![]() ダンジョンに行くという話もあったんだけど。最近の森はわりと強力なモンスターも出現するようになったし。こちらに しておこうという隊長の決断でここにやってきたんだよ。 だから。あくまでモンスターを倒すのはキール一人。危なそうなときは隊長が加勢して。わたしは回復と攻撃補助。 毒とか、単体攻撃魔法とかね。 でも今日はモンスターがあまり見当たらない。たぶん、狩られた直後なんだと思う。またモンスターが大量に現れるまで もう少し時間がかかるかも。場所を広場に変えてみたけど、こっちにも見当たらない。広場は割とモンスターの出現率が 高いんだけどな。 隊長がちょっと待っててとわたし達に声をかけて、森の中に姿を消した。何しに行ったんだろうって思いながらも、する こともなく隊長を待っていると。森のほうがざわざわしてきたなと思ったら、隊長が森から走って出てきた。と、後ろには エティンや怪獣の姿が。わざわざ自分をエサに連れてきたんだ。 隊長がキールに声をかけて、重石弓(ヘビークロスボウ)を構える。キールは元気よく返事をして、果敢にエティンに向かって 馬を走らせた。わたしは呪文を詠唱して、毒をエティンにかける。 隊長が森に入ってモンスターを連れてきて、キールが倒すという方法を繰り返した。なるべく強力なモンスターのほうがキールの ためになるから、と隊長が連れてくるのは、エティンとかトロルとかばっかり。たまに風エレや水エレも、かな。 キールはエティンやトロルには随分慣れたみたいだけど、エレはとっても怖がる。一人で森に来るたびに死にそうな目に遭ってる というから仕方ないかもね。まだキールには精霊系モンスターは早いのかもしれない。 エレが相手のときは毒は効かないから、最初から隊長が加勢する。最近すっかりお気に入りの重石弓を構えては、風を切る音を立 てて、モンスターを狙い撃ちする。ちなみに弓矢はざなちゃんのお手製だったりする。 2時間くらい過ぎた頃、かなり買い込んでおいた秘薬が切れてしまった。魔法が使えないならと、わたしも参戦することにした。 腰に差した魔法剣を引き抜く。 それを見たキールがなぜか笑う。なんで?なんで? 「ぺこに剣って似合わない」 キールはわたしが魔法を使っているトコロばかり見ているから。キールは知らないだろうけど、魔法使う前まではずっと剣を使って たんだけど。愛用の剣だって、キールのものより高級品の魔法の剣だしね。 少なくともキールよりは剣の腕は上だよ。隊長にはまだまだ未熟と言われているけれど。 戦利品で荷物がいっぱいになったところで今日の訓練は終了。 街に戻るために、左手に海を見ながらを歩き始めた。 あ。その前に。インディ、おつかれさま。リンゴだよ。 この間一日エサをやり忘れちゃって。実は蹴られちゃったんだよね。宿屋に着いて、インディから降りようとしたら思いっきりね。 インディは相当おなかが空いてたらしくて、ご機嫌斜めで。いっぱい謝って、りんごの山を用意して許してもらったんだっけ。 森の入り口辺りまで戻ったとき、とても久しぶりにまいにあった。うわぁ、まい〜。元気だった?とてもうれしくて、まいの元に 駆け寄る。隊長も久しぶりに会うでしょう? キールはまいと会うのは初めてなんだけど。わたしやぴょん達から話を聴いてて名前だけは知ってたから。初めて会った気がしな かったみたい。「会うのは初めてですよね?」なんてまい本人に確認してたもん。 まいが初めてだよと言いながら、にこにこ挨拶する。 っが。まいが自己紹介をした途端、キールの顔がひきつった。 「ヒーラー狩りをしてる死神まいだよ。よろしく」 ・・・。脅かしてどうするの。キールが本気で怖がってるじゃない。 それにしてもヒーラー狩りね〜。まい曰く、ヒーラーのくせに大金を持っているのは許せないらしい。