日本語放送についても今後機会ある毎に取り上げていきたいが、
現在存在する日本語放送の中でも、なかなか番組内容も充実して
いて、尚且つ情報ソースとしても貴重な存在と言えるのが、この
イランからの放送だろう。最近では現地での石油関連プロジェクトの
動向などは、日本の商社の動きなど、いち早く伝えられていた。
ところで、番組のはじめの、あのコーランについての解説は非常に興味
深く、同時にイスラム世界を身近に感じさせてくれるものがある。国や宗教
の違いはあっても、人間について、世界について、最終的には願うところは
ひとつなのではないか、と感じさせてくれる瞬間がそこにはある。
海外からの日本語放送は現地の方々がすべてをこなされる場合もある
だろうが、やはり日本人の目を通した現地情報や微妙なニュアンスに
よる状況描写などは、より強いインパクトのある内容として心に届く。
昨日の放送でもテヘランに珍しく雪の降った話題があったが、
短い描写の中にも、雪に慣れていないどこかここ東京のそれとも
似通ったものや、雪かきの話題、世話好きなアパートの管理人さんの
様子なども伝わってきて、なかなか親近感のあるところが何度もダイヤル
を合わせさせる理由かもしれない。もっともアナウンサー
(原稿も作られている?)の女性の豊かな感受性によるところが大とも
言えるかもしれないが。。
ちなみに朝にも再放送があり、さらにはwebでも聞けるので、短波ラジオの
無い方もどうぞ。
朝:06;00-06;30JST 6150kHz/7180kHz