無調整発振回路の応用(100kHz/25kHzマーカー発振器)

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目次
ハムバンドエッジ・マーカー発振器
100kHz/25kHzマーカー発振器
ジャンクの中に見つけた100kHz/25kHzマーカー発振器
100kHz/25kHzマーカー発振器の実験
 □負荷抵抗による出力の変化
 □電源電圧9Vでの動作(定格電源電圧15V)



ハムバンドエッジ・マーカー発振器
「無調整発振器の実験」では発振出力を受信機で確認する実験も行いました。
X'talに3.5MHzを使った実験ではアンテナ端子に何も接続していない受信機でも
3.5MHzの基本波だけでなく、高調波の7、14、21、28MHzも容易に確認できました。
14MHzバンドまではSメータでS9まで振れています。相当高出力です。

ハムバンドエッジを確認するマーカー発振器なら3.5MHzの無調整発振器を製作
すれば実現できることが実験で証明されました。

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100kHz/25kHzマーカー発振器
「無調整発振器の実験」終了後、その応用回路として実用的なマーカー発振器の製作を考えていました。
できるならオールバンド受信機に使える100kHz/25kHzマーカー発振器を製作したいところです。

上記のハムバンドエッジ・マーカー発振器のように、無調整発振回路によって基本波とその高調波を
マーカー信号として使用できることは理解できたのですが、100kHz/25kHzマーカー発振器はどのようにしたら
実現できるのかさっぱり分かりません。
25kHzのX'talを使ったのでは高調波が28MHzバンドとなる次数は1120倍以上となってしまいます。
いくらなんでもそんな高い次数の高調波を使えるはずがありません。
などなど・・・分からないことが多く回路イメージが全然湧いてきません。


思案中・・・ふと、今ではジャンクとなって眠っている八重洲無線のFTDx−401を思い出しました。
FTDx−401には100kHz/25kHzマーカー発振器が内蔵されているはずです。

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ジャンクの中に見つけた100kHz/25kHzマーカー発振器
1976年当時、私のメイントランシーバは八重洲無線のFTDx−401でした。
当時の受信機にはたいてい受信ダイアル校正用にマーカー発振器が内蔵されていました。

そこで物置に置きざりにされている「FTDx−401」のシャーシを取り出し、
X'talを目印にマーカー発振器を探してみると・・・・・ありました。
この「FTDx−401」は真空管のセットですが、マーカー発振器には
トランジスタが使われ、小さなユニットとして基板化されています。

マーカー発振器の部分だけ取り出して実験してみることにしました。
幸いトランジスタを使った回路なので再現するのも簡単です。
(真空管では電源の用意が大変ですね)

シャーシから取り外して掃除をしたマーカー。
背の高いX'talが付いています。
FTDx-401のマーカー発振器

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100kHz/25kHzマーカー発振器の実験
電源を入れてみると26年も前の装置ですが見事に動作します。
波形を観測してみました。

(これ以降は、ただ今実験中です)


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