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C言語は電子計算機のプログラミング言語です。
プログラミング言語は、入力されたデータを演算という変換処理を通して出力に変換する制御を記述します。
演算する条件(式)の関係を記述するのに演算子を使います。
演算子は、算数でいうならば「+、×、÷、−、=」などといったものです。
演算子 | 機能 | 記述 | 概要 |
備考 | 優先順位の高いほうから低いほうへ順番に並んでいる。しかし、コンパイラなどによっては微妙に優先順位が異なることがある。たとえばMicrosoft Visual C++ など。 | ||
---|---|---|---|
:: | スコープ解決 | クラスネーム::メンバ | classに属する関数の宣言などに使う。 |
:: | 大域的 | ::メンバ | |
. | メンバ選択 | オブジェクト.メンバ | classやstructのメンバを参照 |
-> | メンバ選択 | ポインタ->メンバ | classやstructのメンバをポインタで参照 |
[] | 添字付け | ポインタ[式] | 配列の先頭ポインタからのオフセットを[]で括る |
() | 関数の呼び出し | 関数名(引数リスト) | 関数の宣言や呼び出しで、括弧の中は引数の列挙 |
() | 値の構築 | 型(式リスト) | 関数の宣言や呼び出しで、括弧の中は引数の列挙 |
sizeof | オブジェクトのサイズ | sizeof オブジェクト | オブジェクトの大きさを求める |
sizeof | 型のサイズ | sizeof(型) | intやcharなどの型の大きさを求める |
++ | 後置インクリメント | 変数++ | 処理をしてから変数をインクリメントする |
++ | 前置インクリメント | ++変数 | 変数をインクリメントしてから処理をする。 |
-- | 後置デクリメント | 変数-- | 処理をしてから変数をデクリメントする。 |
-- | 前置デクリメント | --変数 | 変数をインクリメントしてから処理をする。 |
~ | 補数 | ~式 | 補数を求める。 |
! | 否定 | !式 | 式の否定論理 |
- | 単項のマイナス | -式 | 式が不の数 |
+ | 単項のプラス | +式 | s式が正の数 |
& | アドレス | &変数 | 変数などオブジェクトのアドレス |
* | 間接参照 | *式 | ポインタ変数が指し示す実体への参照 |
new | 作成 | new 型 | オブジェクトの確保 |
delete | 破壊 | delete ポインタ | newで確保したオブジェクトの開放 |
delete[] | 配列の破壊 | delete[] ポインタ | 配列の開放 |
() | キャスト | (型)式 | 型の異なる変数に変換 |
.* | メンバ選択 | オブジェクト.*メンバへのポインタ | メンバになっているポインタ変数が指し示す実体への参照 |
->* | メンバ選択 | ポインタ->*メンバへのポインタ | ポインタが指し示すオブジェクトにあるポインタ変数が指し示す実体への参照 |
* | 乗算 | 式 * 式 | 掛け算よーん |
/ | 除算 | 式 / 式 | 割り算よーん |
% | 法(剰余「じょうよ」) | 式 % 式 | 余りを求める |
+ | 加算 | 式 + 式 | 足し算よーん |
- | 減算 | 式 - 式 | 引き算よーん |
<< | 左シフト | 式<< 式 | 左にビットシフト。つまり算術的演算ならば倍 |
>> | 右シフト | 式 >> 式 | 右にビットシフト。つまり算術的演算ならば半分 |
< | より小さい | 式 < 式 | 式の比較 |
<= | 以下 | 式 <= 式 | 式の比較 |
> | より小さい | 式 > 式 | 式の比較 |
>= | 以上 | 式 >= 式 | 式の比較 |
== | 等しい | 式 == 式 | 式の比較 |
!= | 等しくない | 式 != 式 | 式の比較 |
& | ビット毎の論理積 | 式 & 式 | |
^ | ビット毎の排他的論理和 | 式 ^ 式 | |
| | ビット毎の論理和 | 式 | 式 | |
&& | 論理積 | 式 && 式 | |
|| | 論理和 | 式 || 式 | |
?: | 条件式(3項演算子) | 式1 ? 式2 ! 式3 | 式1であるときは式2になり、そうではない時は式3になる。 この3項演算子の代わりにキーワードのifを用いても、同じようなシーケンスを記述できます |
= | 単純な代入 | 変数 = 式 | 右辺の値を左辺の変数に複写します |
*= | 乗算して代入 | 変数 *= 式 | 左辺の値を右辺で掛け算してから左辺に複写します |
/= | 除算して代入 | 変数 /= 式 | 左辺の値を右辺で割り算してから左辺に複写します |
%= | 剰余取って代入 | 変数 %= 式 | 左辺の値を右辺で割り算した余りを左辺にコピーします |
+= | 加算して代入 | 変数 += 式 | 左辺の値を右辺で足し算してから左辺にコピーします |
-= | 減算して代入 | 変数 -= 式 | 左辺の値を右辺で引き算してから左辺にコピーします |
<<= | 左にシフトして代入 | 変数 <<= 式 | |
>>= | 右にシフトして代入 | 変数 >>= 式 | |
&= | 論理積を取って代入 | 変数 &= 式 | |
|= | 論理和を取って代入 | 変数 |= 式 | |
^= | 排他的論理和を取って代入 | 変数 ^= 式 | |
throw | 例外を送出 | throw 式 | |
, | コンマ(列演算) | 式 , 式 | enumや配列での値の列挙 |
足し算、引き算、掛け算、割り算をして、結果を印字するプログラムを作ります。
#include <iostream.h>
#include <stdlib.h>
int main( int argc, char** argv)
{
int ans0, ans1; // 答えをしまう変数を実数型で宣言
int ans2, ans3; // 答えをしまう変数を実数型で宣言
int ans4, ans5; // 答えをしまう変数を実数型で宣言
int a, b; // 変数を実数型で宣言
a = (int)28; // 変数 a に 28 を代入
b = (int)18; // 変数 b に 18 を代入
ans0 = a + b; // 足し算した結果を、変数 ans0 に代入
ans1 = a - b; // 引き算した結果を、変数 ans1 に代入
ans2 = a * b; // 掛け算した結果を、変数 ans2 に代入
ans3 = a / b; // 割り算した 商 を、変数 ans3 に代入
ans4 = a % b; // 割り算した余りを、変数 ans4 に代入
cout << "TashiZan : " << ans0; << '\n'; // 結果を印字
cout << "HikiZan : " << ans1; << '\n'; // 結果を印字
cout << "KakeZan : " << ans1; << '\n'; // 結果を印字
cout << "Syou : " << ans1; << '\n'; // 結果を印字
cout << "Amari : " << ans1; << '\n'; // 結果を印字
return EXIT_SUCCESS; // 終わり
}
著作権2000年 © 大槻昌弥
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