そんな5月。
『・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・』
『ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・』
『ハァ・・ハァ・・・フンヌッ・・・アハァ・・・』
「どうしたの? 兄さん。 具合でも悪いの!?」
『ビクッ!』
驚くぷう太さん。
いろんなところがビクッとするぷう太さん。
いろいろビンカンなお年頃なのだ。
妹のぷう子はまだ何にも知らないいたいけな女の子なのだ。
もう20歳なんだけどね。
「い、いやぁ、ななな、なんでもないなんでもない。
というか、ノックぐらいしなさい。」
部屋にカギをつけなきゃな・・・
そんな気にもなるのかなんて考えたりするけど・・・(オザケン調に)
そんな5月。
「このコ(ナゾドウブツ)がね、どっか行きたいんだって」
「世はゴールデンウィークのまっただ中なのです。
どこかに行かなきゃむしろ逆にアレですよ。」
『むしろ逆にアレ!?』
『むしろ逆にアレ』・・・
言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だなと
ぷう太さんは思いました。
そんな5月・・・
というか、北海道に行く以前の、こんなどうでもいいプチコントで
1ページも使ってしまったことに、いささか後悔しつつも、
『いや、それもむしろ逆にアレだな・・・フフフ』
なんて思うぷう太さん。
早くもいきなり他人のフレーズをパクったりする・・・
・・・・そんな5月。