思わず笑っちゃったけれど。 隊長と二人で「ヒーラー狩ったらだめでしょ」と一応忠告はした。一応ね。 まい、ヒーラーを根絶やしにするのだけは辞めてね。森でみんなが死んだとき困るでしょ。ぺこからのお願いだよ。 ![]() ヘブンにはちゃんと伝えてあったから、時間通りにいつものところに来てくれた。今日もデシートでちゃんとガードしてね。お願い だよ。 早速移動しようと思ったら、ねこがやってきた。これからデシートで狩りをしようと思ってることを伝える。ねこも一緒に行って くれる?ホントに?うれし〜。とっても心強いな。行くなら準備がしたいというので、2銀に移動することになった。 デシートに行く前にやっておきたいこと三ヵ条。別にデシートじゃなくても、死ぬ可能性が高い場所におでかけする場合かな。 「包帯や秘薬、ポーションといったアイテムの準備」「予備の武器の準備」そして。「荷物は軽装」つまり要らない荷物は持たない。 ダンジョンにはルーター、いわゆる死体漁りが出没するんだよねぇ。死んだとき荷物取られたらイヤでしょ? 準備をしていると、ぴょんもやってきた。今日の予定を聞かれたので、リッチ狩りに行く話をする。 「ね、ぴょん、今日行っても大丈夫かなぁ。なんか重いんだけど」 「ぺこはどっちでも死ぬから一緒」これはヘブン。 「ぺこだったら、死ぬよね〜」これはぴょん。 「ペコってそんなに弱かったっけ?」首を傾げながら、ねこが剣術と戦術のスキル値を訊いてきた。答えると、「えっ?なんで、 それで死ぬの??」だって。 ぴょんとヘブンが簡潔に説明する。 「それは、ぺこ、だからでしょ」 「だね」 「ぺこは死にマニアだから」と声をそろえる。 「なるほど」って、ねこ。納得してどうするっ。 ぷん。どうせ弱いも〜ん。どうせ軽かろうと重かろうと、リッチに行ったら確実に死んじゃうのがわたしですっ。ぷん、ぷん、 ぷんっ、だ。 でもホントはとても心配してくれてるんだよね。・・・たぶん。どっちかというとおもしろがってるような気も・・・。 とにかく四人でリッチ目指して順番に移動開始。こういうときはわたしは真ん中になるの。一番に行って、みんなが来たときには 瞬殺されてる可能性もないわけじゃないし。あははははは。 到着してびっくり。今日は人が多い。ぐはぁ。わたしが倒す余裕あるかなぁ。全部獲物をとられそうだ。 人込みの中に見馴れた人を発見。駆け寄って、でもいつもとはちょっと違うご挨拶をしてみる。 「ひでさん、こんばんはぁ」(えぇ、ちなみに深夜です。リッチに行くときはいつでも夜中。あはは)隊長ににっこりお嬢様風に微笑む。 うふふ。 「えっ、どなた?」ぐぅ。隊長、あんまりだ。わかってるくせに。室内に木霊する声で文句を言いまくる。 仲間達はいつものことだから、笑ってたけれど。他の方々は、えぇ、ひいてました。ごめんなさい。ご迷惑をおかけしております。 「今日はどこにきたわけ?」。隊長に訊かれたので、あっさり「ここ」わたしがLLことリッチロードのトコに行くわけないでしょ。 以前散々ヒドい目に遭ったというのに。狩るのはあくまでリッチのみ。そのリッチですら、この間殺されたばかりだし。 おしゃべりしていると毒エレが部屋の隅に出現した。この部屋にいた全員が凍りつく。エレメントモンスターの中でも、というか モンスターの中でも最強の部類に入るという毒エレ。毒エレの協力な毒は解毒魔法も解毒ポーションも効かないわ、毒のまわりも めちゃ早いわ。その上もちろん普通の攻撃でも強いわ。歴戦の戦士でも苦戦する相手なのだ。そんな毒エレに対する必勝方法は「逃亡」。 毒エレを見てほとんどが遠巻きに逃げ始めようとしたとき、ぴょんが毒エレの前に立ってた。 ヘブンいわく「ばかが一人」・・・。確かに。無謀とかそういうレベル超えてる。ぴょんが自ら囮を買って出て(?)