●私の半生●チチ:え〜,「わたしの半生」ですけども。らも: なかなか重厚なタイトルですね。いかにわれわれはどういう時代を経て,こういう行いをして今のわれわれになったのか,という重要なこれは...いくつまでいったんやったっけ? チチ:幼稚園の話をお互いにしたでしょ。だから今日は小学校1〜2年の話をしましょうか。 僕はね,小学校に上がったらまた好きな人ができてね。小学校のときってだいたいみんなクラスで好きになるの同じ子や。僕が好きになった子も頭よくて成績も良くてスポーツもできてという。その子をすきになってね,でも僕は絶対にその子に好きやとか言われへん。 らもさんはどうでした? らも: 僕はいじめるタイプだったね。こどもってそうじゃない。いじめて気を引こうとかね。おろかなところがあるもんやから。スカートめくりとか,いじめて気を引こうとするタイプやったね。 チチ:僕はね,スカートめくりとかでけへんねん。そういうことをしたらあかんというかね。で、ある時ね,カンカンがあって,ポーンと上に投げたんや。そしたら好きなその子の頭にに当たってその子は泣いたんや。いまだに悪いことをしてしまったというかそれが忘れられへんのやけどね。 らも: その時がチャンスやったのになぁ。毎日大丈夫?痛い?とか言って,そこで相手の心がちょっと空いた隙にヌルッと入っていって。 チチ:こわ〜ぁ らも: だから子供っていうのは本当にバカっていうか経験が少ないから,無為無策のときが多いよね。今の俺のな,この40いくつのな,ノウハウとタクティクスを持ったまま,小学校1年生になれるんやったらな,俺はこんな素晴らしいことはないと思うで。もうどんな女の子でも一発でモノにしてるわ。 ●辞書に聞け●今週のお言葉:【陰】らも: 今日はわたくし中島が引いて見ます。目をつむって〜 開けたっ 押したっ。 これは〜,「陰」。陰陽の陰。日影、陽に対する陰,曇る,生殖器,陰部とかね,などのこと。 チチ:これはらもさん得意中の得意でしょう(笑)。入れ墨もいれてるし。 らも: 俺の入れてる入れ墨というのは,「たいきょくマーク」っていってね,中国の陰陽道あるでしょ,これのシンボルが「たいきょく」ってやつで,どう説明したらいいのかな,デンデン太鼓みたいなマークでね,陰の中に陽があって陽の中に陰があるっていうね混沌状態で、この世の始まりの状態を表したのが「たいきょくマーク」。タイのね,入れ墨屋,タトゥーショップってのがあって、いうたら散髪屋みたいなとこなんだけどね,そこに膨大なデザインのサンプルがあるんや。どうしようかなーと思ったら陰陽のマークがでてきて,あ,これやこれやと思って。これ入れようこれ入れようと思って,なんの迷いもなく。あれ変よ。入れ墨ってね,入れたらねものすごいに人に見せたくなるね。Tシャツとか着るでしょ,なんとな〜い風を装って袖をくっとまくり上げたりして,なんとな〜い風で入れ墨してるよ〜って見せたりしてね。チチさんも入れたらいいのに,おもしろいよ。 チチ:そうやな〜,でもどんなん入れるのが問題ですね。 らも: あとから出てくる山内圭哉くんなんかはもう,凝ってしまってね。手足入れてる。 チチ:そやろ,でも足のところ入れてたのに途中でやめてるんちゃうか,いうて(笑)。あれどないなったんやろ。もうできたんかな? らも: いや,まだ。痛いねんて。 チチ:いやいや,痛いねんて って,途中の方が不細工やんなぁ。 らも: 肩口に俺したときには何にも痛くなかったよ。いえばね、注射のチクっとするのあるでしょ,あれのものすごい軽いもの。 チチ:でもあれ血がでるでしょ。僕は血が恐いねん。 らも: 君,なんやねんそれ血が恐いて。 チチ:だから僕,入れ墨入れられへん思うわ。「陰」でした。エッチなほうにはいかへんかったね。 ●おじさんよこれを聞け●らも: らも:山内圭哉くんに来ていただいています。リリパットアーミーの役者で,おまけにジズモンクス・フロム・マキシマムラブのリーダーでもあります。入れ墨も4つも入れてるという山内くん,どうですか。山内圭哉: いや、らもさん痛ないっていうけど,きっと らもさんは人よりちょい鈍感やと思います。 らも: らも:君は痛かった? 山内圭哉: いわゆる肩口っていうのは一番痛くないらしいんです。 らも: あ,そうなんや。 山内圭哉: 僕も最初,すごい緊張するじゃないですか,はじめてで。らもさんが入れる前の日にタイで入れたんですけど,最初僕が,入れ墨いれたいんです!っていう話をして一緒にいてた大村アトムさんていうひとが詳しいんでつれてったるわって。で,行ってガラを決めて,入れて下さいって言って。すっごい緊張するじゃないですか。どんなもんの痛さがわからへんし。人にも差があるらしいんです。女性はちょっと男の人より痛くないんですって。皮下脂肪が割合多いんで。どんなもんかなと思って,ものすごい痛かったらどうしようかなぁと思ってたら,あ,これやったら我慢できるわ,という痛さです。ゆっくりカッターで切られてる様な。 チチ:えーっ,そんな? 山内圭哉: いや、カッターで切った瞬間ってアイタタタってなもんじゃないですか。それが継続するってかんじです。タイもお坊さんがよくいれてやるでしょ。それはものすさまじく痛いらしいです。 僕らが行ったところはアメリカンスタイルの,機械で。 チチ:じゃあアメリカンスタイルやったらとれるんじゃないの? らも: とろうおもったら取れるよ。 山内圭哉: レーザーかなんかで。でも入れるときの5倍痛いらしいですよ。 チチ:で,足のやつはできたん? 山内圭哉: 足まだできてませんねん。今後やっていこうと。 今日はですね,「ベンチウォーマー」っていう,ちょっと引いた感じの謙虚な感じのバンドなんですけど,メロディックハードコアとか今,スカコアとかスカパンクとかすごい盛り上がってるんですけど,このバンドはメロディックハードコアが進化したようなバンドです。とりあえず聞いていただきましょう。ベンチウォマーで「nothing is better than what you thing」です。 ●今なら眠れる●らも: 今日は「魚へんに遊ぶ 日本回遊博物誌」という本です。ありとあらゆる魚についてのことが書いてあるんですが,イルカのところをちょっと読んでみましょう。<略> |