1999年12月(2)
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                                                             厚底ブ〜ツ。

                                                                                                              at 1999 12/11 04:49

        「最近多摩川ぷう太の日記が長い」とお嘆きのアナタ、どうもすいません。(^^;
        いや、僕も長い長いとは思ってるんですがね、まぁ、書きたいのでしょうがないです。
        付き合ってやってください。

        さて、いきなりですが、

        「僕は厚底がキライだー。」

        ・・・というハナシ。
        いえ、世の女性達にケンカ売ってるわけではないんですが。(汗)

        最近は猫もしゃくしも厚底ブ〜ム。 
        夏はサンダルで、冬はブーツです。
        でもですね、電車乗ったりすると、よくこんな状況に直面致します。

        なんかね、もぅ、僕のふとした目線の角度と、厚底によって持ち上げられたモモの角度が
        平行なんですよね。
        「見せてるの!? え? もしかして見せてる!? ワザと!?」って思って。
        いや、見せてるんなら僕も慎んで見ますが。
        どうもそーゆーわけでもないらしく。 ええ。

        「そんなとこ見てないで本読んでろ」って話ですが、でもそんな、
        ずっと本に集中してるわけじゃなし。
        あー首が疲れたなぁと、ちょっと顔を上げたその先には・・・「あ。」みたいな。

        で、世の中的に「見てんじゃねぇよ、ドスケベ野郎。」てな感じの風潮があるので、
        僕はもう、頭を不自然な方向に曲げつつ・・・という。

        そんなに見られたくないなら座るなよ、と思うんですが。 ねぇ。 違います?
        僕の言ってること間違ってます??

        「厚底も履きたい、椅子にも座りたい、でも見られたくない」
        ・・・ってアナタそれは・・・
        「人生やりたいほうだい」って感じですよ。

        だからなんかね、厚底のイメージって、
        「義務を守らないくせに権利ばっか主張してるヤツ」って気がしてしまいます、僕は。

        なんか、「今自分がやりたいことをやりたいようにやるの、他人はどうだっていい」
        ってイメージを抱きます。

        あとね、アレって歩きにくいでしょ?
        走ったりしたら足くじくでしょ?

        そーゆーとこがね、またね。
        もしいきなり街で黒ヒョウとかが追いかけてきたら、逃げられないですよね。
        まぁ「そんなもん、街にいない」って言われたらそれまでですが、
        なんにしても、「もしなにかあっても対処できる状況に自分を置いておく」ってのは
        生き物として当然のアレのような気がするんですよ、僕は。

        だから厚底履いてるひとを見ると、
        「今が楽しけりゃオッケー」的な、そーゆーのを感じてしまうんです。
        そーゆーの、キライなんですよ。

        あとね、デザイン的にも・・・アレ・・・
        まあそれは好みの問題ですからね、
        とやかく言いませんが。

        まぁね、なんだかんだ言って人の勝手ですけどね。
        カワイかろうが、背が高く見えようが、足くじこうが、ブレーキかけれなくて交通事故で死のうが。
        結局のところどーでもいいんですけど。

        まぁ「他のひとはどーでもいい」って思っていること自体僕も彼女らと同じですし。
        電車でも、僕が座らなきゃいいことですし。
 
 

        でも逆に、厚底で全速力でダッシュしてるひと見たら、
        いろんな意味で、「すげぇ〜。」って思いますよ。

        ・・・座敷女みたいだね・・・。

        ===========================================
        あ、いや、「履くな」って言ってるわけじゃないですよ。
        まぁカワイイしね、結局のところ。(笑)

        ただ靴のイメージのハナシです。
        履いてる人間が実際確実にどーこーってわけじゃないので。
        全然気にしないで、どうぞ履きまくって街をカッポしてくださいまし。

        というかまぁ、僕が履くなと言ったところで体制に何の変化もないんですが。
 
 
 
 
 



