![]() 腕を磨いて、いつかは首都ブリテンのロードブリティッシュ音楽堂でコンサートを開くことが夢。 別名「吟遊詩人の街」と呼ばれるブリタニア大陸の首都ブリテインを目指して、いざ出発。 ![]() 偶然、故郷の友達に出会った。おかしいな。確かヘイブンという街にいると訊いてたんだけど。 もしかして・・ここはブリテインじゃなくて、ヘイブン?? 友達に確認してみると、やっぱりここはヘイブンらしい。方向音痴なので道を間違えたんだ。私らしいと言えば それまでだけど、冒険の最初からこれじゃぁね。先行き、ちょっと不安。 しばらくおしゃべりした後、友達と分かれ改めてヘイブンを探索。友達によれば、ヘイブンは冒険初心者向けの 街らしい。確かにすれ違う人に目を向けると、わたしと同じ軽装備の人が多い。 立ち止まっている人に声を掛けてみる。やっぱり同じ冒険初心者。親近感も手伝って井戸端会議に花が咲いた。 そこに、一体のモンスター(命名:怪獣)が姿を見せた。襲われたらどうしよう。 恐怖に立ち竦むわたしと違って、果敢に挑む戦士達もいた。巻き込まれるとイヤなので、距離をとることにした。 だって怖いんだもん。 だけどしっかり遠巻きに戦闘を野次馬する。気がつけば戦闘を中心に輪が出来てた。なんだ、みんな気になるんだね〜。 あれ?怪獣と戦う戦士の中に、先程会った友達の姿が見えた。と思った次の瞬間に、倒れるのが見えた。戦闘が終わる と同時に、慌てて友達の元に駆け寄る。うそ。死んでる? こういうときはどうすればいいんだったかな。どうすれば復活するんだったかな。 アタマが真っ白で分からない。 通り過ぎていく人の中で、立ち止まって遺体に「合掌」してくれた人がいた。それがひでさんとぴょんさんとの初めて の出会いだった。 気が動転してるわたしに「見習い組は下がるほどのステータスもないので、復活も非常に早いこと」も教えてくれた。 ほっとしたわたしの元に、あっさり復活した友達も戻ってきた。 よかった。 だけど。 復活するって分かってても、やっぱり「死」を見るのはイヤだなと感じた。 ![]() 馬を持たないわたしとぴょんさんのためにひでさんが野生の馬を調教してくれるらしい。ひでさんはレンジャーなんだって。 野生の馬を探しながら、街から森へ。更に森の奥へと移動していく。 あ。いた。 ひでさんが馬に近づいて、調教を始める。荒ぶる馬が少しずつ、穏やかになって、ひでさんに懐いていく。 おぉ。すごい。かっちょい〜。を連発するわたしとぴょんの二人。 すっかり懐いた馬をひでさんが譲ってくれた。歩くのが一番遅いからだって(恥)。馬の名前はonne。 もう一頭を探しに更に森の深奥へと進む。この辺りはモンスターが沢山いるキケンなところ。 案の定、例の怪獣が現れる。そしてぴょんが襲われて、死んでしまった。ぴょんの敵討ちと怪獣にひでさんが挑む。 だけど怪獣はゆっくりわたしに向かって、近寄ってくる。強そうなひでさんより、どうみても怯えているわたしをターゲット に決めたららしい。 怖くて、びっくりして。onneを呼びながら逃げる。逃げる。 逃げついた先はなんと崖っぷち。もう後ろはなかった。このまま飛び込むワケにもいかない。どうしよう。 するとonneがわたしを庇うように怪獣に挑んでいった。 そして。一際高いいななきを最後にonneは・・・。 わたしもその後を追うように死んじゃった。 ![]() ひでさんは、わたしが死んだ後どうしたのかな。先に死んだぴょんさんはもう復活したのかな。気になることがいっぱいア タマによぎるけど。とりあえず街に出てみよう。初めて二人に会った鍛冶屋に。 ひでさんがいた。復活したぴょんさんも。二人のそばに近寄るけど、わたしが見えないのか気づかない。声をかけてみるが、 反応がない。声も聞えないらしい。 