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ちょっぴり復活.....


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「インビジブル2」

  アメリカではビデオ映画じゃないの。内容もそれに見合う最低の代物。それを大作が出揃う年末に劇場公開しようというんだから大したものだ。大体にしてクリスチャン・スレーター主演というだけでB級の香りがプンプンだ。いつからかB級アクション俳優へと転落しちゃった彼。昔の栄光はどこへ?

★★★

「エラゴン 遺志を継ぐ者」

  期待過剰は禁物です。まったく捻りのない浅いファンタジー・アドベンチャー。まあそれは良しとしましょう、世界観好きだし。気に入らないのはなんでこんなに展開急ぐの?って感じ。とにかく物語上見せ場なはずのシーン演出のあっさりしていること!ルーカスが大絶賛しているという特殊効果畑の新人監督は思った以上の大器ではなかったっぽい。特殊効果に精通し、優れていたとしても、優れたストーリーテラーではなかったってことが完全露呈。前3部作。残り2作の行方はいかに?

★★

「スキャナー・ダークリー」

  SF作家フィリップ・K・ディック原作ものの中では、今作はかなり原作に忠実に作られているとか。そのせいかどうかはわからないど、難解とはまた違ったとっつきにくさがあり、全然入り込めなった。残念。デジタル・ペインティング手法を用いた半アニメな質感はすごくいいんだけどね・・・。

★★★★

「007/カジノ・ロワイヤル」

  祝!ピアース・ブロスナン降板!コイツのおかげで007からかなり心が離れてました。それにしても新ボンドのダニエル・クレイグがいい!最高!粗野で冷静さに欠く若きボンドにピッタリ。身のこなしも軽やかでキレのいいアクションは若返ったからこそ出来ること。とにかく生まれ変わった007大歓迎!

★★★

「ソウ3」

  相変わらずです。これで客入るんだからしょうがない。でもショッキング・シーンで客引いてるワケでしょう?高尚なテーマは後付けでしょう?このシリーズのせいでそんな中身のないホラー増えてるんだよね・・・。

★★★

「プラダを着た悪魔」

  アン・ハザウェイがどんな服を着ようがダサイということに説得力ゼロ。彼女は魅力的過ぎるのが欠点かもね。最後も結局予想通り。救いは、表情で語れる数少ない本物の女優メリル・ストリープだ。映画の質を軽くワンランク上げてしまうからさすがと言うより他はない。

★★

「氷の微笑2」

  14年ぶりの続編。様々な紆余曲折を乗り越えようやく完成。思っていたよりしっかり作られてはいる。監督マイケル・ケイトン・ジョーンズの力や、脇役が豪華な点も大きい。でもまず根本的に、続編を作る必要性がない。前作は十分一級品のサスペンスなのだから、わざわざそれまで壊す必要ないんだけど・・・。48歳のシャロン・ストーンの美貌や若さは感心する域を逸脱し、不気味でしょうがない。とにかくそこばかりが気になって内容には頭が回らないのだ。

★★★★

「ナチョ・リブレ 覆面の神様」

  「バス男」同様、ジャレッド・ヘスはやはり只者ではない!この笑いにおける“間”はアメリカというよりも日本的に感じてしまうのはワタシだけ?絵や表情、動きで見せる笑いは必見。そこにジャック・ブラック主演ですから、もう無敵状態。マイク・マイヤーズやジム・キャリーなんかも原点回帰で彼に演出してもらった方がいい。

★★

「ホステル」

  最近のホラーは似たようなものが多い。中身がなく、いかにショッキングな死に方を見せるかばかり考えているんだよな〜。製作総指揮に名を連ねるタランティーノに惹かれて見た人多そう。監督イーライ・ロズもこの程度か?

★★★★

「トリスタンとイゾルデ」

  「グラディエーター」で復活した歴史劇スペクタクルの量産はその制作費に見合う興行的失敗作の連続で製作の終止符を打ったかに思われたが、ここに来て素晴らしい作品が届けられた!ロマンス色の強い今作はそれだけじゃなくアクションも見ごたえ十分で何より映像が美しい。ここ何作か鋭い切れ味の作品を連発するケヴィン・レノルズの映画作りへの姿勢の真摯さには頭が下がる。主演はめきめきと頭角を現してきたジェームズ・フランコ。思いを馳せるイゾルデを見つめる潤んだ瞳にノックアウトされる女性が急増間違いなし。ソフィア・マイルズも不思議な魅力を醸し出す素晴らしい女優さんだ。



「7セカンズ」

  ウェズリー・スナイプス好きなんだけどね〜・・・。「ブレイド」シリーズ以外はほとんどハズレ。どこかスティーヴン・セガール化してきているのが気に掛かるが・・・。映画は様々な才能が集い製作されるもの。ワンマンではいいものはできない。

