at 2002 08/02 04:04 編集
さて、プレステ2を買いまして、ゲームがいっぱいありすぎて
何をやろうかなーといった感じだったんですが、
知り合いから『ICO』を借りまして。
このゲーム、発売当時にテレビCMを見て、その映像センスと
「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。」
というフレーズに、かなり惹かれるものがあったんですが、
当時はまープレステ2持ってないことだし、ということでした。
んで今回とうとうやったわけなんですが。
最高。 大好き。
と、まず言っておきましょう。
それでは、感じたことをバーっと。
ネタバレは無しで。 はい。
オープニングからとっつきやすい。
余計な説明が皆無で良い。
説明書見なくてもサクサク動かせる。(説明書は結構ネタバレがあるので
操作法以外の部分は読まないほうがいいくらいかも)
走らせたりジャンプさせたりぶら下がるだけでも楽しい。
操作性良好。
でも最初っからいきなり、何すれば良いのかわからなくなったり。
でも楽しいからまーいいかー。
背景かなりキレイ。 カメラズームしてもスキが無い美しさ。
女の子登場。 ドキドキ。
敵が結構シビア。 ちょっとイライラする。
敵が出てくるたびにウンザリ。 でも敵が存在しないと
緊張感がなくなるので、まーいいか。
敵が出てくるシーンで何度もゲームオーバー。
実は「闇から少女を引っ張り出せる」ということを途中まで知らなかった。
(説明書読んでなかったので)
少女をかばいながら敵と戦うのが楽しい。
セーブシーンがなんかなごむ。
謎解きで悩んでいると、少女が「イコー」と呼びながらヒントを指さして
くれるところがいい。
少女と手を繋いで走るとき、キツく引っ張っているみたいで痛そう。
ガケなどスレスレのところを歩くのがドキドキ。(未来少年コナンみたい)
「ココからあそこまでジャンプで届くかな? えーい!」という
一か八かな感じで、コントローラーを握る手にも汗がにじむ。
鎖にぶら下がって、振り子運動で勢いをつけて飛び移るところとかね、
ドキドキします。
謎解きが僕にとっては結構ムズい。
何をどうすればいいのか、どこから来たんだっけ、あそこにはどうやって
行けばいいんだっけ、などが多い。
でも、トリックそのものが難しいわけではなく、
カメラワークの関係上、「あ、こんなところにスイッチがあったのか」とか
「ああ、ここの影になってる部分にハシゴがあったのか」
みたいな、「見づらいことによる発見の難しさ」だけです。
トリックは基本的に、その場その場で解決して進んでいけるものだし、
トリックを解いて次の部屋に行くたびにセーブポイントがあるので
ツラさ(というかストレス)はほほんと無いです。
あー僕ねぇ、バイオハザードはまーまー好きなんだけど、
あのゲームの
●セーブ回数に制限がある(リボンが無いとセーブできない)
●武器(銃)に弾数制限がある
●謎解きで迷ってる間にも敵がジャンジャン出てきて
敵と闘っているうちに頭がこんがらがってくる
・・・などの要素は嫌いなんですよ。
「それもゲーム性のひとつ」と言う人もいるだろうけど、
僕にとってはストレスでしかない。
ICOにはそういうストレスは無いです。
少女をひとりぼっちにしていると、敵に引き込まれてしまうんだけど、
これがかなりドキっとする。 「ヤバい! 早く戻らなきゃ!」って思う。
謎の解き方、敵の倒し方が、結構パターン化してくるので
やってるうちに程よく進めるようになってくる。
このバランスがとっても丁度良い。(僕にとってはだけどね)
正直、前半は何度か挫折しそうになった。
何処まで進んでいるのか、何をしようとしているのか、
いまいち把握できなかったから。
そして死にものぐるいの自分に対してあまりにもやる気のない
(ように見える)少女に
「なんで俺は・・・」とかいろいろ思う。
「俺は基本的に、人に頼られるの嫌いなんだよなぁ」とかも思う。
「そういやあデートのときとかもほとんど彼女まかせだしなぁ・・・」とかも。
「もう先に進みたくない」「怖い」「諦めたい」って思っちゃう。
でもそれこそが自分がイコとシンクロしているとも言える。
13歳の少年が巨大な城で迷うなんて、ものすごい不安感だろうから。
でもそこを越えると(東の闘技場を越えたあたりからかな)、
「おお、じゃあ次はあそこをこうすればいいんじゃないかな?」
