「萩の寝正月」2003年1月8日(水)
新年早々、風邪を引いてしまった。
飼い主である私がである。
連日38℃以上の高熱が上がったり下がったりのエレベーター状態である。
自己最高ベスト39℃2分という記録も出してしてしまった!
す、すごい!
もう、こうなると体がフラフラして意識が朦朧として、なんだか愉快だ・・・。
が、しかし。
萩ちんは、今日も元気だ。
年末年始なんてまったく関係ない。
毎朝、「にゃあー」と伸びをしながら「おはようベイベー、今日もイケテルかい?」と頭突きをかましながら挨拶にやって来る。
「イケテないっつーの!風邪引いて寝てるっつーの!」
と、声にならないウメキで対応してみる。
それでも、萩ちんは今日も元気いっぱい満面の笑みと共に挨拶にやってくる。
「へい、ベイベー!今日はこの、イカシタカエル君の玩具で遊ぼーぜぇ!」
遠くから「にゃ、にゃ、にゃ」と、かわゆい甘い誘惑の鳴き声がする。
「あぁ、その声にこたえられないのよ萩ちん」
およよと泣き崩れる私を余所に、萩ちんはひたすら元気!
元気、元気、元気、コルト?!(今だけネタ?)
「あー・・・うー・・・、て・・め・・ぇ・・・」人の上に乗るな、跳ねるなっつーの!!!
そして余計な事に、蛍光灯に付いている猫バスの延長コードで電機を付けたり消したりを覚えてしまった。
ドタバタと軽やかに飛び跳ねては、華麗に電気の付け消しをする萩ちん。
家の猫って天才かも?!ドアもジャンプで開けるし!
と、高熱にうなされながらも親馬鹿ぶりは健在である。
しかしこの後、あんなに恐ろしい悲劇が萩ちんを待ちうけていたであろーとは、この時誰も知るよしはなかったのである。
事件が起きたのは、次の日の朝。
私は熱のせいか定期的に目が覚めてしまう。
7時頃だったかな?
萩ちんが、お水を飲んでトコトコと戻って来た。
すると、昨日覚えた事を思い出し猫バスを見上げて・・・華麗なジャンプ!
そこで、萩ちんの悲劇が!!!
猫バスがあるのは残酷な事に、夫ちんの寝ている真上。
そう、もちろん着地は夫ちんのお腹へ・・・萩ちんのダイナマイトボディーでドスンと直撃。
そこで怒った夫ちん、怒りの鉄拳が萩ちんを一撃。
萩ちんは撃沈と相成りました・・・。
せっかく覚えたのにねぇ。
よちよち。
そんな中でも、普段の様子と違うと思ったのかいつもよりも優しく頭をナデナデしてくれる。
あぁ、親馬鹿・・・。
私の枕元にずっといて頭にしがみ付いて一緒に寝るのであった。
しかし、私は眠れない。
なぜだ?
高熱のせいか、ちょっとハイぎみ?
熱の割に、いくら水分を取っても汗をかかずに尿で出てしまう。
だから、トイレの回数も増える。
その度に、萩ちんは・・・起きない。
時には起きるけど、そのままひたすら気持ち良さそうに眠っている。
羨ましいやっちゃ。
お腹が空くと「ベイベー、おれ(斜め上がりぎみ発音)の餌はまだかい?」
と、頭突きをかましながら催促しにやって来る。
そして私が眠れなくても頭に中で、ゴロゴロと喉を鳴らし寝るのである。
猫に人間の風邪って移らないのかしら?と思うくらいの密着度である(いまだかつて、私にこんなにも密着した生き物はいないであろう)。。
こうして、平穏無事に萩の寝正月は終わるのであった。
飼い主の風邪はまだ治らないのに・・・・(こんなの書いてる場合じゃないのに?!)。
今年も愛くるしい萩ちん共々、宜しくお願い致します。
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