★★★

「16ブロック」

  後半の展開がいい。作品を届けてくれるペースがめっきり遅くなった80歳近いリチャード・ドナー、最近いい主演作に恵まれないブルース・ウィリス、輝きを失いつつある両者。まだまだイケる・・・と思いたいが・・。結局今作も小品ながら中々の出来栄えとはいえこの程度ではファンは満足しない。

★★

「ブラック・ダリア」

  ブライアン・デ・パルマ頑張ってるんだけどね〜らしさも見せつつ。昨今いい仕事してないワリには有能な俳優も集まってるし。ジェームズ・エルロイのベストセラーの映画化とはいえ、作品選び間違ったかもね。かなり退屈な作品に成り下がっちゃってるんだな・・・残念。眠れます。

★★

「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」

  マイケル・ダグラスの映画だよ、これ。彼は嫌いじゃないし、この年齢でこの役柄も頑張ってはいるのだけれど。でも誰もが期待してたのはキーファー・サザーランドでしょう。「24」とダブっちゃう役柄だし。そういう面では期待ハズレ。。

★★★

「ワールド・トレード・センター」

  「ユナイテッド93」に続いて、9.11米国同時多発テロを描いた作品。オリヴァー・ストーンということで期待は高まるものの、いたって普通。ノンフィクションな部分と感情を煽る演出さのバランス加減はなかなか絶妙ではあるが、このテロに関してはまだまだドキュメンタリーに近い形でないと受け入れられない気がする。オスカー最有力なんて宣伝で煽っているけど、それは無理。

★★

「アダム -神の使い 悪魔の子-」

 なんでこんなに公開が遅れたのかが疑問。問題作と呼べるような代物でもないし。それにしても昨今のデ・ニーロの作品選びは酷すぎる。子役のキャメロン・ブライトは気持ち悪いくらい映画出てるし・・・。

★★★★

「デビルズ・リジェクト〜マーダー・ライド・ショー2〜」

 目を背けたくなるようなシーン続出の前作。でもそんな中にも様々な映画へのオマージュに満ち溢れ、ヘヴィ・ロック界の大物らしく、類稀なる才能を発揮したロブ・ゾンビ。その続編がようやく公開。遅すぎ!これまた素晴らしい。ホラーを飛び越え、犯罪ロードムービーの趣を加えつつ例の家族が大活躍。気分悪くなるのは前作同様だけどね・・・。

★★

「地獄の変異」

 けったいな邦題付けちゃって・・・。まあ見れることは見れる。善にも悪にも見えるコール・ハウザーの魅力も生かしてるし。ただ、7月に公開になった英国産の傑作ホラー「ディセント」とあまりにも内容が同じ。なのに内容は完全に負けてるのが痛い。

★★

「レディ・イン・ザ・ウォーター」

 これを受け入れられる人はかなりの少数でしょう。理解不能のひとりよがりの映画を押し付けられてもね〜。「シックス・センス」効果はそろそろ消えてもいい頃では?大どんでん返しをなくしたのは成長の証?それとも大暴走の始まりか?とは言っても根っから嫌いにはなれないのは映画として機能しているからなんだろうけど・・・。評価難しい。

★★★★

「イルマーレ」

 韓国の同名映画を12年ぶりの共演となるキアヌ&サンドラによるリメイク作品。ハリウッドのオリジナル脚本のアイデアは枯渇しきったといわれて久しいが、こうやって他国の良作品をリメイクというのが昨今はかなり多い。その成功例の一つとなるであろう今作。秋にピッタリのファンタジー・ラブ・ストーリーだ。タイムパラドックスの矛盾なんか指摘せず、その雰囲気に身をゆだねよう。キアヌの朴訥な演技はやはりいい恋愛映画を生み出す力がある。

★★

「記憶の棘」

 何か意図があってやってるのかどうか定かではないが、この異様で耳障りな音楽は何なのだろう。嫌な大人が多く出てくるところは変にリアルで、一見ファンタジーのようでもあるがファンタジーにはなり切れない歯がゆさが。夢もなく救いもない、冬のような寒さの残る映画だ。



「もしも昨日が選べたら」

 やはりアダム・サンドラーは苦手だ。彼の映画は劇場公開になる事自体不思議でならない。内容的にも日本での知名度的にも興行的にもビデオスルーなハズ。どんな客層引き入れたいのかわからない変な邦題だし。



「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」

 最悪な脚本に、出てくる男女みんなブサイク。日本人役のハズなのに日本語しゃべれないし。主演のルーカス・ブラックはまあ見れる方ではあるけれど、高校生には見えないのに制服着せられ、哀れ・・・。もうこのシリーズ終わらせた方がいい。妻夫木?10秒も出てません。