                                                             教師のこと。

                                                                                                              at 1999 12/11 03:44

        ん、今日は2本立て。 そんな冬の夜長のひとり身の金曜日の夜。

        僕の中学校のときの担任の先生(僕は3年間毎年クラス替えがあったけど、
        ずっと同じ先生のクラスだった)は、当時27歳でした。
        今の僕と大差ないです。(僕は25)
        もちろん25歳の先生もいました。

        世間的に、今ほど「体罰がどーの」とかはない時代だったので(ほんの10年前なのに、
        社会はどんどん進んでいるんですね)教師は普通に生徒をぶったり、殴ったりしてました。
        教師用の1メートル定規に「しごき棒」という名前を付けて、
        忘れ物などした生徒の尻をひっぱたいていました。
        放課後の合唱コンクールの練習中、先生がいない間、騒いでたりして全然練習が進まない
        といったときに、いきなり先生が来て、「今騒いでた奴前に出ろ!」と怒鳴り、
        結局誰も前に出なかったので、男子全員ビンタされました。
        (その時騒いでたのボクです。 みんな、ゴメンなさいね。)

        そんな感じで、教師の暴力は日常茶飯事だったし、僕も別に「そーゆーもんなんだ」と
        特にどうということもなく納得(認識)していました。
        僕みたいな考えが、いいのか悪いのか、よくわかりませんが、今の世の中を見てわかる通り、
        体罰は、ダメなようです。

        世の中的に良くても悪くても、なんにせよ僕は体罰なんてできません。
        中学生に暴力でモノを教えるほど、25歳の僕が偉いとは、どうしても思えないのです。
        先生って職業も大変ですよね。
        先生だって、なにも趣味で暴力振るってるわけじゃないんですもんね。
        (・・・いや、どうかわかりませんが)
        思わず我を忘れて手を上げてしまうくらいストレスのたまる仕事なのでしょう。
        ただ単に「今日は機嫌悪い」って理由でぶたれたりもしましたが・・・まぁそれもストレス。

        そんなこんなで、僕も教育大学行く権利あった身として、
        「あぁ教師にならなくて良かったなぁ」なんて思ってますが。
        絶対僕みたいなのには勤まりませんからね。

        人にモノ教えること自体はこう見えて(見えてませんが)結構好きなんですよ。
        最近気付きましたが。 物事をわかりやすく、「どうやったら上手く伝わるか」って
        試行錯誤する作業って好きです。
        絵とか言葉を工夫しながらね。

        でも教師の仕事ってそれだけじゃないでしょう。
        それ以外の部分のほうが多いんじゃないでしょうか。 大変ですよね。
        僕ホント、いろんなひとのこと考えてしまうので、すぐ身動きが取れなくなりそうです。
        時にはどこか見放したり、何か捨てたりってことも大事なんでしょうね。
        まぁコレは教師じゃなくても、普通の生活でも言えることなんでしょうが。
        僕そーゆーのヘタだからいろいろ、要領悪いんでしょうかねぇ。 はぁ。

        僕の中学生活3年間の担任だった菊池先生は僕、結構好きな先生でした。
        小中高大通して、1番いい先生だったかもしれません。
        なんかわかんないけど、なんでか僕、菊池先生に気に入られてまして、
        だから3年間あの先生のクラスだったと思うんですが。
        (きっとそーゆーのってありますよね。 クラス決めるとき、先生同士で生徒の取り合いとか。)
        クラス委員長もやらされましたし、いろいろ個人的に頼まれ事もされました。
        当時クラスでいじめられてた女の子がいて、僕先生に呼ばれて
        「席替えで、あの子の隣になって、積極的に話しかけてやってくれ」
        とか頼まれたり。 
        僕そーゆー、いじめとかには特に無関心だったので、「あ、はい、いいですよ、別に。」
        (僕は当時からこーゆー口調でした)と、頼まれ事を立派に(?)遂行してましたよ。

        菊池先生の座右の銘は
        「継続は力なり」で、教室のカベとかに貼ってあったり、
        先生が毎月発行する学級新聞にも、毎回その言葉が書いてありました。

        当時は「ふ〜ん」程度にしか思っていませんでしたが、今はホントに、
        「あぁ、継続はチカラだねぇ。 あの先生の言っていたことは正しいねぇ。」
        なんて、たまに思います。

