<ナゾバイク2号>
この後、改良に改良を重ね、荻窪あたりで2号が開発された。
前の部分が1号よりもカッコ良くなっているのがわかる。
これを初めて目にした時、ナゾドウブツは、ニヤリとしながら
「前の部分が1号よりもカッコ良くなっているね」と言ったらしい。
結構そのまんまだ。
前輪が2つ、後輪がひとつの変則3輪マシーン。
・どうやって曲がるのか
・しっぽが後輪に巻き込まれそうで心配
・あの黄色いタンクの部分には小ヤギが閉じ込められているらしい
・ヘルメットはしなくて大丈夫なのか、警察は何をやっているんだ
・え!? あの大川先生が婦女暴行!?
・ねぇお母さん、今日の晩御飯なに!?
・・・などの声に、ナゾドウブツはいまだ沈黙を保っている。 ナゾドウブツは寡黙なのだ。
ただひとつ、燃料はファンタ(グレープ)らしい、と成城界隈のマダムにはもっぱらのウワサ。
<美女木ジャンクションあたりにて撮影>
・・・と、「AKIRA」の金田の真似をしてみても、誰も気付いてくれない。
孤独が身にしみるナゾドウブツ。(でもニヤリ)