1.車両編成 年代と基本車種
電車1編成の構成は,基本的には2両1組の動力車(モータ搭載車で1両にパンタグラフが
付いている)と非動力車=付随車で成り立っている.先頭車にはモータ付きもあれば,そうで
ないものもある.
1編成の1例を以下に示す.この編成は”白鳥”に使用されていた,京都総合運転所(キ
ト)A編成と呼ばれていたものである.
上図は,動力車:M,及び付随車:Tで,6M3T編成である.Mの占める割合が多いほど
パワーが大きい.485系の最短編成は,2M2Tの4両編成(先頭車:Tcが2両)である
ことが分かる.この場合,上図の6M3Tよりもパワーが小さく,特に山岳路線ではスピード
が出せなくなることが分かると思う.なお,分割運転の必要性から,先頭車を動力車に改造し
クモハとなり,2M1Tの3両編成にした485系異種車も若干存在する.
9編成中6編成が両端ボンネットで100番台であった( A01, 04, 05, 07, 08, 09 ).