「その面影」 加瀬清 作詞  1.陽だまりの 中を うつろうように    時間(とき)が 通り 過ぎてゆく    なじんだ 店の ドアを 開けると    そこに 君が いるようで    あれは いつの ことだろう    LARKの 箱を 取り出して    僕のライターで 火をつけた    おどろく僕に 一言   「はじめたの」と言った    隣の 席の アベックたちが    幸せそうに 笑み もらす    傾き かけた 夕日の中で    僕は ひとりで 煙を ふかす  2.街行く 人は どうして みんな    急ぎ足で ゆくの だろう    すると 君は いつも 決まって   「それは やさしさが 無いから」と    あれは いつの ことだろう    君の 肌を 抱いたとき    つよい 香りに 気がついた    見つめた 僕に 一言   「最後の 夜だから」    悲しみに くれた 過去は 忘れて    すべてを 時間(とき)に まかせよう    冷めた カップを とりあげて    君の 香りを 懐かしむ