★★★★★

「X-MEN:ファイナル ディシジョン」

  いや〜それにしてもこれほどのメンバーでシリーズ3作作りきりましたよ〜見事です。(ナイトクロウラー出てないのはご愛嬌?)ブライアン・シンガーの降板が何より心配だったが、友人同士というブレット・ラトナーはシンガー自ら監督に指名したそう。友人の顔を潰すことなく、ファンも裏切ることなくい素晴らしい演出を見せてくれた。唯一不満なのが上映時間。短い。最終章なんだからもっともっと深く長い作品が見たかった。とはいっても短さを感じさせないボリュームなのは立派。個人的にシリーズにお別れするのが嫌なだけ、というワガママかも。もう収拾がつかないくらい増えていくミュータントを、この最終章では増やしたり減らしたりというのが思い切りが良くて実に上手い。今後シリーズを継続するためには大幅な新章の突入となるだろう。思わせぶりなラストは未練がましいけれど・・・。最後にシリーズ第一作の的外れだったコピー覚えてますか?皮肉にも最終章の今作にそのコピーがピッタリ「敵は強大 味方はわずか」。

★★★

「ファイナル・デッドコースター」

 シリーズ3作目。変な邦題付けちゃって・・・まったく日本の映画業界の先見の明のなさに今更ながら呆れてしまう。内容としてはシリーズ通してまったく同じなので脚本いらず、ショッキングな死に様を考えるだけで良い。なのでそろそろ飽きてきた。それにシリーズ進むごとにあの独特の「ため」が少なくなりドキドキは減少。その代わりにビックリが増えましたが・・・。

★★

「マイアミ・バイス」

 華のあり、静も動も演じられる実力派の主演2人、そして何より監督がマイケル・マン。つまらないはずがない。あれ?つまんない・・・。マイアミ・バイスと名乗ってるだけに、往年のTVシリーズとリークしている箇所はあるのでしょうか。元を知らないだけに、人気シリーズというのを疑ってしまう。それともマイケル・マンの手腕を疑うべきか・・・。残念。

★★★

「40歳の童貞男」

 スティーヴン・カレルに尽きます。彼以外考えられない!当然この手の作品共通の下ネタ満載。そして意外にハートウォーミングだったりするので今までありそうでなかった感覚。アメリカで大ヒットしたわりには日本公開にこぎつくまで結構時間かかったね〜。

★★★★

「キンキーブーツ」

 イギリスの香りのするこういったホロっと来るようなコメディは大好きだ。キツイかなと思うようなセリフも多いけど、実にハートウォーミング。実はミュージカルとしても秀逸。楽曲が素晴らしいのだ。

★★★

「ハイテンション」

 2003年のフランス映画が今頃公開。残酷描写はそれはそれは衝撃的。殺人鬼から逃げ惑い、逆転の反撃なんていうのもどこか懐かしさすら感じる。最近ありがちなオチにはがっかりだが、自慰行為のシーンが1つのボーダーラインになってるところは面白い展開だ。

★★★★

「マッチポイント」

 ウディ・アレンらしからぬタッチと冗長さが大変気に入った。危うい関係が何とも刺激的、しかも相手がスカーレット・ヨハンソン!!もうたまりません。監督本人も珍しく出演してないのはさすがわきまえてらっしゃる。彼が出たらこのタッチだと壊しちゃうもんね。

★★★★

「スーパーマン リターンズ」

 マックGなんてバカが監督降板して良かった・・・。ブライアン・シンガーだからこそ、ここまでの作品にできたのだ。でもそのおかげで「X-メン」の3作目を降板するハメになってしまったが・・・。大抜擢のブランドン・ラウスは適役に間違いないが、クラーク・ケントにはまだまだ程遠い。クリストファー・リーブ演じるクラーク・ケントは抜群に良かった。ちょっと猫背気味でどん臭い仕草はキュートでコミカルだった。ロイス・レーンも美しさではケイト・ボスワースだが、単に気の強いギスギスした女という印象。キツさの中にも温かみのあったマーゴット・キダーに軍配だ。夏の大作に相応しいエンターテイメント・大満足。

★★★★

「ユナイテッド93」

 2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ。ハイジャックされた4機の旅客機の中の1機に焦点を当て、リアルなドキュメンタリータッチで描いた衝撃の作品だ。ポール・グリーングラス監督はまさに適任。入念なリサーチを行ったと聞くその内容はリアルそのもので緊張で喉が乾き冷ややかな汗が出、恐怖で身が縮む思いだった。とにかく生々しい。 



「ザ・フォッグ」

  何か、ジョン・カーペンターもののリメイク流行ってんの?この人はもう第一線に戻る事は無理でしょう。昔の作品群だって現代にリメイクするような価値はそれほどないようにも思う。今作は霧。霧ですよ。霧が襲ってくるんですよ?どうしようもないですね〜・・・。

★★★★

「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

  こりゃまたいいところで終わっちゃって・・・。来年5月公開予定の「3」が待ち遠しい。ジョニー・デップの抜群の存在感なしでは語れないシリーズだが、監督のゴア・バービンスキーのリズム感抜群の演出も彼ならでは。こういったイベントムービーにはピッタリの人選。でも他のジャンルは無理そうだけど・・・。そして何よりこの2作目でジョニーの魅力だけではないシリーズになりそうと強く実感できる。1作目の副題に習って、「デッドマンズ・チェスト」も何とか日本語で無理だった?