くれたので、 他の仲間がその間に魔法や弓を使って攻撃を開始する。相手が相手なだけに、武器を持つ戦士で挑んだのはうちの連中だけ。さすが、 コワイものしらず。ちなみにぴょんはしっかり殺られてました。囮の役を見事にこなしたワケですね。わたしは、毒エレを倒すところを 見学してました。死ぬことがわかってて、そばにはいけないよ〜。 毒エレを倒したあとも、この部屋にリッチが現れる気配がない。気がついたらぴょん以外のメンバがいなくなってた。ガードするとか いってたくせに、ヘブン〜〜。 ぴょんにみんなはどこに行ったのかなとギモンを口にした。一応否定してもらいたかったんだけど。やっぱりぴょんは予想通りの答 を紡ぐ。。「LL部屋じゃないの?」 「とりあえず行こう」そう言って走りだすぴょんのうしろをイヤイヤついていく。 四階に続く階段を降りる。足元を見ていなかったので、インディごと階段から落ちた。いたぁぁい。 「なんでこんなところで落ちるんだろ?」ぴょん、それは言わないでくれる?ここの階段で落ちるのは実は三回目というのはナイショ。 LL部屋に通じる鉄の扉を開けようとした。だけど、鍵がかかってた。どうしよう?魔法で開錠して、とぴょんに言われたので、呪文を 唱えたけれど。まったく手応えなし。ごめん、わたしには無理でした。うぅ。 ここがあかないとLL部屋には行けないわけで。うれしいような。みんなと離れてさみしいような。同じくLL部屋に移動しようとして いる人達も鍵を開けようとがんばったけど。誰一人開けられない。扉の内側から開くのを待つしかないなぁ。 と。扉の向こうが騒がしくなったかなと思ったらヘブンと隊長がでてきた。ヘブンはLL部屋で早速死んだらしい。その上そのとき ルーターに荷物も取られたのかな。ねこも怒ってるとかいうし。どうやらLL部屋にいるルーターに被害が続出してるみたい。 フェルッカだったらどうなってたんだろう。更に大騒ぎになってたかも。 部屋へつつく扉が開いたので、みんなとともに不本意ながらLL部屋に行く。まがりくねった細長い通路を走り抜けると目の前に先程と 同じ鉄の扉。あぁ、この扉の向こうに忌まわしいLLがいるのね。 LL。つまりリッチロード。ロードの称号を持つリッチ。このデシートのダンジョン最強のモンスター。だけどお金持ちの爺。 むぅ。 扉にかギがかかってたら入れないのに、残念だなぁとか思ったけど。しっかり扉が開いたりして。うぅ。 LLが出ても部屋の隅でなるべく遠慮してようかな。リッチだけ狙おうっと。と、おとなしくしてたのに。うげっ。あんた、 いつのまに横に立ってるのよっ。 つか、いたぁぁぁっぁい。炎ぶつけるなぁ。むぅ。むぅ。むぅ。 スラリと銀の三日月刀を引き抜いて、怒りをこめて切りかかろうとしたら。わたしより速く、みんなが群がって、LLを瞬殺。 速っ。わたし、遅っ。みんな、強っ。 この調子で何体かLLを倒す。ねこやヘブンが倒したLLの戦利品をわたしに譲ってくれる。ありがと。 こうしてルーターに荷物を奪われないように気を配りながら、みんなが交替で死ぬ。だけどわたしは珍しく死んでません。えへへ。 ほんの一時間ほどしかいないはずなのに、眠気が襲ってきた。LLより強力かも。 みんなもそろそろ飽きてきたらしく、今日の狩りは終了。今日はみんなケッコウ死んだけど、全滅がなくてよかった、よかった。 ![]() でも後方支援担当のクセにうっかり秘薬の調達を忘れて森にやってきてしまったために、植物モンスターを相手に二人が戦っているとき に秘薬が切れてしまった。このモンスターは植物だけど魔法攻撃もしてくるタイプだからなかなか侮れなかったりする。 案の定、キールとまいがモンスターの毒攻撃を受けてしまった。そして。不幸が重なる時ってあるもので、まいも包帯を切らしていた らしくて。