DATE: 10月23日(月)22時30分42秒
TITLE: 素朴な疑問?ラビット301の加速能力
NAME: Usagi21 MAIL:
ラビットの301系には自動遠心ラッチのみのオートマタイプとクラッチを有するセミオートマタイプ(ジュニア)が
ありますが、加速能力はやはりクラッチ有りのジュニアの方がクラッチを使える分、優れているのでしょうか?
と言うことはクラッチを使用しない時は互角.....?エンジン馬力は両タイプ同じだと思うのですが、この2系統の
間にはトルク特性が変わるような仕様変更(3速の各ギア比、エンジン系等)の変更があったのでしょうか?
ラビットに乗っていて一番怖い思いをするのが、国道とかの片側2車線道路の右折時で、いつもその瞬間上の
疑問が頭をよぎるのです。(皆さんも右折怖くありませんか?また加速が遅いがために結構車にウトマレて、
ラビットを前出さないように幅寄せ等の意地悪をされたりしませんか?)ま〜この疑問が晴れたとしても現状は
変わらないのですが.....本音、せめて原付の加速には負けないで欲しいですネ。
DATE: 10月24日(火)00時35分17秒
TITLE: S301について
NAME: ラビット・ハウス MAIL: rabbit@ham.email.ne.jp
Usagi21 さん、S301系統のトルコンの件ですが、富士重は最初 S−61に トルコンをつけて商品化しました。
その後S101、S601と進化しましたが、S301Aにトルコンをつけるべく大変苦労し試作段階でS301E型
として11台も試作車を作って研究しました、しかし性能的に満足できず、断念しました。その後、
ウエブタイプ・ロータリーバルブと新型マフラーを採用したES36Bエンジンを開発し、これにより中高速の性能
が大幅に 向上し、再度S301のトルコン車の開発を計画しました。昭和40年春から19台の試作車で開発し、
満足できる性能を得たため商品化されました。
開発の経緯は以上の様ですが、性能比較(実測データー)は下記の通りです。
S301B型 S301BH型
最高速(普通姿勢) 80km 79km
最高速(レーサー姿勢) 85km 82km
0〜75m 7.4秒 7.8秒
0〜200m 14.2秒 15.0秒
登坂加速(11゜17' 75m) 10.2秒 11.7秒
登坂限度 21゜ 19゜
以上から、性能的に大きな差は無いといえますがダッシュの加速はミッション付きに利があるようです。
しかし、ラビットを自分の手足にするには1万キロを走ってはじめて身体の一部になるような気がしますが.......
DATE: 10月24日(火)14時41分58秒
TITLE: ラビット301の加速能力について
NAME: Usagi21 MAIL:
ラビット・ハウス様直々の回答ありがとうございました。301の開発経過、性能比較(実測測データー)参考になりました。
早速私のウンチクファイルにインプットさせてもらいました。(それにしても「普通姿勢」「レーサー姿勢」のデータは
笑いました。今となってはバカバカしいく思えることでも、当時はまじめに取り組んでいたのでしょうね。)実は私は
ラビットを単純に普段の足としか見ていなかったので、かなりいいかげんに扱っていました。ところが、時間に余裕が
出来たので、チョッとまじめにメンテナンスしてやろうといじくったら、これが1/1のプラモデルみたいで完璧にはまり
ました。旧JISネジに泣かせられ、復刻部品の作成に苦労しながら、結局全部バラして再組上げしてしまいました。
(再塗装はオリジナルにこだわりがありましたので省略ですが)結果、見違えるほどフィーリングが良くなり、まるで
別のバイクで、自分では30年以上前の新車を手に入れた気分に浸っています。ラビットは実走行において交通の
流れに乗れるので問題は無いのですが、加速の悪さには実際泣かされます。「バイク=速い」のイメージがあるのが
いけないのでしょうl。しかし、現在のバイクにない魅力を持っているのも確かですので、これからも良き相棒として、
老体をいたわりながらカワイがって行こうと思っています。そう言う意味でこのサイトの存在は心強いです。
私も有効な情報は提供していこうと思いますし、他愛も無いことで投稿するかもしれませんが、その時はヨロシク
お願い致します。