★★★★

「ディセント」

  途中からちょっと蛇足気味の部分はあるものの、なかなか味わえないこの恐怖は本物です。暗いし、狭いし、考えたくもない状況ですよ。その上・・・これ以上は言えませんが・・・。

★★

「バタリアン4」

  劇場公開まで漕ぎ着けたのは少々納得。結構本気で作ってるかも。ピーター・コヨーテ出てたり。バタリアンというよりは昨今のゾンビブームに乗った感じ。何気に若手女優が皆カワイイ。でも結局のところつまらないんですけどね・・・。

★★★★

「サイレントヒル」

  また和製ホラーが、和製ゲームが映画化。これがビックリ!完全に他と一線を隔してる大傑作。元のゲームの知識は完全にゼロ。なので、正直わからないことだらけ。それでも狂気の沙汰や母性愛、復讐などダイレクトに伝わってくる。一瞬たりとも力が抜けず、見終わった後は脱力感で一杯でした・・・。今後カルト作として世に残っていきそうな予感。

★★★★

「M:i:III」

  一級のエンターテイメント作品。見せ場の連続。衝撃的な伏線のオープニングのわりに真相はちょっと陳腐・・・ラストも途中の壮絶なアクション満載のわりには見せ場もなく・・・などなどちょっとツメの甘さもチラホラ。大抜擢の監督はTV畑の雄J・J・エイブラムス。今後、そのあまりスタイルを持たない演出は映画界でどんな活躍を見せるのか?個人的には降板してしまったデヴィッド・フィンチャーやジョー・カ−ナハンのM:i:IIIも見てみたかった。

★★★

「ウルトラヴァイオレット」

  とにかくアクションがかっこいい。それもそのはず監督があの「リベリオン」のカート・ウィマーなのだ。残念なのはミラ・ジョヴォヴィッチが「バイオハザード」の超強いアクション・ヒロインともろに被っちゃってるんだよね・・・。話もイマイチ。アメリカで気の毒なくらい酷評されてしまった。

★★★★

「オーメン」

 やたらと評判が悪いけど、こう言っちゃ怒られそうだが、名作と言われる’76年のオリジナルより好きかも。もっともオリジナルがいいだけに、その良さを際立たせた感じなのだ。オリジナルはちょっと淡白な感じだからいい具合に色が付いた感じ。映像派ジョン・ムーアらしいキレイな映像が満載である。ただジュリア・スタイルズの母親役は無理がある。

★★

「インサイド・マン」

 スパイク・リーの映画は正直苦手。だってほぼ一辺倒でしょう?ちょっときな臭い。そんな彼も今作ではちょっとだけエンターテイメント色が色濃いので、まあ注目と言えば注目か。それでもやっぱり好きになれないな〜。唯一「ラストゲーム」が好き。

★★★

「さよなら、僕らの夏」

 暇を持て余す夏特有のノスタルジーを感じさせ、残酷さと純粋さの境界が曖昧な思春期の不安定な心情をリアルに描いた佳作。

★★

「ブギーマン」

 ジョン・カーペンターのヤツとは全然関係なし。サム・ライミ設立したゴースト・ハウス・ピクチャーズということで期待したが、不発。ホラー映画多発の昨今、特に際立った点もないしありきたりな演出。そして何よりイマイチよくわかりません。

★★★

「ポセイドン」

 なかなかの迫力にドキドキハラハラ。でもこの程度だったら、レニー・ハーリンやロブ・コーエンで十分。大作感がないのはこの手の作品には珍しい短い上映時間。リメイクとは名ばかりで、72年の傑作「ポセイドン・アドベンチャー」のファンの間では、79年の怪作「ポセイドン・アドベンチャー2」同等の怒りが巻き起こっているのでは?

★★★

「ママが泣いた日」

 ジョアン・アレン多いね〜こういう役が。骨と皮だけって感じの長身なので、似合う似合う。コメディだとは思うんだけど、なんか怒ってて嫌だな、単純に。英題が「The Upside Of Anger」なんでしょうがないけど。ケヴィン・コスナーいいね、新境地じゃないでしょうか。作品全体的にトーンがつかめないけど、まあ佳作の部類に入るのでは?