二人の生命反応がどんどん薄れていくのに、ごめんね。なんにもできないよ。ただ二人の死を見守ることだけ。って、 ダメですね、わたし。 二人がヒーラーを探して、離れる間二人の荷物と馬の面倒を見ることにした。って、これくらいはしないと申し訳ない。 ところが、重なる時はとことん重なるもので、二人の馬がしっかりモンスターに襲われてしまった。ごめんね、結局荷物だけしか 守れなかったよ〜。 無事復活した二人に告げて、秘薬を買いに街に戻ることにした。ブリテインの魔法ギルドには売ってなかったから、超特急で ムーングロウまで遠征した。 それから魔法ギルドそばの厩舎に行って、二人のために馬を用意した。まいの分は立て替えだけど、キールにはわたしからのプレゼント。 ゲートを出せないから、ここから歩いて馬を引いていかなくちゃ。途中でモンスターに襲われた日には泣くに泣けない。 ゆっくり慎重に二頭の馬を引いて、二人のいるトコロまで戻ると、コウが来てた。コウはヘブンの友達で、もちろんわたしの友達でも ある。そのうちPKデビューしそうなほど腕のたつ戦士だったりする。 そのコウが、キールの装備があまりに貧弱だとかなり憤慨してる。そんなこと言っても。昨日あたりやっと大人になったばかりの 新人なんだし。「装備品がこんなだから、死ぬんだよ」なるほど。確かに防御力もなさそうな鎧に盾、だよね。 で。装備品の話に気を取られて、わたし達はいきなり湧いたモンスターの群れに遅れを取ってしまった。ホントに突然現れたんだもん。 コウとまいが剣で応戦する。わたしはモンスターとの距離を少しずつ取りながら呪文を詠唱して、毒をかける一方で、リュートを弾いて 挑発する。 やっとモンスターの群れを粗方倒し終わった時、悲鳴が辺りを切り裂いた。インディとともに悲鳴のしたほうに移動すると、 キールが死んでた。 あ。キールのことすっかり忘れてた。コウとまいも同類だったらしい。三人でゴーストのキールに向かって、謝る。ごめんね〜。 キールが再びヒーラーの元に行っている間、改めてコウが装備品のせいだとぶつぶつ言っている。 「あれじゃ、ちょっと手強いヤツに当たったら、絶対死ぬって」 そぉ?じゃ、キールが戻ったら、一度街に戻って、身支度整えよう。三人でそう決めて、キールの復活後、2銀に行く。 コウの秘蔵の武器・防具一式を見せてもらう。武器はすべて魔法アイテムらしい。ホント、よくこんなに集めたね。 モンスターを倒しまくったわけだ。 わたしは銀行に預けられる限度を超えないように、売ったりあげたりしてるから。武器も防具もそれほど置いてない。 その後、全身装備を整えてもらったキールとわたし達はまた狩りの続きを楽しんだ。 ![]() ![]() 沼には怪獣がいるはずなんだけどなぁ。ブラックとヘブンが辺りを探しに行ってくれた。わたしとキールは待機。 ブラックが戻ってきた。って、えっ!?ブラックの後ろに怪獣が少なくとも10体はいる。大群でつれてきたのね・・・。 「キール、がんばって、倒しな〜」の言葉に元気よく返事して一体ずつ取り掛かるけど、数があまりに多くて。キールがすっかり 怪獣に取り囲まれてしまった。 というわけで、一体一体に毒魔法をかけつつ、挑発して、数減らしに協力する。その一方で、キールの回復もして。忙しい〜。 「ぺこ、手伝ってあげてね」って、ブラックも手伝ってよぉ。モンスター連れてくる係?なに言ってるの。ブラックはGM戦士でしょうが。 連れて来たすべての怪獣を倒すと、辺りは一面死体の山。今度は獲物の戦利品の回収にかかる。数が多いから、これもタイヘン。 回収したすべての戦利品はキールに渡す。荷物が重くなるけど、ま、いいでしょ。 で。久しぶりの沼でのんびりするつもりが、オークメイジと光のモンスターの二体から同時に魔法攻撃されて、回復する間もなく 瞬殺された。 