ひとりごと
私のとりとめもない考えや思いを書いたものです
- 今日(2/14)は仕事が休みだったので、昼間暇だったので何気なくワイドショーを見ていました。そしたら、人形峠のウラン残土について特集をしていました。
- 人形峠のウラン残土の放置については前から知っていましたけど、今回テレビを見てより知ることができいろいろ考えさせられることがありました。そんな、何となく思ったことや、前から抱いていた気持ちなどとりとめもなく書いてみたいと思います。
- 人形峠の問題ですけど、人形峠(鉱山)自体は岡山県にあり核燃料サイクル開発機構(旧動燃)が管理しています。しかし、そこから出された残土は鳥取県にあります。これがこの問題を難しくしているところです。
- 今ウラン残土が放置されているところの土地は、核燃料サイクル機構の所有ではないようで、その所有者が残土の撤去を求めています。しかし、核燃料サイクル機構側は撤去先がないということで、そのまま積まれたままになっています。人形峠にもっていけばいいことなんですけど、岡山県がそれを許さない。岡山県の許可がなければ人形峠に持っていくことはできないのです。つまり、土地の所有権が核燃料サイクル機構から離れて約10年、この残土は宙に浮いた状態のようです。
- ウラン残土は、数年前に袋に入れられ積まれているようです。番組では、これにガイガーカウンターを近づけ「メーターが振り切れてしまいました」などと放送されていました。 近くの住民は、残土から発生されるラドンや川に流れた残土についてすごく心配している様子でした。
- ウラン残土から放出された放射線の量は年間「30mSv/年」だそうです。しかし、これがどこの値なのか番組ではよく分かりませんでした。住民の住む集落の真ん中なのか、残土の置かれた山の境界なのか。かなり重要なポイントなんですけどそこには注目もせず年間の線量限度の「30倍」です、と大きく放送してました。集落の真ん中ならかなりの量ですんで何らかの対処か必要でしょうけど、僕の見た感じからすると山の境界あたりの量に思います。
- 30倍という数字がどの程度か?人体にどの程度影響があるのか?たぶんなんにもないでしょう。ちなみに、職業人の年間被ばく限度は「50mSv/年」です。一般公衆の「50倍」です職業人とは、私のような診療放射線技師などを含め放射線や放射性物質を取り扱うことを仕事としている人で、法令で定められた教育訓練をして、個人被ばく管理をしている人をいいます。一般公衆は、個人被ばく管理をしていないことと、被ばくによる利益を受けないために、職業人より低い限度になっています。(厳密には反対かな、利益を受けるから一般人より限度が高い)
- 先ほども言いましたけど、番組レポーターがガイガーカウンター(もしかしたらシンチレーションかもしれません)を近づけ測定していました。値は約10μSv/h、これがどの程度かというと、私の持っている燐銅ウラン石に測定器を未着させたときのγ線の量と同じくらい(注:裸の燐銅ウラン石はβ線も出しています。それを含めるともっと高い値になります。)。閃ウラン鉱の場合はもっと高いでしょう。しかし、だからといって低いというわけではありません。いいたいことは、そんなに劇的ではないということです。 番組のテロップも間違いが多かったですけど、住民の放射線に関する知識もさほどではないと思われます。ひとえに、我々放射線に関わる者の力不足なのでしょう。
- 残土の量について具体的な放送はなかったんですけど、きっと結構あると思われます。レベル的には、低レベル放射性廃棄物ぐらいなのかな?袋に入れただけ(一部はドラム缶に入っているみたい)というのはずさんなのではないかと思う。そこに置くとしてももっと住民の感情も考え何らかの対処か必要でしょう。今後を見守りたいです。
- ここまで話し、私は放射線利用の推進、ひいては原子力推進派と思われるかもしれませんけど、違います。私は原子力推進「反対派」です。放射線に関し勉強すればするほど放射線は「危険だなー」という思いがつのります。一番の理想は放射線(放射性物質)を使わないことでしょう。しかし、今の世の中使わないわけにはいかない現実にあり、やもうえず使用しているわけです。放射線を利用しないで同等で安全であるならばそちらを使うでしょう。