★★★

「トランスポーター2」

 リュック・ベッソン製作・脚本のフレンチ・アクションにはウンザリ気味ですが、このシリーズ好き。ジェイソン・ステイサムが最高にクールだから。見事なまでに前作のノリはそのまま。前作のファンには安心してオススメ。でも敵の女がブリジット・ニールセンみたいで苦笑い・・・。

★★★★

「ステイ」

 これは新しい。昨今多い「もう一人の自分」オチかな〜ウンザリだよ・・・なんて見てたら・・・エンディングにビックリというか感動すら覚えました。しかし、全て理解しているかと問われると、それは「否」。でも理解するまで何度も見るのは辛くなさそう。だってあのエンディングだもんな〜。早くDVD出て欲しい。

★★★★

「GOAL! ゴール!」

 何とFIFAが製作を協力にサポート。それも納得の出来。アメリカ映画とはいえ、イングランドのプレミア・リーグを舞台にしているし、監督もイギリス人。試合の映像はちょっとショボいが、イングランド特有であろうフットボール熱が見事に伝わってくる。今どき珍しい、何のヒネリもないサクセス・ストーリーだが、これこそサッカーの疾走感に見事にフィット。3部作というから、次回作も楽しみだ。



「迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-」

 設定が面白い。映画「卒業」が重要なモチーフになっているのだ。なのに、なんか小うるさいB級以下のTVムービーに成り下がっている。全てはジェニファー・アニストンのせいだ。新コメディの女王などと祭り上げられてはいるが、まだまだTV女優の域を脱していない小物だ。シャーリー・マクレーンとの共演など100年早いわ!



「夢駆ける馬ドリーマー」

 「シービスケット」のヒットに便乗したのだろうが、ここまで話が同じだとあきれ返ってしまう。ダコタ・ファニングももうウンザリ。この娘を中心に名優たちがその周りで本気かどうかわからないが、演技している様は滑稽で見てる側が恥ずかしくなってくる。

★★★★

「ダ・ヴィンチ・コード」

 面白いか面白くないかの議論ではなく、ここ日本ではわかるかわからないか、という議論というのが正解でしょう。つまんないと怒ってる人多いのは、必要以上に煽り立てるメディアの責任では?監督ロン・ハワードですよ?彼以外だったらどうなっていたことか・・・。全てを理解せずとも、その物語の発想の凄さや原作のバカ売れ(あくまで世界中で)、ルーブル美術館を訪れる人の大幅増など理解できるはず。それで十分でしょう?内容を考えなさいよ。

★★★

「ジャケット」

  アカデミー賞受賞後、なかなか作品に恵まれないエイドリアン・ブロディ。今作もいいスリラーだし、個人的に好きだけどヒットは無理だね。あのロッカーのような所に閉じ込められるのはかなり怖い。

★★

「ピンクパンサー」

 よくわからないけど、あのピンクの豹は何ナノかな?てっきりアニメと実写の合成モノとばかり思っていました。スティーヴ・マーティンは嫌いじゃないけど、最近はレスリー・ニールセン化してきてるのが気掛かりだ。

★★

「ナイロビの蜂」

 あの霊が見える人、誰だっけ?あんなのまで担ぎ出して、壮大なラブストーリーという仰々しい宣伝。いやまいった・・・そこまでして興行収拾上げたいわけ?これは「シリアナ」「ミュンヘン」と並ぶほどの陰謀渦巻くサスペンスですよ。難易度高めなのも同様です。

★★★★

「RENT/レント」

 「ムーラン・ルージュ」から始まったミュージカルの復活。それ以降どんどん作られてる。個人的に苦手意識も消え、特に今作のような素晴らしい作品は心に染み渡る。冒頭から引き込まれ、全編通して流れる楽曲の良さにも感動した。意外な俳優が歌が美味いんだよね。そういう発見もミュージカルの醍醐味だ。



「ブラッドレイン」

 ウーヴェ・ボル。何やらゲームを片っ端から映画化してるけど・・・この人、間違いなく才能ないね。主演は女ターミネーターとして「ターミネーター3」で華々しくデビューし、話題をさらったクリスタナ・ローケン。こんなに不細工だった?他のキャストも一見豪華だが、皆第一線から落ちていきそうな俳優ばかり。こんな作品に出てるからには気の毒だが急降下決定。

★★★

「戦場のアリア」

 戦場の〜っていう邦題が増えてますね。その中でも良作の部類に入るであろう作品でした。奇麗事、絵空事のように描いてはいますが、第一次世界大戦時の実話だそうです。戦争は人と人の戦いではなく国同士の戦いなのです。人同士はわかり合えます。国は人の集合体。戦争もなくなるハズ・・・そう強く思いました。

★★

「ブロークン・フラワーズ」

 鬼才と呼ばれるインディーズの雄ジム・ジャームッシュ作品。ほとんどの作品が苦手ではあるけれど、ほとんど見てるんだよね〜。もう見なくていいや・・・っては思えないところが鬼才の鬼才たる所以か。今作は彼の色は若干薄めで見やすいといえば見やすい。

★★★

「ロンゲスト・ヤード」

  74年製作のバート・レイノルズ主演作のリメイク。意外と言っては失礼だが、アダム・サンドラー主演作にしては楽しめた。クールなカット割や編集が垣間見れたり、音楽も使い方グッドだし、ちょっと泣きや感動が入ったり。安っぽいコメディ部分を極力減らした方がもっと締まったかもね。またボブ・サップ出てたよ〜俳優転向?

