IEEE1394aの理論上の転送速度は、「50MB/s(400Mbps)」、USB2.0は理論上「60MB/s(480Mbps)」。
それに対し、CDやDVDの転送速度は、DVD16倍速でさえ1/2以下の「22.2MB/s(177.3Mbps)」となっています。

DVD12倍(16.6MB/s) >DVD8倍(11.1MB/s) >DVD6倍(8.31MB/s) >CD52倍(7.8MB/s) >DVD4倍(5.54MB/s)

しかし、さまざまな要因から理論値どおりの速度が出ることはなく、DVD16倍速というのはなかなか高いハードルであるのが実情のようです。

PLEXTOR 「PX-W4012TU」

今回使用したのは、「PLEXTOR PX-W4012TU」のケース。
 

ケース内部 (左上)と、USB2.0-IDE変換基盤 (右上)


in-system USB2.0変換チップ 「ISD300A1」 の概要


 


転送レートテスト

読み込み速度:16x

16倍速はまったく期待していませんでしたが予想を覆す結果に!バッチリ16倍速出てます!バーストレートも24MBと好成績。

読み込み速度:12x

問題なし。きれいに12倍速出ています。

読み込み速度:8x

当然8倍速も問題なし。


書き込みテスト

記録速度:16x

スバラシイ!見事16倍速完走!

記録速度:12x

余裕の12倍速。

記録速度:8x

後半のうねりはドライブの仕様っぽいので、問題なし。

まとめ

外付けケース&変換チップ検証コーナー初の16倍速記録達成となりました。

このPX-W4012TUのケースは造りも非常に良く、アルミボディで堅牢性・放熱の面でも優れていると思います。基盤も埃などが浸入しにくいように保護されています。この基盤保護は内外からのノイズ遮断にも一役買っていそうです。



実はコレ、発売当時は20,000円程度で売られていたようですが、オークションで約3,000円でゲットしたものです。
今までHDD・光学ドライブ系はUSBを敬遠してきたのですが、IEEE1394環境ではドライブが認識されなかったり、PCの起動・終了が固まったりと、ほとほと嫌気が差していたので、USBって案外いいかも、なんて思う今日この頃です。