本当にシンプルというか、ホーリーな雰囲気というのか
イバンのおじさんの長く伸びた抑揚のある声を久々に聞くことが
できた。日本の謡(うたい)の様でもあるが、そこまで無理をせず
ゆったりとした感じとでも表現しようか。まだまだシャーマニズム
やアニミズムも色濃く存在していると思っていいのかとも思う。
前世紀初頭までは首狩でも有名だった彼らのロングハウスへの
ツアーや伝統舞踊などは、重要な観光資源でもある。
昨今のエコツーリズムの中心的存在でもあるサラワク州。
森林資源や自然を考えるのも意味があるけど、森に住む
その人たちとも時間を共にできるのもいいもんだよ。