2000.6.22
バンド・オブ・ザ・ナイト サイン会
新刊『バンド・オブ・ザ・ナイト』が発売されました。
あーあ、やっちゃった
言語の極北からさらに北へ、夜のバンドは進む。 中島らもが今、小説というジャンルに風穴をあける。 憑依なのか、たくらまれた描写なのか。 かつての言語がこれほど凶悪であった例はない。

BAND OF THE NIGHT
バンド・オブ・ザ・ナイト

「ヘルハウス」と呼ばれた家に巣喰うジャンキーども。アル中、 万引き常習者、精神分裂患者、咳止めシロップ中毒患者。彼らが 引き起こす悲喜劇。 そして今夜もラリった脳みそにイメージの津波が押し寄せる。
初の書き下ろし長編小説

(新聞広告より)


行ってきました、サイン会。6月22日、京都・旭屋書店。 開始時刻は17時。30分ぐらい前に着きましたが、 もうすでに らもサインを待ち受ける人の列が出来ていました。 このサイン会には整理券が必要でした。『バンド・オブ・ザ・ナイト』 をこの書店で買った人先着150名に整理券が配られます。 サイン会当日でも十分余裕で取れるだろう、と思っていたら、当日行くと「整理券の配布終了」 の張り紙。前もって、友人に整理券を取って もらっていてラッキーでした(ありがとうNORI殿)。 11日前の時点で整理券番号は94番まで進んでいました。 関西ではやはり、中島らもファンは確実にいるようですね(密かに)。

17時になりました。少しづつ列は進んでいきます。 人だかりができていたので、その列の先におられるであろう らもさんは見えません。直前になってようやく見えました。

サインをする 中島らも 後ろには大村アトム マネージャー

あまり動かずに、サインをしていく らもさん。 周りには書店の人がガッチリガードを固め、 後ろにはヒゲ面で強そうなマネージャー 大村アトムさんが見守っていました。 サイン会は らもオーラが放たれた独特な雰囲気の空間で進められていきました。

自分の番が来ました。書店の人(その1)に 本を渡し、 らもさんがそれにサインし、書店の人(その2) が紙をはさんで 渡してくれました。この時、らもさんは「キッ」っと こっちを見てくれます。1人1人に。 一礼して,ありがとうございました。 淡々と,着々と進むサイン会。
サイン会も中盤にさしかかると、 らもさんと握手をしたり、話かけたり、写真を撮ったりする ファンの人たちが出てきました。

握手をする 中島らも 話をする 中島らも

「一緒に写真取って下さい攻撃連発」のファン方もいました。 「笑ってくださいね〜」の声に、ニッ と笑う らもさん。 少し場が和んできました。 自分には強烈な らもオーラの前でそんなマネはできません。 でも、握手ぐらい、してもらえばよかったっす。

サインを求める人の列は、一応消化されたので、サイン会は十数分を残して、 一旦休憩に入りました。その時、席を立とうとした らもさんに
「らもさん...」と歩み寄った女の人がいました。 授業参観で後ろに居そうな、またはスナックのママさんも、少し入っていたでしょうか、 そんな感じの中年の女の人でした。ひそひそ と数分間らもさんと真剣な表情で 話していました。それを見つめる周り人々。謎のおばさん。謎の空間。
アトムさんが「そろそろ時間です」のようなことを言われて らもさんは 控え室の方に らも歩きで休憩に行かれました。


中島らもという人を至近距離で見るのは2回目でしたが、
やっぱり らもオーラは強力でした。

「バンド・オブ・ザ・ナイト」もう読みましたか?
まだ読んでいないんです。 ヘルハウスでのお話のようですね。 あ、今、日本酒約3合飲んでこのサイン会レポートもどきを 書いてるんですけど、ちゃんと キーボド打てれますよねぇ?



らもサイン

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