DATE: 6月 6日(水)21時08分56秒
TITLE: アクセルの遊び
NAME: Shalalalee MAIL:
アクセルの遊びが大きくて、気に入りません。新品のワイヤーを購入しないといけませんか?
DATE: 6月 7日(木)08時53分39秒
TITLE: アクセルの遊びについて
NAME: Usagi21 MAIL:
単純にインナーワイヤーが長いだけでアクセルの遊びが大きい場合、下記手順で調整可能です。
1.ケ−プルを車体より取り外す
2.レバー側の太鼓の部分をバーナーで熱する (キャブ側には太鼓が無くストッパー直づけなので)
3.太鼓とワイヤーを結合している鉛を溶かしだし、太鼓をワイヤーから引き抜く
4..ワイヤーの長さを調整(長い部分を切断)する。この時若干長めにカットする
5.太鼓にワイヤーを通し、長めにカットした部分を太鼓の溝内で折り返しておく (折り返すのは抜け防止の為で
オリジナルのケーブルもその様に処置されている。)
6.太鼓の溝に半田用のフラックスを流し込み、半田付けする。
以上で作業は終了ですが、この方法を覚えておくことは大変有効です。たいがいラビットのケーブルに問題がある場合、
錆や折れによる内部ワイヤーの不具合が主で、アウターはまだまだ大丈夫なケースが多いです。この様な場合でも
ワイヤーだけを必要な長さ購入すれば、上記方法で交換可能です。(当然ですが、ワイヤーの径は同じ物を採用して
ください。)ケーブルも当時のオリジナル部品ですので、新品と交換し廃棄してししまうのではなく、なるべく
再生利用してあげてください。
DATE: 6月 7日(木)10時38分58秒
TITLE: アクセルの遊びについて(Part2)
NAME: Usagi21 MAIL:
301系のアクセルの遊びは、スロットルグリップ内に収まっているスライダーの当たり面の擦減りによるものが
大半です。スライダー自身は鋳造品で硬度が低いので、アクセルの閉開操作により、グリップ内側についている
螺旋部(鉄)と常に摺り合わされ、どうしてもクリアランスが大きくなってきています。対処方法はスライダの
グリップエンド側は、金鋸で斜めの形状に合わせて垂直に溝(深さ1mm程度)を刻み、そこに鉄製の板(刻んだ溝の幅
に合う)をインプラント(圧入)して調整します。そのときのコツはインプラントする部品に少々ソリをつけると溝との
ガタが無くなります。形状が複雑で精度の要求される部品の作成と作業になりますので、丁寧に行ってください。
作業は大変ですがこれでかなり改善されます。ただ開側の遊びはこれでよいのですが、閉側は中間が谷になっています
ので、両サイドの山部にそれぞれ処置する必要があります。この場合はドリルで垂直に穴(直径1mm程度)をあけ、
その径に合ったピアノ線をやはり圧入します。(空ける穴の位置とかには注意してください。あまりぴっちりした位置に
設定してしまうと動きが堅くなってしまいます。)文書では分かりにくい説明になってしまいましたが、安全性の面だけ
でなく、体感的にすごく乗りやすくなりますので、是非とも作業してみてください。
2ストローク本来のレスポンスの良さを味わえると思います。
DATE: 6月 7日(木)17時56分58秒
TITLE: アクセルの遊びについて
NAME: Shalalalee MAIL:
大きくスロットルを開けて、パッと放すと「ギー」という音がします。これは、2つの原因のうちのどっちでしょうか。
DATE: 6月 8日(金)00時04分41秒
TITLE: スロットル操作時の異音
NAME: Usagi21 MAIL:
異音がする場所がグリップ内なのか、ワイヤケーブルなのか、エンジン側なのか、明確でないので原因の特定は難しい
のですが、まず、その異音の発生している場所を調べてみてください。そして、異音発生のメカニズムを解明し、
アクセルの遊びと関係あるのかどうかを調べましょう。その過程で原因がはっきりします。旧車の場合はこの謎解きと
対処方法を考えるのもまた楽しいものです。がんばってください。
DATE: 6月12日(火)19時49分31秒
TITLE: ギー
NAME: Shalalalee MAIL:
異音はケーブルを短くしたら無くなり、さらに遊びも無くなりました。アドバイスありがとうございました。