整備記録より
DATE: 04月23日(日)20時57分19秒
TITLE: 燃料系のトラブル
NAME: 八木 MAIL:
ツーリングを控え、燃料系のトラブルが起きないようにタンクの清掃を行いました。
私の S601 は入手時から時々、加速不良や突然のエンストに悩まされ、キャブの清掃や
燃料フィルターの清掃などを実施し、暫く調子が良くなりましたが、徐々に中・高荷時の
加速が悪くなって来ました。原因究明のため点火時期、進角装置、マフラーの詰まり、
キャブのジェットの詰まりなどを点検しましたが、結果は全て白でした。
しかし、フィーリング的には、中・高負荷時に燃料不足が起きているような感じでしたので
燃料コックを分解して見ました。コック内の通路には綿ゴミと砂ようなものが詰まりかけ、
ガスの流れが悪くなり燃料の供給不足を引き起こしていたトラブルでした。
今日は、これらのゴミが溜まっていると思われる燃料タンクを入念に洗浄しました。
錆びは無く、意外にゴミは少なかったのですが中から綿ゴミや砂のようなもの出て来ました。
さらに驚いたことにタンク内の錆び止め塗料が剥がれ、タンク出口の穴を塞いでいるのを
発見しました。この塗料が無くなるまで繰り返し洗浄しましたが、新たにタンク内を
コーティングした方が良いと感じました。601は燃料コックとキャブ間の燃料ホースが
約80cmもあり、ただでさえ燃料の落ちが悪いので、少しのゴミ詰まりでも悪影響を与えるようです。
購入時には長期間、安心して乗るため面倒でも燃料系のトータル的な整備が必要だと思います。