★★

「ニュー・ワールド」

 作品をいつ届けてくるのかまったく読めない監督にしては全作から8年のスパンは短い。相変わらずの高尚さは健在。でもその高尚さというのは観る側の思い込みだったりして・・・。案外平々凡々な作品もいいところなのかも。



「Vフォー・ヴェンデッタ」

 教養がないので全然わかりません。でもやたらと攻撃的で傲慢な感じを受け、嫌な感じ。ナタリー・ポートマンは有能なのだろうけど、どんな役を演じても違和感がつきまとう。幼すぎる雰囲気と体型のせいか。適役と呼ばれる役に恵まれるのは難しいような気がします。

★★★★★

「アンダーワールド:エボリューション」

 ちょっと安っぽいアイテムの登場に不安を覚えたが、いやいや何とも素晴らしい!パーフェクト!青みがかった暗く絵画のような映像やスタイリッシュなアクションなどしっかり前作から引き継がれている。そして前作より時間が短くコンパクトになったのは、内容にかなりの自信があったからだ。こういった壮大な世界観を持つ作品や昨今の続編には珍しい事だし、勇気のいることだったと思う。ようやく出ました今年初の満点。

★★

「パパラッチ」

 大いにパパラッチに悩まされてるであろうメル・ギブソン製作パパラッチ糾弾・・・というか復讐B級・・・いやいやC級サスペンス・アクション。こんなの作ってパパラッチへの憂さ晴らし?内容が安っぽすぎないか?

★★★

「ファイヤーウォール」

 オリジナリティは感じられないが、結構ドキドキものの良作サスペンスだ。英国生まれのロンクレイン監督は前作「ウィンブルドン」とは180度違う今作をなかなか器用に仕上げた。今後ハリウッドで重宝されそう。それにしてもハリソン若い!!インディー・ジョーンズまだまだイケるね、安心した。

★★

「プロデューサーズ」

 ネイサン・レイン健在ですね。地味な印象だったマシュー・ブロデリックも歌って踊れて案外器用。しかし「ムーラン・ルージュ」で始まったミュージカルブーム。質の悪い作品が出るまで作り続けることでしょう・・・。今作はそれはもうスキのない良作とは思いますが、やっぱり基本的にミュージカルは苦手です。

★★

「DOOM ドゥーム」

 アンジェイ・バートコウィアクってジェット・リー専属監督じゃなかったんだ?相変わらずつまんない映画撮るねーこの人。もうやめた方がいいよ。ザ・ロックは大好きです、がんばれ〜。



「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」

 ロシア発の話題作。宣伝文句スゴイ。「マトリックス」+「ロード・オブ・ザ・リング」。とにかく大規模な宣伝行っているけど、それほどの作品か?正直何が何だかわからなかった。眠いったらありゃしない。

★★

「サウンド・オブ・サンダー」

 監督がピーター・ハイアムズと聞いた時点で期待ゼロ。大袈裟過ぎる内容はどちらかというと嫌いじゃないし、映画向きとも思える。でもまあ、こんなもんでしょう、この監督では。才人エドワード・バーンズどうした?監督に専念すればいいものを・・・。

★★

「南極物語」

 何度言うがディズニーの実写映画はほとんど場合、いい話も骨抜きにされてしまう。今作もまさにそれ。緊張感、悲壮感が皆無だから感動できない。「生きてこそ」の監督フランク・マーシャルの抜擢も安易過ぎ。



「THE MYTH/神話」

 ジャッキーによる今はやりの中国アート系アクションかと思いきや・・・何ら今までと変わらぬジャッキー俺様映画。やぱりこの人の映画は肌に合いません。



「ラストデイズ」

 カート・コバーンの死を描いたのでしょうか。前知識ないとまずワケわかりません。自己満足の何者でもないですね、これは。どこへ行くガス・ヴァン・サントよ。

★★

「SPIRIT」

 皆さんが想像するようなカンフー映画です。でもなぜに中村獅童?ま、いいけど。でも日本人武道家の役なんだけど、あちらの映画でここまで日本人を誠実な人物として描いてくれてるのはかなり意外であり、嬉しく思いました。「HERO」「LOVERS」「PROMISE」・・・なんか沈黙シリーズみたいな安易な邦題になってきている昨今の中国系映画だね・・・。

★★★

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

 ただ淡々と静かな町の普通の男を中心として話は進む。本当の招待は何者なのかと。そうハッキリとした、また驚きのオチもないが全編に渡る緊張感と血生臭さはさすがクローネンバーグだ。異形のモンスターは登場しないが、淡々と演じるヴィゴ・モーテンセンの怪演ぶりはそれに相応する。妻役のマリア・ベロもいい。

