講演報告

平成9年7月4日,平成9年度近畿大学文化会講演会行って来ました。 ゲストは中島らも,山内圭哉,今枝真紀,さとおがめら の4人。 劇団メンバーの3人が一人で喋るのが苦手な らもさんから話を引き出そうと いう趣旨のもと?らもさんのサラリーマン時代の話などから始まりました。



■『中島らものたまらん人々』などでおなじみアノ人の話
海苔の佃煮の会社に飛び込み営業に行った らもさん。
健康志向ということで減塩食品なんかどうですか? と
まっとうな話から始めた。が,そこの部長は
「年寄りは皆ウチのからいツクダ煮食うて死んだらええのんじゃぁ!

もう一度そこへ行った らもさん。
今度は,グッドアイデアを持っていった。
らも 「ビンではなくマヨネーズ型の容器にツクダ煮を入れたら
    衛生上も良いし使いやすい これグッドアイデアでしょ」 
が、そこの部長は
「人間は地震の時何かにすがりたくなるんや。そんな時ウチの
 ツクダ煮のビンをバッとつかんで,あぁこれがツクダ煮のビンやと思って
 パニックにならずにすむんや。だからこのビンのままでええんや。
 さっさと帰れ!!

講演で実名公開! い○○まん の ○本部長



■『頭の中がカユいんだ』等でおなじみ九州男児 籾井さんの話
ふとみるとたばこを値切っているモミイさん。
いつもうどんのモミイさん。
「ソバって損した気せーへんか?」
仕事でつらいことがあったモミイさん。
「中島君,このまま僕を山の奧に連れていって獣のように犯してくれ」



■らもさん最近モテまくり らしい
18歳のときの初恋の相手で5年つき合ってそのまま結婚した嫁さん。

らも 「で20代ってモテたいでしょ でも全然あかんかったね」
山内 「でもほんま最近らもさんモテまくってますよね
    絶対僕の方が足も長いし若いし勝ってるのに
    こんなクッサイおっさんなんでや?と思うんですけど
    ほんまモテてるんですよ!
    この前も女子高生が事務所にらもさんいますか って来たり,
    なんか最近行くとこ各地でそんなことありますよね。」
らも 「最近モテるねぇ もうどうでもええねんけどね」
山内 「うぅーーーわっ かぁっこえぇ」

らも 「40歳を過ぎてもう別にどうでもええわ と思ったら
    急にモテだしたねぇ。20代の頃は目がギラギラしてて
    あれがいかんかったんやろね。」



■エリ子の話
らもさんが若かりしとき、
自主制作レコードを出そうと費用40万円をバンドのみんなで作り,
曲もほぼ出来上がり,らもさんはバンドを代表してカネを持って東京へ。
そこへ東京のエリ子から電話がかかってくる。

エリ子「来てほしいの」
らも 「じゃぁ友達と一緒に行くけどいい?」
エリ子「あなた一人で来てほしいの」

これや! これがもてるっことや! と思ったらもさんは
一人でエリ子に会いに行き,そしてホテルへ。
でも,さ,ヤろうと思ったらエリ子がシクシクシクシクシク ハラハラハラハラハラと泣いている。

らも 「どうしたん?」
エリ子(か弱い声モード)「わたし病気なんです このままじゃ死んじゃうんです」
らも 「えーー!どういう病気なん?」
エリ子「いいんです」
らも 「あかんがな!なんで病院行かへんの?」
エリ子「病院はお金がかかるんです だから私いいんです」
らも 「あかんがな! いくらぐらいかかるの?」
エリ子「40万円くらいかかるんです」
らも 「じゃぁ貸してあげるから、それで病院行ってき でも絶対返してや」

エリ子はそのままドロン
「そのあとバンド仲間に合わす顔がなくて逃げまくってました(本人談)」



■お茶しちゃった の話
新大阪のでっかい本屋に精神世界の本を探しに行ったらもさん。
精神世界の本のコーナーの後ろには中島らもコーナー。その横は林真理子。
ふと見ると,OLが中島らもと林真理子の本を交互にパラパラ読んで
何故か悩んでる様子。
らもさんは後ろから「買ったらサインあげるよ」(ささやき)
OL「キャー」
らもさんはその後,この結構かわいいOLと「お茶」しちゃった そうです。
でもカいてへんで(本人談)」



■入院中も...
鬱病で入院した時も2人の女の子がいいよってきて
かわいい方の一人をひざに乗せて甘い入院生活のひとときを過ごしていたらしい。

吉野先生「病院の風紀が乱れるのでやめてくださいっっ!」


とても楽しい講演でした。


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