DATE:  7月18日(月)07時58分46秒
TITLE: こんな事も
NAME: kiyo  MAIL: 
画像: 有


私の友人の301で起きた故障が、なかなか興味深いもので多くの方の参考になればと
思い書き込みました。
その故障というのがセルが稼動しないという症状だったのですが、何でも以前は動いて
たみたいですが、セルの力は弱かったみたいです。
もちろんバッテリーは2ヶ月前に新品に交換しているので、多分レギュレター
(以下レギュと表示)の故障/セルスイッチの接触不良/ダイナモ部のブラシの消耗等と
当初は考えてました。
で実際車両を確認すると、セルボタンを押すとレギュから音がしたので、ボタンと
レギュは正常と判断し、次はブラシを点検しました。
ですがブラシ消耗も見られず、ちょっと考え、今度はハーネスを調べる事に。
テスターでレギュからダイナモまでのハーネスを調べるとまさにビンゴ!、
セルケーブルの電力がダイナモに行ってない!。で早速ハーネスを途中まで外すと
調度ステップ中央を通っている部分のハーネスのガードビニールが解けている!。
でその部分のビニールを切り開いてみるとビックリしました。
なんとそのビニール内は水が混入しており、ドロドロ。そしてあの太いセルケーブルが
見事に分離してました。画像がその時のものです。
おそらくセルケーブルの導線を被っているビニール皮膜が老化によりヒビが入り、
その部分から水分が混入し内部の導線を腐食させていたのでしょう!。
ケーブルを金太郎飴の様に切ったのですが、かなり長い範囲にわたり腐食が進行して
いました。新品に交換すると見事快調に復活してくれました。もちろん私の車両も
ハーネスはオリジナルの物を使用してますが、室内保管で雨の日はほとんど乗りません。
それとは逆で友人は通常の足に使用しており、雨の日にも走行する事が有るそうです。
私も今まで経験した事のない部分の故障でしたが、良く考えればあの部分に水が混入
すればなかなか自然乾燥は難しく、長い期間溜まって腐食を助長させる事も納得できます。
対策としてはハーネス保護ビニールの空口を水が混入しないようにビニールテープ等で
塞ぐ、また野外放置されていた車両を一からレストアされている方は一度ハーネスを
総点検してみるのも良いかもしれません。
これからの季節ツーリングに出かけてやむなく雨の中を走行される方もいると思います。
原因を知っておけば対策もとれますし、結構見落とす箇所なので参考にして頂ければと
思い投稿しました。
なんかながながとすいません、私自身もびっくりしたもので(笑)。



DATE:  7月19日(火)08時33分40秒
TITLE: フィーダーの断線
NAME: ラビットハウス  MAIL: 

 スターターへのフィーダーでは大変苦労されたようですが、この故障は特異なもの
 ではなく、私もこれまで2件、私宛に問い合わせのあったのが数件あります。
 フィーダーは、充分な電流容量、機械的強度があり、この線が途中で断線するとは
 とても考えられません。電気に強い人ならなおさらその様に考えるのが常識です。
 しかし、僅かな水の侵入と長い年月のなせる災いは常識を越えることがあることの
 証明だと思います。私も最初は目を疑いました。
 kiyo様も、探求中の苦労はさておき、犯人を逮捕したときの爽快感はしばらく
 続くと思います。掲示板に掲載していただき皆さんに知らせていただいたことは
 ラビットの愛好者に知識を与えて下さった事と感謝します。
 今後ともよろしくお願いします。
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