よくね、テレビ中継で事件や事故の現場からレポートするのがあるじゃないですか。
んで決まってリポーターのうしろには野次馬がいっぱいいるじゃないですか。
ピースとかしてるじゃないですか。
ケータイで誰かと話してるじゃないですか。
アレは・・・誰と何を話しているんでしょうね。
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「はい、もしもし・・・」
「もしもし!? あっ、オレオレ!」
「へ? あ、はいはい。 なに?」
「ちょいテレビつけてみ!」
「へ? テレビ? なんでよ」
「あーもういいから早くつけろって! 8チャン!」
「8チャン? ・・・あーもう・・・今スパゲティー茹でてる途中なんだけどな・・・」
「つけた!? ねぇつけた!?」
「はいはい・・・え〜〜と・・・リモコンリモコンはと・・・」
「早くしろって! マジなにやってんだよ! 早くしろや! バカ!」
「バ、バカってなんだよ!」
「あーうそうそ、悪かった。 いいから早く8チャンつけてみって。 面白いから」
「はいはい・・・え〜っと・・・と、はい、つけたよ。 なに?」
「イエ〜〜〜〜イ」
「・・・・・・・・・・へ? なに?」
「だからホラ、イエ〜〜〜〜〜〜イ!」
「だからナニよ?」
「見えるだろ!? 8チャンだよ!?」
「あ、間違えた、6チャン見てた」
「だーーー! もうっ!!」
「はい、8チャン。・・・・・・あ。」
「見えた? 見えた? 見えたっしょ!?」
「うん、見えた」
「イエ〜〜〜〜〜〜〜〜イ!」
「おー、すげー、テレビ電話みたいだ」
「ヘッヘッヘ! イエ〜〜〜イ、 ウエ〜〜〜イ、 ヒャッホゥ〜〜〜イ!」
「はいはい、あはは・・・見える見える」
「ははははは! な? だろ? 面白いだろ?」
「・・・ああ、まあね」
「・・・・・うん、それだけ。 じゃあね」
「あ、うん、ああ、じゃあね」
「じゃあ。 またかけるわ」
「うん、はい。 じゃあ」
「・・・スパゲティー大丈夫?」
「・・・あ、ああ、うん。 火消したから」
「そうか。 ・・・・・・」
「・・・・・・・」
「んじゃな」
「あ〜〜い、じゃあ」
「じゃあ」
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・・・なんてーな感じでしょうか。
とりあえず、スパゲティーをアルデンテに茹でるほうが大事だと思います。