2000.05.28
<関東の渡来の史跡・その1>![]()
賽銭箱の前でくつろぐネコ。
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仰向きになって石段に背中をコシコシこすりつけつつ(きっと、背中がかゆいのでしょう)、同時に、顔をなめていました。
なかなか忙しそうでした。
東京の白髭神社は、隅田川の川岸にあります。
もともと、朝鮮渡来の神を祭った神社ですが、今では、祭神は「猿田彦(さるたひこ)の神」とされています。
猿田彦は、天孫降臨の神話の中で、天孫・瓊瓊杵(ににぎ)の道案内をした神です。
そのため、猿田彦は、旅行の道中安全や、また、客を店に案内してくれるということで、商売繁盛にご利益がある神として信仰されました。
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白髭神社の拝殿
白髭神社は、各地にありますが、総本社は、滋賀県高島町にある白髭神社です。比良山麓の琵琶湖岸にある美しい神社で、朱色の鳥居は、湖の中に立っています。
墨田区の白髭神社も、慈恵大師という人が、平安時代の951年に近江の総本社から勧請したと伝えられています。
しかし、古代から、この一帯には、多くの渡来人が住んでいましたので、平安時代以前から、白髭の神をはじめとする渡来の神々が祭られていたのではないでしょうか?
「白髭」というのは「新羅(しらぎ)」からの転訛とも言われます。また、高句麗から渡来して武蔵国高麗(こま)郡に住んだ 高麗若光(こまの・じゃっこう) が、晩年、白い長い髭を垂れていたので白髭様と言われていたことに関係するという説もあります。
また、「猿田彦」という神名も、渡来系の神である 「佐田(さだ)の大神」 に由来するとも言われています。
「渡来人」とか、「渡来の文化」というと、その中心地として、北部九州や出雲や畿内を思い浮かべがちですが、関東にも渡来の文化が濃厚に及んでいます。
有名な群馬県の「多胡(たご)碑」や 辛科(からしな)神社 、埼玉県の高麗(こま)神社など、渡来の史跡は関東平野一円にあります。
古代における朝鮮半島からの人々の渡来が、いかに大規模なものであったかが、よくわかります。
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隅田川にかかる白髭橋です。
東京は、隅田川の西は武蔵国、東は下総国です。
白髭神社が位置するのは、川の東側、下総国です。
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<関東の渡来の史跡・その2> 高麗若光の墓 ・ 聖天院 |
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<関東の渡来の史跡・その3> 多胡郡の総鎮守 ・ 辛科神社 |
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<関東の渡来の史跡・その4> 美しく精巧な石室 ・ 伊勢塚古墳 |
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<関東の渡来の史跡・その5> 白山神社の横穴墓 と 黒ネコ |
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<関東の渡来の史跡・その6> 北斗七星をかたどった塚 |
| <関東の渡来の史跡・その7> 多胡碑 「郡と成し 羊に給して」 |