などの予想がつくようになり、そうなってくると面白い。
少女も愛おしくなってくる。
「僕が守らなきゃ」とかいろいろ思う。
終盤、怒涛の展開。 燃える。
未来少年コナン、ラピュタ、カリオストロ、スターウォーズ・帝国の逆襲のラスト
などなどが好きなら、たまらない展開。
このころには完全にイコに感情移入。
ボロボロのこの状態からどうやって立ち直るか、水が冷たすぎるぜ、
などなど、いろいろ考える。
そしてラスト。 うおおおおお。
んでエンディング。
泣く。
今までの、謎解きの苦労や少女との思い出などがブワーっと甦ってきて
涙腺が・・・
という感じのゲームでした。
総プレイ時間も程よい長さです。 僕は約10時間くらい。
(これ以上長いと辛かったかも)
今回人から借りてプレイしたわけですが、
うーんコレは手元に置いておきたい。 買おうかな。
やったこと無い方、オススメですよ。
謎解きはちょっと難しいかもしれませんが、そんな時は
ネット上に攻略サイトとかありますし。
でもアクションアドベンチャー(バイオハザードやゼルダなど)が
全くできない人にはツラいかもしれませんけどね。
あ、でもバイオよりは動かしやすいので、操作感にストレスはそんなに無い。
上であげたような、未来少年コナン、ラピュタ、カリオストロなどが
好きなら満足できると思いますです。
うん、『未来少年コナンの後半を、コナンを自分で動かせる』という感じ。
ゼヒゼヒ。
津田沼
at 2002 08/15 23:34 編集
ああ、8月も日記1個しか書かないうちにもう半分が終わってしまった。
日記だけじゃなく、夏っぽいこともなにもやらずにこのまま秋に
なる予定です。
涼しくなったらちょっと外に出てみようかと思っています。
夏は暑すぎる。
考えているのは、また津田沼にでも遊びに行こうかと。
大学時代に住んでいた街です。
2年前くらいにも行ったんですけどね。
なんとなく好きな街です。
街が好きなのもありますが、そこに住んでいた頃の自分が好きというか、
あの頃はお金も無かったし、狭い部屋に隠ってひとりぼっちで
仕事をしていたりしました。
ひとりで仕事していたし、ネットもまだやっていなかったから、
本当に、自分がどんな評価なのかもわからずに、
とにかく家でひとりでこなしていくだけの毎日でした。
家の近くの喫茶店で仕事の案を錬っていたりしました。
その状況がね、今思うと幸せだったかもなと、思ったりします。
あの喫茶店にまた行きたい、そしてそこで仕事の案を錬りたいなと
思ったりしまして。
うん、今度行くことにしよう。
1992年の夏
at 2002 08/16 05:36 編集
1992年の夏、大学1年だった僕はアイスホッケー部の合宿に参加していた。
千葉の房総あたりの海辺の小さな田舎町。
海と山とスケート場がある町だった。
入部してから3ヶ月くらいしか経っていなかったけど、
僕はもうすでに部活が嫌で嫌でしょうがなかった。
そもそもなんでアイホ部なんて選んでしまったのか、
今考えてみてもよくわからない。
たぶんなんとなく入ったんだろう。 うん。 とにかく入ったのだ。
先輩は鬼のようだった。
練習時は厳しい、まーこれは体育会なのでしょうがないけど、
練習以外の時はもっと鬼だった。 ほぼヤクザだった。
しかもアイホの練習は、民営のアイススケート場を夜中に借り切って
やるので、練習は夜中から始まる。
学校が終わったあと、夜8時ころから寮(僕は学生寮に入っていた)を
出発して、車で2時間くらいかけてアイススケート場へ行く。
外の駐車場で軽くランニング、柔軟、ダッシュ、などなどをやってから
(この時点ですでにすこし疲れている)
スケート場の中に入り、着替える。
重い防具類(総重量は20キロくらい)をつけて、スケート靴の
紐を結び終えた頃には、もうすごーく嫌になる。
それから鬼のような練習。 すさまじい練習。
汗が止まらない。 ジャスこ〜ころごと〜と〜まらないもうという感じ。
3時間くらい練習をやって、それからまた車で2時間かけて寮に帰る。
帰ったころには午前3時を回っている。
明日(というかもう今日)は6時半に起きて学校へ行かなきゃならない。
そんな部活動を週に3回くらいやっていた。
大会とかがあると週に4〜5回練習があった。
入部する前はそんなこと知らなかったし、そもそも体育会の部活動と、
いわゆるサークル活動との違いも知らなかった。
