◆ 旧 車 編 ◆
カイシャ帰りに本屋で立ち読み。
今月のCarMagazine誌。
200万円の使い道を誤ってみるとかなんとかいう企画。
旧車の紹介がいろいろ。
その中で、
アメリカで買って日本に船便で送られる赤いカニ目の写真に釘付け!!
あっちゃー!!
実は今までカニ目にはぜんっぜん興味がなかったのだ。
ブッサイクなクルマ、
としか思えんかったのだ。
みんながもてはやすのは、
一部のエンスーが崇拝してるからだろ、
と思っておったのだ。
MGなんたらってクルマの方が断然きれいでオシャレじゃん、
と思っていたわけだ。
けど、
その写真一枚で、
もう、
だめ。
あの小ささ、
曲面で構成された真っ赤なボディ、
雑誌のちっちゃな写真なのに、
吸い込まれそうになるではないか。
欲し・・・、
と、
そこまでで思いとどまる。
だめだ。
筑波で見たコスモスポーツをはじめ、
子供の頃からの憧れのクルマなんて、
枚挙に暇がない。
所有してる人がうらやましくて仕方がないし、
そのどれか一つでも所有できれば、
どれほど嬉しいことだろう。
でも、
だめだ。
かっこよかったのは、
クルマだけじゃなくって、
そのクルマと30年間過ごしてきたという、
ライフスタイルというか、
そういうものなのであるから。
ということは?
そう、
ということは、
リンゴと30年ほど連れ添ってみれば、
今の我々と同じような考えを持った、
30年後の若者達(今はまだ小学生だったりするのかな)から、
穴の開くほど見つめられ、
一緒に記念の写真を撮られたりするリンゴとその仲間(スタ子やスタオやあずきちゃんもいるかも)の姿が見られるのだろうか。
でもって、
羨望の眼差しで見られ、
恐る恐る声をかけられる自分達の姿があるのだろうか。
それも、
いいねぇ。
ってゆーか、
それの方がいいねぇ。
カニ目はカニ目と若い頃を過ごしてこれた人が乗ればいい。
コスモスポーツは、
貯金をつぎ込んで新車で買った人が乗ればいい。
わたしは、
リンゴで、
30年後、
筑波を走るよ。
“あの頃のクルマって、
素敵ですよね〜”っていう、
ヘンテコリンな女の子の羨望の眼差しなどを浴びながら、
ね。
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