石原慎太郎氏の南米1万キロ横断
昭和35年春、石原慎太郎を隊長とする南米横断1万キロ・ラリーが企画された。 総勢10名程度であったが、日本で初めての南米横断ラリーで、しかも、 ラビット S−82,S−101D が主体であった。 チリ、アルゼンチン、ブラジルと3国にまたがり、 ラビットにとっても、隊員にとっても過酷な旅程であった。 この時のことを石原氏は、
「人間には誰しも様々な青春の思い出があり、それを表象 するものごとがあるが、私にとって青春のいわば最後の モニュメントは、ラビット・スクーターを駆ってはるか に遠い南米の山野を踏破した旅と、その旅に打ち乗った あの可憐なラビット・スクーターである。」
と、青春の一コマを述べている。
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