もっとサークル的に、みんなで楽しくナァナァなお遊びだと思っていた。
でも入ってみたら実際はこうだった。
いったん入ったものを、嫌だからってすぐ辞めたりするのは
僕のそれまでの人生において恥と考えていたので、
とりあえず辛くとも頑張った。
そんなこんなで夏の合宿である。
今までの普通の練習でも辛かったのに、
これから1週間毎日きつい練習だ。
それもあの嫌な先輩達とずっと一緒に寝泊まりだ。
とりあえず、合宿の直前に、先輩命令で全員坊主にさせられた。
さて合宿。
まず朝5時半くらいに起床して、山道を10キロくらいランニングする。
そのあと砂浜でダッシュなどをやる。
そして朝食。 すでにもうなんにものどを通らない。
でも食べないとこれからの練習で死ぬので、とりあえず詰め込む。
午前中の練習。 普段通りのスケート場での練習だ。
そして昼食のあと、先輩達は昼寝の時間。
1年生は先輩をマッサージしたり、もしくは自主練したりする。
そして夕方〜夜まで練習。
そして夕食、んでミーティングなどしたり。
(このへんの記憶が曖昧。 たぶん僕の脳が記憶から消したがっているんだろう)
合宿中(というか、基本的に合宿以外でも)は「ジュース禁止令」が
出されていた。
水以外は飲んだらダメなのだ。
塩分補給も糖分補給も別に考えてはいない。
ただの先輩のイタズラゴコロから発せられた命令だ。
でもただの水でもすごく美味しかった。
辛くて辛くて、練習中にスケートリンクの表面の氷のカス
(スケート靴によって削られたリンクの氷。 汚い)ですら舐めていたほどだから。
僕はキーパーだったんだけど、
合宿中にシュートされたパックが頭(ヘルメットの上からだけどね)にあたって
まゆのあたりを切って、数針縫う怪我をしてしまったので、
合宿後半は見学したりしていた。
それでも先輩に「お前怪我したからってサボってんじゃねえぞ、
そこで素振りやスクワットでもやってろ」と言われてやっていた。
見学の意味無し。
傷口に汗が染みて、腐って死ぬかと思った。
そんなこんなでなんとか合宿終了。
体重が数キロ減った。
スケートもちょっとは上手くなった。
1年生ながらも、僕は控えキーパーだったので、
試合に出させてもらえたりした。
1年間やったけど、どうにもこうにも楽しくなってこないので
結局辞めた。
先輩や同僚に説得やら叱咤激励やらいろいろされたけど、
その頃の僕はもう精神的にかなりまいっていたので
なにを言われようとも辞めたくてしょうがなかった。
毎日死んだような目でボーっとしていて、日記には「死にたい」とか
書いた。
最後はなんとか先輩達を説得して、辞めさせてもらった。
「やりたいことがあるので辞めます」と言った。
かなりギリギリだった。
あそこで辞めてなかったらどうなっていたか・・・
でも僕のことだからきっとそれなりに順応してたかもしれないけど・・・
そんなこんなで僕は部を辞めた次の年に、その「やりたいこと」
ってのをやり始めて、それが結局今現在の僕の職業になっていたりするんだけど、
とにかく先輩や同僚の反対を押し切って辞めた手前、
なにかやらないと悪い気がしたし。
今さっき、のどが乾いたので自販機でポカリスエットを買ってきて
ゴクゴク飲んだ。
飲みながらふと、あの頃の「ジュース禁止令」を思い出したので
書いてみました。
そういえば、合宿の最終日にみんなで花火をやったような、そんな記憶が
うっすらとあるんだけど、かなりうっすらだ。
僕の脳からあの頃の記憶は消えつつある。
嫌なことは消えていくものだ。
人間の記憶って不思議ですね。
つれづれ。
at 2002 08/17 03:06 編集
親戚の叔母さんが何か焦っているような様子でうちにやってきて、
「急いで! いいから早く! 外に出て!」と僕を急かす。
どうしたのと聞くと、叔母さんが言うには
宇宙人が地球を攻めに来たらしい。
外に出ると、軍の大きな装甲車がうちの前を走っていた。
空を見上げると、ジャンボジェット機が香港ばりに低空飛行していた。
そんな夢を見ました。
たまにこーゆー、SFじみたのを見る。
プレステ2『みんなのゴルフ3』を買いました。
みんゴルは初めてやったんですが、
まー面白いですね。 普通のお手軽ゴルフゲーム。
ドリキャスの『ゴルフしようよ』と比べると、
まー同じようなものなんですが、
どちらも特に不満は無いんですが、微妙にちょっとずつ違う部分があり
それも一長一短で。
マップ全体が見やすいのは「みんゴル」のほうがいいし、
