★☆★ 「スタ子」インプレッション ☆★☆
〜 PartT「NOPRO編」 〜
スタ子に足廻りが仮づけされて、ガレージから出てきた。「おーっ!車高が低い、レーシーだ!」
悔しいことに原組の中では一番車高が低くてかっこいい。でもって、ちょっとだけ運転させてもらったんだけど、
『何か変???』
ていうか、無茶苦茶この車おかしい。ステアリングのセンターが大きく狂っている。真っ直ぐ走るためには中心
より左に約34°傾けないと真っ直ぐ走らない。つまり、ステアリングを真っ直ぐにして走り出すと思いっきり
右側へ進んでしまう状態だったのだ。
過去にも多少センターが狂ったのに乗ったことはあるけれど、こんな無茶苦茶なのは始めてで、運転中も終始ス
テアリングというか前輪がどっちに向いてるかを探りながらじゃないと走れなかった。
『インプレどころじゃない!』
足廻りを仮づけしただけだから、アライメントや何やらで狂ったのかな?と思いきや、組長曰く「普段からこう
だから慣れちゃって何ともないよ!」とのこと。
『あーた。おかしいよ。その感覚!!』
で、一応感想なんだけど、スピードを抑制することを目的とした段差がある道路を走ったんだけど、50q位ま
でのスピードだとやっぱり多少はごつごつして、エスケレートの中で体が上下に揺すられる(それでも純正Sス
ペよりは遙かにマイルド)。まるで頬から耳まで電気あんまでブルブルされたような振動で、くすぐったい感じ
だったんだけど、速度が上がるに連れて、全く同じ路面なのに揺すられ感がピタッと止まる。
タタタタタ……。
全然堅さを感じることなく、それでいてひとつひとつの段差をしなやかに且つ確実にいなしてくれている。
『いいじゃん。コレッ!!』
〜 PartU「筑波山編」 〜
中1日で筑波山に走りに行くことに。
皆様もご存じの通り、私は峠でインプレできるほどのテクもスピードも持ち合わせていません。なんといっても
DEBUッチと一緒に走り出すと、コーナー2つで「なすび」のテールが見えなくなってしまう程遅いのだから。
ヌケヌケショックのJリミ君(最近はカレーうどんとか、黄レンジャーとか呼ばれているが・・・…)で走るともう
怖くて怖くて全くアクセルが踏めません。
しかし、スタ子を試しに走らせたら不思議なことが起きていた。
『まず、ブレーキが良い!』
効きの良さもさることながら最初の踏み始めからきちんと制動してくれて、後は踏んだまま微妙に調整ができる。
とても安心してブレーキが踏めた。因みに、自分の車のパットはマツスピで今までに不満に思ったことなどなか
ったのだが、後で乗ってみるとストロークの奥の方まで踏み込まないときっちり効いてくれないし、そもそも制
動力も?に感じるほどだった。
『そして、気がつくとタイヤが鳴いている!』
これは、へたっぴパパりんとしては快挙に近い。普段は怖くてそんなにアクセル踏めないから。
メーターをみると、同じコーナーなのにいつもより5q〜10q程度スピードがでている。でも、恐怖感がなく
もしこの車が自分のものだったらもう少しアクセルが踏めそうだ。
さらに、微妙に(あくまで微妙にだけど)テールが流れても、アクセルを離さずにそのまま踏んでいける。
これも、へたっぴパパりんとしては奇跡に近い。普段はやっぱり怖くてアクセル踏めないから。
1往復して、思わず「もう1本行ってもいい?」と組長に了解を取り走り続けてしまうほどだった。
足か堅いとか柔らかいとか、減衰力がどうのこうのといった、専門的な言葉では表せないけれど、とにかく乗り
易いし、安心して走れる良い足廻りだと思いました。
〜 PartV「東関道編」 〜
試し乗り、ワインディングに続いては高速道路です。
シルバーのハードトップをつけたスタ子改め「ハゲ子」別名「ツル子」で、組長にNOPROから成田に送って
もらう。最初は組長の運転でパパりんは当然のごとく助手席に鎮座していた。
《注:ラグナブルーにシルバーのHTは頭が“ハゲおやじ”のようだった……。》
助手席に人が乗っているからなのか?普段とは違う(と思われる)けっこうのんびりしたペースで(とは言って
も120q〜140q)で横横から首都高を経由し湾岸線をルートとをたどっていた。
この前DEBUッチが「なすび=NB2)に乗り換え、そのしなやかさとやさしい乗り心地に感激していたパパ
りんだが、アラゴスタ改も負けず劣らず乗り心地がいい。
きつい段差があるときは、それなりのショックを感じるけど、一発でピタッと収まるので不快感は全く感じない。
NB2と比較をすると当然バネレートや減衰力のレートが異なるので、NB2ほどの優しさはないが、いわゆる
後付の足廻りを知る人にとっては乗り心地も良いと思うのではないだろうか。
湾岸線も大井にさしかかる頃になって、自分も運転してみたくなってきた。習志野のPAでトイレタイムをとり
ドライバー交代。
パパりんのJリミUと比べると、走行距離からくるボディーの“やれ”もあるのかもしれないが、車ががっしり
とした感じがする。もちろん足廻りの良さからくる安定感からそう感じたんだと思う。
メーターを見ずにあくまでいつもと同じ感じでアクセルを踏んでいくと、筑波山で起きたのと同じ様な現象が現
れ始めた。いつもは140qくらいで怖々走っている湾岸千葉あたりのコーナーが緩いRに感じる。メーターも
気がつくと150qちょっとになっていた。ぜ〜んぜん怖くない。
組長の言葉を借りると「スタ子が大きくなったみたい」言い得て妙。ホントにそんな感じがした。
もちろんそのスピード領域でも4輪がきちんと接地している感じもあるし、乗り心地もGood!!
直線が続くルートに入ると助手席から、
『ほ〜ら、メーター振り切っちゃうでしょ!』
実際は振り切ったわけではない、指してる速度も160q+α位かなぁ?しかし、自分の感覚としてはそんなに
だしているつもりはない。自分の車の140〜150q位の感覚だし、運転が楽で疲れない。
『ひさちゃんSP 恐るべし!この足欲しい!』
そんなこんなで、成田に着き、行きつけのディーラーの試乗コースを軽く1往復してみた。やっぱりいい感じ。
オーナーを無視?して独り楽しんでしまった。ハハハハ。
こんなところでパパりんのインプレは終わりです。
最後に、高速運転しているときに、車のことを誉めると助手席の組長がことある事に「ピースサイン」をする。
そのうち片手では足りなくなって両手でピースの大盤振る舞い。
『大失敗!! ちょっと誉めすぎたかもしれない!!』
もどる