★★★★

「エミリー・ローズ」

 何の根拠もなく冒頭のシーンでこれは傑作と確信する。その予想は的中。憑依モノでは「エクソシスト」に匹敵するほどのインパクトと完成度かもしれない。しかし、今作の場合実話というんだからショッキングだ。タイトル・ロールのエミリー・ローズが憑依されているシーンはものすごい迫力。一緒に力み、固まり、脱力してしまった。

★★

「イーオン・フラックス」

 イーオン?ジャスコ?斬新で派手な映像の作品には、それに負けない強烈でしっかりした脚本付けないと映像ばかり目で追ってしまい、話に着いていけない、というか話を見ない、見えなくなる。ということで、話がよくワカリマセンでした。シャーリーズ・セロンはまったく興味ないし・・・。アンドリュー・ニコル辺りに撮らせたら面白かったかもね。引き受けないと思うけど。

★★★★

「ブロークバック・マウンテン」

  内容については共感は難しいし、誉めるのは男としてちょっと躊躇するのが正直なところ。でも、たまたま男と男だっただけ。愛し合う二人を描いただけ。普通普通。 普通じゃないのは奇跡的に素晴らしい作品だったということ。ヒース・レジャーはジョニー・デップと同じような歩みを見せてる有望株。ちょっと声がオヤジ臭いですけど。同じくジェイク・ギレンホールも作品選びの嗅覚は素晴らしいものがある。二人共ものすごい勢いで頂点に上り詰めようとしている今、ハズレ作品はまず出さないでしょう。要注目。

★★

「シリアナ」

 難解・・・というかわかりずらい、ものすごく。こういう映画、必要でしょう。でも今年に入って多くないですか?陰謀渦巻く政治絡みのエンターテイメント性ゼロの小難しい映画。俳優も体重増やしました、減らしました、こんなに頑張りました〜ってもう全て辟易気味です・・・。

★★

「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」

 突然ポっと行って、ダラダラと巻き込まれて、ダダーンと唐突に戦って、ヤッターって勝って、めでたしめでたし?ナルニア国ってどんな国よ?全然わかんねー。「ロード・オブ・ザ・リング」の成功に甘えていないか?「ハリー・ポッター」の成功に乗っかった?ヒットするという前提で作っているから、危機感が感じられない。脚本の練りも全然足りない。監督の選択も安易だ。「シュレック」(しかもアニメだし)しか撮った経験のないど素人を世界中で愛される7部作の第一作目に抜擢するとは何事か。淡々と何の工夫もなく、本をなぞっただけであろう最悪の演出ぶりは逆に見事だ。子供たちの魅力も皆無。特に長女はどこのオバチャン?ってなくらい年齢不詳だし。急いで作り過ぎ。大失敗。

★★★

「マインドハンター」

 「ソウ」「ファイナル・デスティネーション」これらの亜流といったところだが、なかなか楽しめる。最後まで生き残ると思っていた人物がアッサリ冒頭でいなくなる手法は「ディープ・ブルー」(サメ映画の方)と同じ。監督も同じ、このところ大低迷のレニー・ハーリンだ。再び以前のような大作のメガホンを取りたければ、今はこういった小さな作品作りを丁寧に重ねつつ、評価を得ていくしかない。

★★

「ダイヤモンド・イン・パラダイス」

 ピアース・ブロスナンって大嫌い。まったく長々とジェームズ・ボンド演じやがって。降板してやっと007シリーズも楽しめるというものだ。それにしても007かぶれというか似たような役多すぎ。ブレット・ラトナーの演出も相変わらずオリジナリティないというか、どこかで観たことあるような演出ばかり。サルマ・ハエックのダイナマイト・ボディを堪能するには最高の映画だったけど。

★★★★

「スカイ・ハイ」

 これは拾いモノ。爽快なスーパーヒーロー家族モノ「Mr.インクレディブル」と、個性的な落ちこぼれヒーローたちを描いたコメディ「ミステリー・メン」この大好きな2作品を見事に融合させてしまったのが今作。いい具合に仕上がりました。

★★★

「アサルト13 要塞警察」

 ジョン・カーペンターによる76年製作の「要塞警察」のリメイク。シンプルなストーリー、舞台劇のような狭い舞台に、誰が敵か味方かという心理劇を織り交ぜ、それが絶妙にミックスされなかなかの佳作となった。昔の作品はお金をかけなくても傑作に仕立て上げるのは抜群にうまかったようだ。

★★★★

「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

 ホアキン・フェニックスのすごさは理解していたが、リース・ウィザースプーンがここまで本物の女優だとは・・・。180度印象を変えなくてはならないようだ。それほど素晴らしかった。ジョニー・キャッシュと共にこの時代を生きたミュージシャンが垣間見られのも贅沢。ジェームズ・マンゴールドの演出も丁寧で堅い。アカデミー賞好みの非常に優等生な作品だ。

★★★

「ジャーヘッド」

 サム・メンデスらしい一筋縄ではいかない戦争映画。戦争の現場というものは、この映画のように正気と狂気を行ったり来たりの精神状態なのだろう。その辺りが大変リアルである。大層なアクションなどなくても、こんなにリアルな戦争映画を描ける監督も少ないはずだ。