パワーが120%まであるのは「ゴルしよ」のほうがいい。
ショットのリプレイが任意でできるのは「みんゴル」のほうがいいし、
ティーショットの爽快感は「ゴルしよ」のほうがいい。
という感じです。
今日の東京の夜は涼しくて良い。
北海道の夏の夜っていつもこれくらいだった気がする。
東京の熱帯夜ってキツいものがありますね。
家の中にいたらエアコンが効いているので関係ないですが
外に出るとモワッとして気持ち悪い。
散髪と絶体絶命。
at 2002 08/30 00:00 編集
髪を切りに行きました。
最近は近所の1900円(安い)のところに行っていたんですが、
今日は隣町に1700円のお店を発見したので、そこへ。
うん。 1700円っぽい仕事っぷりでした。
いやまー、そんなにこだわりもないので、
安けりゃ安いほうがいいから、まー文句はないです。
別にザンギリにされるワケじゃないですし。
普通でしたよ。
んで1年弱前に茶髪(を越えて金髪)にしていた名残りが
いやなメッシュになってきたので、『髪色もどし』を買って
黒く戻すことに。
プレステ2ソフト『絶対絶命都市』を買いました。
大災害で廃虚と化した街から脱出するゲームです。
バイオやイコみたいな例のシステムです。
『敵が出てこないイコ』という感じです。
イコよりもいろいろな面でちょっと・・・という感じなんですけどね。
でも面白いですよ。
すぐ死ぬけど、すぐコンティニューできるし。
今回買う前に、ネットでこのゲームのレビューなどを
調べたんですが、『グラフィックが悪い』『処理落ちする』
という意見が多かったですけどね、
確かにそんな感じですが、僕はそれほど気にならないです。
それよりも、他の何かが問題なんだと思います。
なんだろう、「コレ」っては言えないんですが、
なんか足りない気がします。
イコに比べて、ストーリーに入り込めないというか。
危機感や緊張感を感じないというか。
や、でも面白いです。
まだ3時間くらいしかやってないんですけどね。
絶体絶命都市のはなし。(バレなし)
at 2002 08/31 04:35 編集
「絶体絶命都市」をクリアしました。
いくつかエンディングがあるらしいんですが、そのうちの1つ、
一番メジャー(?)なやつを。
クリアした感想としましては・・・
「面白かった〜〜」です。
前書いたように、ネットで軽く下調べ(レビューなど)を
していたんですが、
そしてクリアしたあと改めてネットで感想が述べられているところとかを
読んだりしたんですが、
結構賛否両論なんですよね。
否定的な意見が多く、肯定的な意見でも「惜しいゲームだ」っていう
意見が多い。
確かに僕も「ああ、惜しいなぁ〜」と思いました。
最初は具体的に何が惜しいのか自分でもよくわからなかったんですが、
クリアした今、
『感情移入を促す描写やセリフが足りない』
ってことだと感じました。
セリフをもっと長くしろとか説明的にしろとかいうことじゃないんですけどね。
せっかく最後のほう、怒りや悲しみが渦巻く展開
(あんまり言うとバレになるので言いませんが)なのに、
バシッと決まるような、琴線に触れるようなセリフが足りないし、
それぞれのキャラがそういう行動に至った経緯があまり語られない。
だから主人公が情けない奴に見えてくるし、
ヒロインが薄情な奴に見えてくる。
イコはセリフがほとんど無いゲームだったけど、
その徹底した世界観と、素直で実直なストーリーに徹していたので
のめり込むことができたんですが、
絶対絶命都市は途中途中で笑いを挟んだり、なんとなく呑気な雰囲気が
漂うので、「ああー絶体絶命だー」って思えないってところがあったり
するんですよね。
そこがまー、「惜しい」部分です。
でも面白かったですよ。
映画みたい。 ハリウッド映画みたい。
ネット上での感想などを見ると、批判的な意見の中に
「前半のストーリーはいいけど、中盤あたりからどんどん悪くなる」とか
「漫画『サバイバル』や『ドラゴンヘッド』みたいのを期待したのに・・・」
という発言が多かったんですが、
僕はこうゆう展開、好きですよ。
風呂敷広げて収拾つかなくなるよりは全然悪くない。
あ、あと「終盤は『◯◯』のパクリだ」っていう意見も多かったんですが、
僕はそのゲームやってないので、楽しめました。
そんなこんなで、あんまり期待しすぎたり、余計なこと考えずに
やるとなかなか楽しいゲームです。