“萩日記”




2002年10月10日(木)

「おにゅーなリュック」

 気持ちのいい秋晴れ!
萩も外をずっと眺めている。
なので、夕方近くから萩とお散歩する事にしました。

戸締まりをして、いつもの萩鞄に萩を入れて「しゅっぱつ!」

萩もワクワク、私もウキウキ?!
テクテクとあてもなく、一つ先の駅方面に歩いて行く。
萩も鞄から顔を出し、キョロキョロ辺りを見渡す。
途中にいつも覗くペットショップ「ジュリア」があるので、今日も萩とお邪魔してみる。
すると・・・・。
ペット用リュック発見?!
萩も体重が増え、片方の肩にかける鞄では重くなってきていたのです。
なので、日頃から萩ちん用にリュックを探していたのであった。
でも、なかなか「これっ!」ってのがなくて、ゴツかったり、しょい居心地悪かったり、ダサかったり・・・。
で、今回はなかなか良さげでないの?!
お店の人も親切にアドバイスくれて「よし、これに決定!」と、いきなり衝動買い。
5、800円也!必要経費だよね?

早速、萩ちんを入れてしょってみる。
ふむ、なかなかいい感じ?
けど、ちょっとゴソゴソなのか私が歩く度に萩がゴトゴトする感じ?
う〜ん、萩を入れるとやはり重い。
底の面がしっかりしているので、背中に当たると痛いかなぁ?!
ちょっと改良の余地ありかも?!



今福鶴見から大阪駅行きバスに乗り込み京橋下車。
フラフラ歩いて、またまたペットショップを見学。
萩ちんにも、鳥やハムちゃんなどを見せてみる。
ガラス越しの犬や猫にはあまり反応なかったなぁ。
ハムちゃんも「?」って感じかな?!
鳥だけは反応あるねぇ。
目がまん丸で、フルフルと大人しく釘付けになっていました。
九官鳥はさすがに突付かれそうなので、近づけなかったけどぉ。
家で鳥とか飼ってたら1日中見ているのだろーか?!
危ないねぇ・・・・。

再びフラフラと歩いていると、何やら萩ちんが「にゃおにゃお」と騒がしい。
と、しばらくして・・・なにやら臭いかも?
も、もしかして!!!と、中を覗くと・・・あぁ・・・やはり・・・。

「く、くちゃーい!!!」

うんちしちゃったのであった。
うぅ・・・おにゅーなリュックがぁ。
萩ちんも「にゃおにゃお」と「ウンチ出るぅー!」と訴えていたのにぃ?!
さぞ、我慢して辛かった事でしょう・・・可哀想な事をした。
いつもはちゃんと萩荷物を一式持って出るのに、短時間だから大丈夫かと甘くみていた私がいけない。

「萩ちん、ごめんよぉ〜」



速攻で、薬局に駆け込み”ミューズ”のウェットティッシュを買う。
萩を外に出して、京橋駅近くの隅っこで”うんち処理”をしていると・・・・。
萩を見て通りかかりに「かわいー!」と黄色い声が多々。
しかし、私ってばかなり怪しい人なんだろうなぁ・・・・。

「うぅ、しっぽについちゃったぁー!」

ゴシゴシと何度も丁寧に拭く。
と、そこにカップル(夫婦?)が立ち止まり、
女「かわいいですねぇ、アメショーですか?家にも二匹いるんですよぉ」と声をかけてきた。

私の心の声「うぅ、今はそっとしておいて欲しいかもぉ?!」と思う私であった。

女「触ってもいいですか?」というので、「今、うんちしちゃったんですけど・・・」というけど平気そう。
女「かわいいなぁ、こんな色のアメショーもいるんですねぇ?!写真撮ってもいいですか?」と。
私「いいですよ」と言うとデジカメを出して構えるが、萩がカメラを向かない。
私が萩の気をカメラの方へ向けて撮る。
女「ありがとうございました」と丁寧にお辞儀をして去って行った。

「なんだったんだろう?」と思いながらも、再び現実に戻った私は”うんち処理”にかかるのであった。

すると、また後ろから視線が・・・・。
振り向くと、これから東京出張に向かう途中の夫ちゃんに発見されてしまった!
京橋に萩と来ているとメールで伝えたけど・・・。
こんなトコで見つかるなんて、なんたる偶然!

夫ちゃん曰く「後ろ姿が寂しそうだった」と・・・・。

そ、そりゃあ、寂しいっちゅーか、悲しいっちゅーか、情けないっちゅーか?!
けど、私の落ち度だから仕方ないのであった。
とりあえず無事に処理を終えて、思いがけず会えた夫ちゃんを萩と二人で改札までお見送りしたのであった。
そして私と萩は、地下鉄に乗り込み家路へと。



家に着くなり萩をお風呂に入れて、鞄を洗って干して除菌して、自分もお風呂に入って終了。
はぁ〜・・・ちかれた。
なんか、脱力感とうんち騒動で食欲もない。
今回は、萩ちんに可哀想な事をしてしまった。
いっつも、トイレは事前に知らせてくれるいい子なのに、私が気づいてあげられなかった。

「うぅ・・・ごめんよぉ、萩ちん」

トラウマにならなきゃいいけどぉ・・・・。

こうして買った日から二日経った今も、おにゅーのリュックはベランダで何度も除菌され干しっぱなしになっているのであった。
おにゅーだったのにぃ・・・・。
次に日の目を見るのは、いつの事やら?!
トホホな一日でした。



 
 
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