“萩日記”




2002年6月1日(土)
「脱走」

 いつものように萩ちんのトイレを日に干していた時の出来事。
「にゃあ、にゃあ」と鳴くので、”おしっこがしたいのかな?”と思い、ベランダの室外機の上に干してあったトイレの上に萩を乗せました。
私がちょっと洗濯物の方に気を取られていると・・・・。

「い、いない!」

慌てて探すと、壁をくぐって隣りのベランダに脱走中ではないですか?!
急いで最後の尻尾を引っ張って連れ戻そうとしたが、時既に遅し!!!

萩はもうとなりのベランダに行ってしまいました。

「いやぁ〜ん、どうしよう?」

ひ「萩ちん、萩ちん!」

必死に呼びかけても見向きもせずに、お隣さんのベランダの揺れる植木で遊んでいる。

そ、そーだ、いつもの玩具で・・・・。

と、部屋からいつも萩が遊ぶ玩具で誘うが、チラッと見ただけで来る気配もない。
それどころかベランダに転がる葉っぱを追いかけて、そのまた隣りのベランダに行く勢い!
お隣りさんのベランダを歩きまわって、家の中まで覗いている。

これは、まずい!
必死に呼び戻そうとするが、やはり来る訳がない。

ひ「萩ちん!もう、かわいくないんだからぁ〜!!!」

すると、お隣りさんが家族揃って萩を見にベランダに。

ま、まずい?

ひ「すみません、脱走してしまって・・・・」
隣「あら、かわいい、家の子、猫ちゃん大好きなんですよぉ」
ひ「はぁ・・・。」
子「なんで、きたのぉ?」
隣・母「お隣りさんから来たのよ」
隣「何て猫ですか?」
ひ「アメショーです」
隣「反対側のお隣りさんも、黒いアメショーを飼っていてねぇ。
  小さい頃は良く家のベランダに遊びに来てたのよ。
  しかも、下からじゃなくて上に飛び乗って柵を歩いてねぇ」
ひ「上からですかぁ?恐ろしい・・・・」(なぜなら、ここは15階)
隣「また、遊びに来てね」
ひ「本当にすみませんでした」

と、萩を抱っこしてベランダ越しに渡してもらう。
萩は、キョトンともっと遊びたそうな顔をしている。
人見知りする事もなく、子供に触られても全然平気。
それどころか「どーだ!」って顔してるではないですか!

ひ「まったく、駄目でしょう!呼んだらいつもみたく戻ってらっしゃい」

不満そうな萩の顔。
と、言うより初めての地で興奮気味?
ふぅ・・・。
お隣りさんだけで良かったぁ。

が、反省する様子どころか味をしめたらしく、隙あらばと脱走を試みる。
しばらくは、注意しなければ・・・。

その後は、真っ黒になった足をゴシゴシ洗うのであった。

ひ「まったくさっき、お風呂に入れたばっかりだったのにぃ!」

寿命の縮まる出来事でした。
焦ったぁ〜・・・。




 
 
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