孤独は恐ろしかったり、苦しかったり、悲しかったり、寂しかったりするものであるけれども、しかし時には宝石のように美しく思える事もある。誰しも 孤独はものではない。つまり存在ではない。だから存在するものは孤独ではなく孤独な自己というべきか。しかし自己そのものが美しいとも思えない。の中に存在するものはけれどもあたかもものであるように、存在するものであるように見える事もある。 そういう時、孤独は美しく見えるのである。 孤独の美しさを例えるには宝石以外には考えられない。孤独を花の美しさに例えるのはあまり適当とは思われない。もっとも花にも色々あって、孤独に例えられるような花もあるかもしれないが。 孤独は自己か。
孤独は宝物であるとしてもその孤独の主自身にとっての宝物なのだろうか。 |