究極の

オバ原チャリ

スズキ スージー

「オバ原チャリ」それはどのようなものか?
それは このスージーの写真を見ながら ご説明しましょう

susiy-00.jpg (126724 バイト)

先ず何といっても その特徴の第一はホイールにあります。
今現在の殆どのスクーターのような10インチではダメです。
第一、スポークではない。
かといって、ホンダピープルのような26インチでもダメ
自転車の「ママチャリ」と同様の14インチでなければダメです。
このスージーのタイヤは「本当に自転車用ではないか?」と思わせるかのような細身のタイヤ…2.00-14というサイズです。


タイヤだけを見れば まさに「ママチャリ」。
 ギシギシという油の切れたチェーンの音もかろやかに 
伸びきったパーマネントのオバさんがやってきそうです。

ヘッドライトの位置は買い物かごの下、かごに荷物を載せてもライトをさえぎることのない親切設計です。
因みにこの「かご」は純正の標準仕様でオプションでもなんでもありません。 形もまさに「ママチャリ」同様で好感がもてます。

写真ではわかりにくいのですが、全体的に程度は「かなり良い」と思います。
ホイールはピカピカですし、各部のプラ部品も劣化が殆どありません。
また塗装の「焼け」も殆ど見られません。

ラビットの世界で言えば「極上の未再生原型車」といったところでしょうか
このような「美車」が2千円で手に入るのですから。
思わず、ラビットを全部売って、スージーを百台手に入れようか?と思ってしまいます。

この車、おそらく「玄関」にしまわれていたのでは ないでしょうか?
ペーパードライバーのおばさんが、近所の買い物用として購入したものの、「原チャリ」は「車」以上に「ペーパー」だったのでしょう。
殆ど乗る事もないまま、玄関に「ママチャリ」と並んで置かれ20年が過ぎたのではないでしょうか。

スズキ スージー 主要諸元

重量 46キロ 本当に軽い!
排気量 49cc  
最高出力 2.4PS でも結構走る
始動方式 キックのみ 当然!!
変速機 なし(エンジンの回転まかせ)
最高速度 ?メーターは40キロまでしかない

  スージーは 本当に直進安定性が悪い。
30キロも出せば、このまま吹っ飛ぶんじゃないか と思うほどです。
 そのライディングインプレッションは、なんと申せば良いのでしょうか
本物の「オバチャリ」で両足をそろえて乗っているようなもの・・・それで30キロですから、かなりの恐怖でしょう。

 ところで このスージー 点火リミッターが付いているのでしょうか?
というのも25キロ〜30キロで、それまで「ビィ〜ビィ〜」と唸っていたエンジンが、すぅ〜っと止まるのです いや止まってはいません 速度が少し下がるとまた「ビィ〜」っと唸り始めます。