人間に適用される被服に必要な身体寸法に就いて

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このレポートに関する概説]
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このレポートに関する概説

今回は日ごろお世話になっている被服に就いてのレポートです。
衣服のサイズ表記や身体寸法の計測などを中心にして纏めていきます。

このレポートは次のような人達に有効な情報に成ることが期待されます。


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被服に身体寸法の用語

身体の基準部分及び名称は JIS L0111-1993 で次のように規定されている。

  1. 頭頂点
    頭頂部の正中心線における最高点
  2. 眉間点
    正中心線上で眉と眉の間の点
  3. 後頭点
    正中心線上で、後頭部の最も後方に付きだした点
  4. バックネックポイント
    第7頚椎のきょく突起の先端。
    頚椎点ともいう。
  5. サイドネックポイント
    ネックラインと僧坊筋上部線前縁との交点
  6. フロントネックポイント
    鎖骨内側端の上縁水平位と前正中心線の交点
  7. ショルダーポイント
    側面から見て上腕上部の幅を2等分する垂線とアームサイラインとの交点。
    肩先点ともいう。
  8. 肘点
    手を腰に当てて、肘の最も外側に付き出す点。
  9. 手首点
    手首の小指側で、手の踝の最も突き出した点
  10. 指先点
    手の中指の先端。
  11. バストポイント
    乳頭の中心点。
    乳頭点ともいう。
  12. 転支点
    頚骨上部内側の最高点。
  13. 頚骨点
    頚骨上部内側の最高点。
  14. 踝点
    足の外踝の最も外側に突き出している点。
  15. 踵点
    踵で最も後方に突き出している点。
  16. 足先点
    最も突き出している足指の最先端。
  17. 正中心線
    頭部及び体幹部左右に2等分する体表面に沿った線。
  18. バストライン
    バストポイントを通る水平面と体表面の交点。
  19. ウエストライン
    ウェストの測定値で体表面との交点。
  20. 腹囲線
    外側から見た腹部の最凸部における水平面と体表面との交線。
  21. ヒップライン
    転支点を通る水平面と体表面との交線。
  22. ネックライン
    バックネックポイントとフロントネックポイントを通る首付け根の線。
  23. アームサイライン
    上腕骨頭のほぼ中央を通り、肩部から上腕部に移行する腕付け根の線。
    腕付け根線ともいう。
  24. ショルダーライン
    ショルダーポイントとサイドネックポイントを結ぶ線。

身体寸法、高径、長径、に関する項目。

  1. 身長
    床面から正中心線上における最高点
  2. またの高さ
    床面から又の位置までの垂直距離。
  3. 膝の高さ
    床面から頚骨までの垂直距離。
  4. 足長
    踵から最も突き出した足の指の先端までの距離
  5. 総丈
    バックネックポイントからウェストラインヒップラインを経て床面までの長さ。
  6. 背丈
    バックネックポイントからウェストラインまでの長さ。
  7. 腕の長さ
    ショルダーポイントから手首点までの長さ。
  8. 頭囲
    眉間点と後頭点を通る周囲長。
  9. チェスト
    脇の下付け根部分を通る胸部の周囲長。
    乳房の発達していない人の場合胸囲ともいう。
  10. バスト
    バストポイントを通る胸部の周囲長。
    ブラジャーをつけたような状態での最大水平周囲長
    チェストよりもバストが大きい人若しくは、乳房の発達した人の場合胸囲ともいう。
  11. ウェスト
    肋骨の最下端と挫骨との中間の周囲長。
    胴回りともいう。
  12. 下胴囲
    腰骨直上における水平周囲長。
  13. ヒップ
    腰部における最大周囲長。
    転支点を通る場合が多い。
  14. 頚囲
    喉頭隆起直下における周囲長
  15. 首付け根
    バックネックポイントとフロントネックポイントを通る首根付け周囲長。
  16. 上腕最大囲
    上腕の最大周囲長。
  17. 大腿骨最大囲
    大腿骨部の最大周囲長。

横径、前後径

  1. 胸部横径
    正面から見たばあいの、バストラインの投影長
  2. 腹部横径
    正面から見たばあいの、ヒップラインの投影長
  3. 胸部の厚さ
    側面から見たばあいの、バストラインの投影長
  4. 腹部の厚さ
    側面から見たばあいの、ヒップラインの投影長
  5. 背肩幅
    正面から見たばあいの、バストラインの投影長

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著作権 1997年 ©大槻昌弥
著作者に無断で新聞雑誌や電子掲示板等への掲載や転載及び複製物の配布や販売などの営利目的へ利用する事を固く禁ずる。

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