★★★★

「PROMISE」

 なんであんなに走るの?飛ぶの?アン・リーの「グリーン・デスティニー」に始まり、チャン・イーモウの「HERO」「LOVERS」、そしてチェン・カイコー登場。「グリーン・デスティニー」は良かった。しかし、チャン・イーモウの2作品は妄想狂いのオッサンの自己満足に辟易。しかし今作は妄想とは片付けられない輝きがある。うまく言えないが大変気に入ってしまった。そして何と言ってもセシリア・チャンのキレイさに驚愕!この世で一番美しい人かも。参りました。

★★★

「クラッシュ」

 ポール・ハギス監督の群像劇。この人「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本家。重厚だけど、あまりいい気分になれないのは今作と「ミリオン〜」、まったく一緒。醜さと美しさ、愚かさと崇高さ、残酷さと優しさ。人間とはどうしようもない生き物だとしみじみ思う。

★★★

「シャークボーイ&マグマガール 3-D」

 ぜひ子供に見せたいね。「スパイキッズ」シリーズの流れ組むロバート・ロドリゲス監督作品。夢の中で創造したヒーローなんて夢があっていいじゃないですか。

★★★

「ミュンヘン」

 正直言って知識不足です。もっとしっかり時代、状勢、宗教、今に至る道などをを勉強しなければと痛感。ただ、世界平和を願う気持ち、何も生まれない終わりのない報復、善悪のない戦争、そしてそれらを真っ直ぐに描いたユダヤ系であるスピルバーグの嘘のなさ・・・これらは痛いほど伝わってきます。遠い国の出来事とはもはや言えない時代。少しでも考えるきっかけになれる作品だと思います。そして、ラストシーンに映る今は無き世界貿易センタービル。ここに全てが集約されている気がします。

★★

「オリバー・ツイスト」

 文豪チャールズ・ディケンズの名作はこんなものなのか?これってコメディ?小うるさい音楽がそう思えてしまうんだけど。「戦場のピアニスト」でオスカーを受賞したポランスキー監督。それがあったにも関わらず、今作の製作資金調達はままらなくボヤいていましたが・・・十分金かかってますがな・・・。当時のセットはため息出るくらい素晴らしい。

★★★

「悪魔の棲む家」

 往年の名作ホラーが軒並みリメイクされることの多い昨今。「テキサス・チェーンソー」はじめ、その出来は中々のもの。シンプルなその内容は時代を越えても通用するものなのでしょう。今後も増えそうなリメイク・ホラー。制作費も安く済むからね。俳優も監督も、新人抜擢多いし。

★★

「フライトプラン」

 なんか変な映画。おそらく最初に飛行機の中で行方不明になる子供のアイデアでも浮かんだのだろう。そこから枝葉を後付けしたに違いない。母親は飛行機の構造に詳しくないといけないし、精神不安定の要素も入れなくてはならない。旦那さんの死についての関連も無理があり過ぎ。悪いけど駄作だ。ジョディ・フォスター作品選びの嗅覚が衰えたようだ。

★★★

「レジェンド・オブ・ゾロ」

 98年の大ヒット作の続編。最近少ない冒険活劇。題材も俳優も最高。しかし、前作の何が良かったかというと、粗野な青年がゾロになるプロセスが何とも楽しく、爽快だった。続編はそこはもう望めないから作るのも大変だ。予想通り、前作は超えられない。最後、親子3人でゾロの格好したらどうしようかと心配したが、杞憂に終わって一安心。

★★★

「スタンドアップ」

 考えられないような仕打ちの数々に閉口してしまった。でもそれに向かって戦うシャーリーズ・セロンにはちょっとウンザリ気味。「モンスター」で頑張ったんだからもういいんじゃない?って感じ。まあ映画としては平均点の奮闘映画だ。他の脇を固める俳優さんたちは良かったね〜。シシー・セペイセク、ショーン・ビーン、ウディ・ハレルソンなんかね。

★★

「プライドと偏見」

 ワーキング・タイトル社による、ジェーン・オースティン原作の文芸ラブ・ストーリー。「いつか晴れた日に」「Emma エマ」などジェーン・オースティンものは嫌いじゃないが、近作は別。何とも退屈極まりない作品と感じてしまった。何故だろう?飛ぶ鳥を落とす勢いのキーラ・ナイトレイに個人的にまったく興味がないせいか?

★★★★

「ホテル・ルワンダ」

 同じ地球上で起こっているとは思えない戦争。我々はどれくらいのことを知ってるのだろうか。映画を通してそれらを知るのも第一歩。決して目を背けず見なくてはいけない現実だ。幾人もの人々の署名活動によってこの映画の公開が実現されたのだそうだ。その思い、多くの方々に受け取ってもらいたいものです。