NB2(なすび君)インプレッション???

久 保 健 史




 今回,何故あんなにもかわいがっていたアズキちゃん(NA8C VRリミテッド コンビネーションA)からNB2(なすび君)に乗り換えたかというと、聞くも涙、語るも涙の悲しい出来事があったからなのです。


 あれは忘れもしない2000年5月24日のお昼頃、私は営業の仕事をしており、車を停めている営業所から10Kmほど離れた場所にいました。
すると、空がだんだんと暗くなり、しまいにはライトをつけなくては走れないくらいになりました。こりゃアニメとかなら稲妻が走って悪いやつでも出てくるよなーなんてオバカなことをかんがえていたら突然、超でっかい雨粒が営業車のフロントガラスをたたきだしたのです。この瞬間いやな思いが脳裏をよぎりました。
私の車を停めている駐車場はそのあたりで一番土地が低く、しかもドブ川が流れていて、大量の雨が降るとすぐに氾濫して、駐車場が水浸しになってしまうことを思い出したのです。ま、今日停めた場所はその中でも比較的高い場所だから大丈夫だろうと思っていたら、携帯に電話がかかってきました。
「久保さん、車がとんでもないことになってます!!早く戻ってきてください」
 しかし、お客と約束していたため、戻りが夕方になってしまいました。そして、駐車場には変わり果てたアズキちゃんの姿が・・・。

 アズキちゃんはシートの座面まで泥水につかり、しかもみかんくらいの大きな雹が10分間にもわたって降り続いた為、右ドア以外はボッコボコ、幌のスクリーンは木っ端微塵になってしまっていました。 エンジンは奇跡的に無事でしたが、コンピュータがいかれてしまっていました。
その後も修理に10万円ほどかけましたが、あまりにヒドイ為に友人にあげちゃいました。





 そしてNB2、なすび君です。仕様は
グレードRS
ミッションもちろん6MT!!
サプリームブルー
オプション




ABS(これは現代のクルマなら当然)
キーレス&BOSE(軟弱って言わないで)
エアロボード(このグレードはOPT)
クリアレンズ(結構かっこいい)
シフトプレートチタン調
 まず走った印象。NAから乗り換えの為、ボディー剛性が格段にアップしていて、いままでは足がばたついていたところもタンタンと軽くいなしてしまう。このボディーと足はすごい!!
エンジンは、NB1に比べてもスムーズに吹けあがり、やっと現代の水準になったかな?という感じ。
燃費も若干だけど向上(0.6くらい)、でもハイオク仕様だからね。
ミッションも特に問題なし。

 まー、街中ではこれといった欠点も見られず、とてもおりこうさんなナスビ君、ワインディングでもかなりいい感じでした。
渡○くんの10リミと比較してみると、エンジンはNB2のほうがかなり良い!!
ベスモなどのビデオで見たときはNB1のほうが速そうだったけど、HKSのスーパーパワーフローがついているだけであとはノーマルの彼の10リミと一緒に加速すると、すぐに追いついてしまいアクセルを緩めなければならないほど(ぴよちゃん、くやしいだろ)。
ちなみに渡○10リミは以前パワーチェックをしており、144馬力出ていたクルマ。なので、160馬力に近い数字は出ていると思う。
それ以上にちがうのがフィーリング。
"モーターのような軽い音とともに吹けあがる"(渡○談)。

 しかしここにきて欠点もみられました。

まずタイヤ。
なんでスポーツグレードにレグノ系のトランザなんか履いてるの?
45のくせにグニャグニャたわむからワンテンポ早く操舵しないとうまくライントレースできない。だって185−60−14よりたわむんだよ(怒)きっと通過騒音とかハイドロプレーニングとかの規制や、16インチ化に伴うボディーへの入力とかを気にしてのチョイスだと思うんだけど、それなら15インチのミシュランのほうがよっぽど良い(いいな、ぴよちゃん)。走りに行くときは絶対15インチでしょう。


ちょっと重い。
S2000どころかMR−Sにも剛性で差をつけられたので頑張ったのはわかりますが、ABSまでついたナスビ君は1080kgと、ライトウエイトとはちょっと言えなくなっちゃったかな?と思う。走っていてもあまり感じないいんだけど…。やっぱり10年前の古いシャーシじゃこれが限界かな?


 ちなみに走りですが、ほとんどテールが流れない。どちらかというと弱アンダーでした。セッティングとかを見たらオーバーかなとおもってたんだけど、これでウエットでも安心かな?



 これからはサーキットとかにも行きますので、そのときはまたインプレッションをおくります。








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