合い,否,信頼できる先輩,否,肝臓を煩いボロボロになった企業戦士って設定か? 「千代田さんは出張多いんすか?」 「...千代田? ..ナニソレ?」 ...ガビーン \(@0@)/ ってなわけ. いつしか妄想と現実が錯綜していたわけだ. でも... でも,おれ,もう後戻りできない. 『千代田さん』には『千代田さん』でいて頂くしかない. つまり,今後も言い続けることで,自分は『千代田』である,と認識して頂くしか....(強気)


07/09/16 ”おれ×3=にわとり”ー

 にわとり(れいのおれの彼女?)が,とうとう管理職に昇格するおそれ(失礼)がでてきた. 「まぁ会社の体裁だろ. 女の管理職がいない田舎の会社って思われたくないんだろ」なんて,相変わらず生意気なことをほざくにわとりだが,元々は野心家なので良かったと思う. 「技術屋が金勘定しだして技術屋がいなくなった」と嘆いていたにわとりが,今度は自分自身が金勘定しなくてはならない. でもまぁ,全く心配無いと思う. なにしろ,3日でマージャンを覚えた. 2日目で雀荘へ出向き,3日目で負けて悔しがった. そしてマージャン歴20年の大先輩に対して「打ち方が遅い」と文句を言い,追い出そうとしたようなやつだ. その気になれば,何だってあっという間にできるようになる. 負けず嫌いの優等生気質に独善的だが正義感がほとばしり,圧倒的な破壊力を備えたにわとりに,もはや遮るものはないのだ. 元々研究所にいたが,上長との軋轢でこれまでやったことのない分野の部署に移動させられた. しかしここでも1年後に物議を醸し再度移動. このときはその部署のある男性技術者を追いかけて締め上げた. その人は唇が震えていたらしい.(目撃者談) このときにわとりは「勝った」と思ったそうだ. このように至る所でエンジニア魂を貫き通している. これからもまい進し続けてほしいものだ. 若いエンジニアの信者も大勢いることだしね.. ところで,自分の抜けた後釜に,おれと,どちらかといえば運の悪いおれの友達と,ちょっと頭のおかしい開発部(元研究所)のやつの計3名を推薦したそうだ.. えっ?.. ..トレード..1対3 かよ! おれって,にわとりの1/3なわけ? アハハハ ..参った \(@0@)/


08/5/11 ”緊急24時間メールとうつ病の現代”

 休みなんてあっというま. 初っ端からもう全開. 休みも出てきたとか誇らし気に(なんでだ???)言ってるし. みんな仕事好きみたいだな. おれ,嫌いだけど. ..れいのおれの彼女のにわとり(ココ参照),超スーパー女性エンジニアだったが,4月から管理者に昇格した. これもこの会社では女性初らしい. これまでのエンジニア時代,独自の発想と,独善的な正義感と,抜群な破壊力で,数々の世直し(違った)成果をあげてきた彼女だが,今,ちょっと戸惑っている感がある. どうも周りの発する言葉がよく分からないらしい. 異国にいるような感じ. 横文字+戦略という言葉が飛び交っているようだ. 昨日も「私はファブ戦略だ」とか,うわ言のように言ってたが,どうも意味はよく解っていないらしい. それでも「**(工場)を救ってください」とか言われれば,持ち前の正義感が沸々と湧いてくるようで,どうやらこの仕事,まんざらでもないらしい. ..そんな彼女,今困っていることが2つある. 1つは,24時間メール. つまりこういうことだ..よく働く若者は夜遅くまで仕事する. つまりメールのやり取りが深夜まで続く. 素早い対応がモットー?な彼女はそれに付き合うわけで,家に帰ってもPCから目が離せない. それが深夜1時ごろようやく収まる. ところがだ,その2時間後,つまり3時ごろには,またメールが慌ただしくなる. つまり,その頃にはもう年寄り連中が起きだしてくるというのだ. 「いい加減にしろ!」って感じで,さすがにもうPCメール家で見るのやめたみたいだが.. もう1つは,グループ内にいるうつ病の子と,その周囲の問題. うつ病の子,なかなか出社できないらしい. 週に1,2回. しかも薬の副作用で朝起きれない. その問題も大きいが,それよりも,うつ病の子に対する周囲の励まし方を気にしているようだ. 「がんばれ...」,「やればできる..」,「もっとスキル上げて..」,「おれも若い頃は..だが奮起して..」.. にわとりはおれに言った(以下,ピンク:にわとり緑:おれ) 「なんで男の人って,自分の過去を美化して自慢するの?」 「今がダメだからだろ..男の人って言うな」 「でもあれじゃあ余計悪くなるよ」 「おれも昔はよぅ..」 「ほんっとみんな頭悪いっ!」 ..で,うつ病の子と面接したそうだ.(以下,ピンク:にわとり黄:うつ病の子) 「みなさんのお役に立てるようにもっと勉強してスキル上げて」 「えーっ,だーれも勉強なんかしてないよー」 「でもスキル上げないと..」 「きみはスキルで仕事するの? 変わってんね」 「前の会社にもうつ病の人がいて..ぼくはそういうふうに思われたくない」 「へーっ,解った. 君自身がその人のことをそういうふうに思っていたってことだ. だから君は..」 「あっ,そうかもしれません」 「君は病み上がりの人に重い荷物を持たせるのか?」 「偏見は自分の中にある..」 「言わせておけばいい. そいつが色々な意味で損をする」 「視野が狭すぎる. きみは仕事や自分の人生についてもっと深く考えろ」 「起きれたら,その時だけはがんばって来てみな. そう決めてみな」 「その他はがんばらなくてよい」...



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