2002年10月
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                                         10月の連休はゆっくりと穏やかで。

                                                                                             at 2002 10/16 00:55 編集

        ああ、もう10月も半分過ぎてしまった・・・
        でもあまり書くことが無いんだよなぁ。

        何について書けばいいですかねぇ。
        なんかありませんか? リクエスト。
        ないですよね。
        うーーーん。
 
 
 

                                           ジャンボパッチンについて。

                                                                                             at 2002 10/20 01:03 編集

        ジャンボパッチン。

        今日は『ジャンボパッチン』について書こうと思います。

        僕が初めてジャンボパッチンを手したのはいつだっただろう・・・
        本当に全然憶えてないんですが、子供の頃に一時期ハマって
        (ハマると言ってもたいしたモノでもないので
         没頭するというほどでもないんですが)、学校に持って行ったり、
        クラスのやつも何人か持ってきていたという記憶は確かにあるんですよ。
        それが小学何年生のことだったか、もしかしたら中学生になっていたのか、
        それすらもよく憶えていないんですが。

        ジャンボパッチン、モノ自体はどうってことない物なんですが、
        そのどうってことなさに、なんとなく惹かれるものがあったのかもしれません。
        あの形のシンプルさ、そして大きさ、色。
        色はいろんな色がありました。 僕は青が好きだったんですが、
        あの青の透明感が、なんとも言えないというか、なんというか。
        青のジャンボパッチン越しに透かして見た世界が、当時の僕を
        なんだか夢のような世界へいざなってくれたような、そんな気が
        したもんでした。

        そして見た目のシンプルさもさることながら、
        使い方がまた、これまたシンプルで。
        なにが楽しいのか、これのどこが面白いのか、
        今思うとよくわからないんですが、それでも子供の頃の一時期
        (本当に一時期だけでした。 数週間くらい。 
         なんだったんだろうあの熱狂ぶりは。)、ずっと常に持ち歩き
        文字通りずっと手の中に握り締めて、サルのようにやってました。
        なんだかわからない中毒性のようなものがあったのかもしれません。

        今風に言うなら、なにか「癒し」のような効果があったのかもしれません。
        あの抜けるような音、指パッチンが最高に上手くいったときのような、
        指の関節鳴らしが思いの他いい音がしたときのような、なんだかそんなような、
        とても心地のいい音を出すことができましたよね、ジャンボパッチンは。

        音を鳴らす以外にも、ジャンボパッチンにはもうひとつ、
        飛ばすという遊び方もありました。
        買ったばかりのジャンボパッチンはまだ硬く、飛びもいいんですが、
        あまり鳴らし続けた古いモノだと、なんとなく緩くなっていたり、
        端が割れてしまっていたりで、あまり大きな飛距離は望めませんでした。
        だから、「常に持って鳴らす用」と、「たまに飛ばす用」の
        2種類を常備しておく必要がありました。
        それにずっと鳴らしていると折角きれいなスケルトンカラーだった
        ジャンボパッチンが指紋で汚れて曇ってきてしまうので、
        安くて手軽な割には結構消費が早かったような気もします。
        まーいくつあってもかさばるモノでもないし、
        たくさんあるとキレイでしたしね、僕もいくつか集めたものですよ、当時は。

        さて、マニュアルに載っている、いわゆる「オフィシャルな遊び方」は
        上で述べたような「鳴らす」「飛ばす」の2種類だった気がしますが
        (マニュアルがあったのかどうかも定かではないんですが。 
         でもじゃあどうやって遊び方を知っていたんだろう。)
        この他にも、「くっつける」や「はじく」などの使い方もありました。
        これらは多分僕らが遊んでいるうちに自然と発生した遊びだったかもしれません。

        「くっつける」・・・意外と結構な吸引力で、顔や手でやると
        アザのようにアトが残るほどでした。
        首筋につけて「キスマーク」と言ってふざけた記憶もあります。

        「はじく」・・・これは「飛ばす」のと同じ要領で、引っ込めた部分に
        なにか小さいケシゴムのカケラのようなモノをのせて、
        ジャンボパッチンの戻る力によってそのケシゴムを飛ばすという感じで。
        飛距離を競いあったりしました。

        そんな感じで、結構楽しかった思い出があるジャンボパッチンですが、
        (当然、学校で先生に没収されたり、飛ばしてどっかになくしちゃったり
         という悲しい思い出もありますがね。)
        モノ自体はこれと言ってどーってことのない、ホントもーどーでもいいような
        モノなんですよね。
        でもコレだって列記とした商品。 工業製品なわけです。
        製品だからには、やっぱり作っている人がいるわけで。
        「ジャンボパッチン工場」に勤めて、日夜ジャンボパッチンを作って生計を
        立てている人も、やっぱり存在するわけですよね。
        そう考えると、世界にはいろんな仕事があるよなぁと思うわけです。
        きっと別に「将来はジャンボパッチンを作るのが夢」だったわけじゃ
        ないでしょう、その人も。
        でもこうしてジャンボパッチンが世に出て、僕のような子供がそれで
        一時期でもプチフィーバーしたのを知れば、彼も本望なのではないでしょうか。
        人に喜ばれる仕事、いいですね。
 
 
 
 

        ・・・・と、ここまで書いたところで、

        『ジャンボパッチンって、なに?』

        という人もいるかと思われます。
        僕も僕で、なんだかわからないような書き方しましたしね、わざと。
        気になった方は『ジャンボパッチン』で検索してみて下さい。


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