- 今の原子力行政は何も考えていない。非常に腹立たしい限りです。全国放送のニュースでも流れたと思いますけど、私の住む新潟市の隣、巻町の原発立地で反対派の町長が勝ちました。巻町住民ではないので私は投票できませんでしたけど、私としては良かったと思っています。なぜ国は今以上に原発を建てようと考えているのでしょうか?疑問でなりません。原発からは燃え残りのウランとプルトニウムなどの核のゴミが出ます。ゴミ捨て場はありません。ないんですよ!!青森の六ヶ所村の施設は、期限付きです。永久ではありません。(でもなし崩し的にそのまま存在することになるんでしょうけど)日本は、ゴミ捨て場、ましてやゴミという形に処理することすらできないんです。高レベルの放射性廃棄物は外国(フランスでしたっけ?)に依頼して処理してもらっています。
- 日本の原子力行政は目先のことだけ考え長期的なことを何も考えていないしやっていない。苦肉の策は、プルトニウムとウランを混ぜて使用するプルサーマルです。高エネルギー廃棄物で一番やっかいなのがプルトニウムです。当然放射性ですし、それ自体極めて毒性が強くまた、軍事(核爆弾)に転用されやすいので取扱がとてもやっかいです。なんでプルサーマル。プルトニウムの利用価値が生まれますからね。リサイクルとかいってますけど表向きではないのでしょうか。(注:この辺り私の推測が結構はいってます)
- ウランというのは世界で結構だぶついている物なのです。今すぐリサイクルしないとなくなるという物ではありません。当分大丈夫でしょう、それにアメリカやロシアに爆弾として濃縮された物がごろごろしてますからね。(このあたりすでに一般に出回っているとか)
- ゴミの処理という重要なことが整備されていない現在、これ以上の原発建設は愚行としかいえないでしょう。また、ゴミの処理ができるようになったとしても、今後施設の管理は半永久的です。後世の子孫に極めて危険な物を残していいものでしょうか。
- 今電力の3〜4割が原子力といわれています。今すぐすべての原発を止めれば日本は電力不足でパニックになるでしょう。2000年問題で再認識された方も多いと思いますけど、電気がないと今の世の中何もできません。本当に何もできないんですよね、ビックリするくらい。金融機関の破綻どころではありません。電気がなければ金融機関はきっと破綻もできないでしょう、それほど電気は重要なのです。その電気を原発に頼らなければならないことを人は恥と思わなければならないと思います。次世代の発電システムへのつなぎ、一時しのぎのはずなのです。原発は推進するような物ではないのです。
- 金融機関の破綻処理などに数兆円の税金が投入されました。経済の仕組みに疎い私は、金融機関が破綻したら果たしてどうなるのか?疑問でいっぱいです。私の生活にどれほどの影響があるのか?何の説明もありません。金融機関が破綻すると経済が成り立たなくなり大変なことが起こる。本当にそうなの?まあ、本当にそうなのかもしれませんけど、つぎ込んだ税金を支払うのは我々国民。しかも、今後人口が減っていく中、今の僕ら(20代)やそれより若い連中が背負っていく物なんでしょう。これを決めたのは老い先短い年寄り達。腹立たしいことこの上ない。結局将来は真っ暗なのである。ならいま経済を破綻させてくれ、そして一から立て直してくれ!そんな気持ちでいっぱいです。そんな愚行に費やした税金を、今後の原子力行政、電力行政にまわしてくれたら。「あのお金で何ができたか」みたいな本が出回っているようですが、テレビでちょっと見ただけでタイトルなど詳しくは忘れましたけど(^^;かなりいろんなことができたみたいですね。今ある技術でいえば、日本の全世帯やビルの屋上に太陽電池パネルを敷き詰める。風力発電機をたてる。次世代のクリーンエネルギーの開発費にまわす。まあ後の祭りですけど・・・
- 今後の日本はどこへ行くのでしょう・・・とりとめもないことを最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
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