「森で死ぬなよ〜」と、ヘブン。もちろんブラックも大笑いだったりして。そんなこと、わたしだって、びっくりだよ。 まさか森で死ぬなんて。初心者じゃあるまいし〜。 さて、ヒーラーを探そうと思ったら。・・・。いない。まいとコウがヒーラー狩りまくってるせいだな、たぶん。 最近蘇生を覚えたブラックががんばってくれたけど、ちょっと無理みたいだった。とおりすがりの戦士にゲートを開いてもらって、 街の医療施設まで行って、無事復活。 はぁ、どうしてみんなが死ぬようなトコだと、生きてて。みんなが絶対死なないトコでは、わたしだけ死ぬのかなぁ。 改めて「死にマニア」と言われてしまった一日だった。 ![]() ![]() そうそう、ヘブンとキールも偶然フェルッカに行くところだった。なんでもキールの魔法耐性があんまり低いから、 特訓ということになったらしい。 どこでやるのかなと思ってたら、わたしの家の前らしい。あはは。じゃ、ちょうどいいから一緒に行こう。 フェルッカの2銀から、リコールで最初にわたしが移動する。 視界が変化し、遠く近く鳥の鳴き声が聴こえはじめた。久しぶりのわたしのお家の前に立つ。新鮮だ〜。腐ってない。よかった。 さて、さて。家に入ろ〜。玄関に立って、かばんから鍵を取り出そうとした。 あ。鍵忘れてきた。 そういえば。最近リッチで死んだときのことを考えて、ルートされないように、銀行に鍵と家へマークしてあるルーン置いてきたんだった。 ぐはっ。しまったぁ。うぅ、入れない。どうしよう。キールのリコールがてこずってるんだろうな。なかなか二人が到着しないし。 ここはPKは出ないと思うけれど。うぅ。もしPKに会って、待つ間に殺されたらヤだなぁ。 随分経ってやっとキールが来た。 「何をしてるんですか?」と無邪気に問う。 そりゃぁそうだろうね、家の外にいるんだもんね。あのね、鍵忘れてきちゃった。入れないんだ〜。案の定キールに笑われた。 キールに続いて、ヘブンが到着した。 「どうしたの?」 「・・・うん。鍵忘れてきちゃって、入れないんだけど」 「オレ、持ってるよ」 よかった。開けてもらって、入る。自分の家なのに、人に鍵を開けてもらってるわたしって・・・。ふぅ〜。 久しぶりの部屋はいいなぁ〜。 なんか部屋の中がすっきり片付いている。この間いろいろ置いたような気がするんだけど。 ![]() と。表で悲鳴が聞えた。慌てて外に出てみるとキールが死んでた。 あらら。レジ上げで調子に乗り過ぎたみたいね。ヘブンが回復する間もなかったらしい。 ここで困った。ヘブンもわたしも蘇生できなかったりして。ゴーストを移動させるにはゲートをださなきゃいけないけれど。 わたし達ってそれもできないんだよねぇ〜。思わず二人で大笑いしちゃいました。 とりあえずキールの荷物とキールはわたしがみてるよ。スクロールがあればなんとかなるかもしれないと、ヘブンがゲート 魔法の巻き物を買いにでかけた。 待ってる間にキールに話し掛ける。といってもキールはゴーストだから何いってるかわからないけれど。 わたしが一方的におしゃべり。 突然目の前に女性が現れた。彼女は迷わずキールに向かって、蘇生をしてくれた。おぉ、復活。お礼をいうわたし達。 聞けば、ヘブンが2銀でスカウトしてきたらしい。あはは。 さて、無事復活したし。訓練再開。キールは熱いとかいうわりには、キモチいいとかいってるし。マゾ?(笑)。 今度はわたしも横で回復の面倒をみた。ヘブンのマナが切れたら、わたしが炎壁を出す。わたしも自分の作った炎に入って ついでに魔法耐性上げを行う。かなり上がってるから熱いと感じることも少なくなりつつある。時々大火傷したけどね。 慌てて回復したり。 長時間、訓練したカイがあって、キールの魔法耐性がかなり上がった。良かったね。 |