二人はわたしがすぐに復活して戻ってくるからと、鍛冶屋の前で待つことにするらしい。 わたしはここにいるよ。気づいてよ。ね〜。声を限りに叫ぶけど、二人はまったく気づかない。わたしには二人の会話が聞え てるっていうのに。 これはやっぱり急いで復活でしょ。二人の会話から「復活するにはヒーラーに会えばいい」ということを知ったわたしは、早 速ヒーラーを探すことにした。それにしてもいったいどこにいるのかな。 あっさり復活した友達とぴょんのことを考えるに、ゴーストになったときいた場所の近くにいるのかもしれない。とりあえず、 あの目覚めた場所に戻ってみる。 あ。ヒーラーがいた。 お願いして、復活させてもらう。ついでに怪獣に襲われたとき出来た傷も、ね。わ〜い、元に戻った。やっぱり生きてるって すばらしぃ。 復活したわたしは元ゴーストという格好で鍛冶屋に急ぐ。全身灰色のフードに包まれて、とても怪しい格好なんだよ。 無事ひでさんとぴょんさんと再会した。 ひでさんが「ごめんね」。 そしてわたしも「ごめんね」。 ペットにした動物は主人を守ろうとする。 だからonneがわたしを庇って死んでしまった。 これはわたしの罪だ。強くなろう。わたしが守れるくらいに。 ![]() 外に出る前に、隊長からプレゼントがあった。 まずはワンピース。うれしいな〜。あの全然ファッションセンスのない「ねずみ男」みたいな格好イヤだったんだ。ワンピ ースはとってもかわいいデザインで一目で気に入っちゃった。 もう一つは実戦用の弓。わたしの持ってた弓は練習用なんだって。 ちなみに着替える場所がなかったので道で着替えたら、隊長に笑われた。「女の子が道で着替えるなよ」だって。 これで万全。森に向かって歩き始めた。 早速馬を見つけて調教開始。だけどスキルが足りないらしく全然懐いてくれない。諦めずにトライするけど、馬が相手にし てくれない。 しかたがないので、最初は犬から始めてみる。犬は無事成功。インディと名づけた。 そこにやっぱりというか、例の怪獣が出現。今回は隊長と共に弓で応戦する。隊長は剣なんだよね。騎乗しながら戦うんだ けど、かっこいいんだな〜。 怪獣はちゃんと倒したよ。わたしにとって初めての勝利。怪獣から戦利品を頂いて、放った矢も回収。←貧乏くさいけど、 モノは大切にしないとね。 ところが更に新たな怪獣とモンバットに襲われた。モンスターのことだけど。怪獣はホントはリザードマンというらしい。 トカゲ男だね。モンバットは大きな蝙蝠かなぁ。 話がそれちゃったけど、この2匹に殺られて、あえなくインディと共に2回目の死。が〜ん。だけど2回目は落ち着いたも ので、さっさと復活。 隊長が一人で残って戦ってるはずだから、現場に急ぐ。心配だもん。 途中でぴょんたと改名したぴょんと偶然遭遇。だけど、ぴょんと呼ぶことにする。こっちで慣れてるし。 ぴょんは調教の練習をしていたらしい。調教した犬を譲ってくれた。 名前はぽち。ありがと、ぴょん。 ぴょんに事情を話して共に現場に急いだけど、途中また怪獣につきまとわれ、あえなく断念。もう怪獣キラい〜。結局集合 場所にしていた鍛冶屋の前でおとなしく待つことにした。 しばらくして「危なかった」と言いながら隊長が戻ってきた。よかった。無事で。 ほっとしたのもつかの間、またあの怪獣が今度は2体。街に襲ってきた。もうなんでこんなによく遭うのぉ。 サイアクなことに今回ヤツらはぽちを狙ってきた。懸命にぽちを呼んで、引き離そうとしたけど、ヤツらに殺されてしまっ た。きぃ〜〜〜っ。いいかげんにせぇ〜〜〜っ。毎回毎回なんでやねん。はっきりいってキレた。 隊長を始め周囲の人たちが怪獣に向かう。わたしも調教したぴょんも敵討ちに参戦する。2体を手分けし倒した。 だけど。 インディ。ぽち。 またしても助けられなかった自分が悔しくて。 ぽちの遺体の前で、立ち尽くした。 |