        この日記も、もうすぐ200回ですしね。

        菊池先生とは卒業以来1度も会ってませんが
        (そういえばうちのクラス、クラス会ってやってないなぁ)
        今でも年賀状の付き合いはあります。
        来年もたぶんもらえるでしょう。

        僕いつももらってから出すんです。 スイマセン、菊池先生。

        というわけで、「教師って大変だね、僕には無理だ。」という話でした。
 
 



                                                                12月。

                                                                                                              at 1999 12/12 00:13

        そうそう、去年の今頃、僕はとある友達とよく遊んでいました。

        新しい仕事のプロジェクトが始まる直前で、いろいろ忙しい日々を送っていたとき、
        僕はそのひとに出会いました。

        忙しくて、週に1日休みがあるかないか、その休みもほとんど睡眠かボーっとする時間に
        費やしていました。 そんな僕を見て、
        「忙しいからって外出なかったり、人と会わなかったりってのは、ココロにもカラダにも
        良くないよ」と、彼女は休みのたびに僕を街に連れ出しました。 

        彼女も仕事が忙しいので、週に1度(もしくは2週間に1度)、
        会うといっても夕方から3〜4時間で別れるという、
        そんなささやかなデート(・・・デートなのか?)でした。

        渋谷で映画とか観たり、青山や六本木でゴハン食べたり。
        僕がそのとき始めようとしてた仕事のプロットとかを
        見てもらったり(地球上で一番最初に見てもらった)・・・。

        映画はなんだったっけな・・・「シティー・オブ・エンジェル」だったかな。
        観終わって、喫茶店で「・・・あんまり面白くなかったね。」とか意気投合したりして。
        「予告でやってた『ジョー・ブラックをよろしく』のほうが面白そうだったね。」とか。

        「今度は『踊る大捜査線』観ようね」って約束でした。

        それからお互い忙しくなって、なかなか会えなくなりました。
        会えないので電話はよくしました。 
        夜中に2〜3時間、「引っ越しするならどこがいい」とか、「チャーハンを美味しく作るコツ」だとか、
        そんなたわいのない話を。

        年末が近くなって、僕はめちゃくちゃ忙しくなりました。
        (その頃はまだ僕は仕事を全部ひとりでやっていたので、休みがとれなかった)

        彼女は過労でカラダを壊しました。

        「2〜3週間くらい鹿児島の実家に帰って静養するわ。」

        それ以来彼女とは連絡取れなくなりました。
        携帯にも、3〜4回かけたけどずっと留守電。 5回目はかけませんでした。
        忙しかったのもあったし。 いや、今考えると、
        僕は忙しいってことを理由にしてただけかもしれません。

        彼女の「カラダを壊した」ってのも、「実家に帰った」ってのも、ウソだったかもしれません。

        その真偽をつきつめてしまうのが怖かったから、僕は忙しいということを理由に
        自分を騙していたのかもしれません。

        今となってはもう、どうでもいいハナシですが。

        ただその当時彼女がいつも言ってた
        「忙しいからって外出なかったり、人と会わなかったりってのは、ココロにもカラダにも
        良くないよ」って言葉は正しいし、今もたまに思い出しては「そうだ、外出なきゃ」って
        思ったりします。

        冬に外に出るのは結構好きです。
        空気がピンと張りつめていて、息を吸うと鼻がツーンと痛くなる感じが。
        吐く息が白く空気中を漂う感じが。
        コートのポケットに手をつっこんで足早に歩く感じが。

        12月は結構好きだ。

        ============================================

        さて、今日ビデオ
        「タクシードライバー」
        「ガープの世界」
        「ディア・ハンター」
        を借りました。
        僕って結構そーゆー、いわゆる「いい映画」を観てなかったりするんですよ。
        まだ観てないのいっぱいあります。

        人生にまだ楽しみがいっぱい残っている感じで、なんか嬉しいです。(^^)
 
 



                                                カラオケ奉行とアンティーク喫茶店。

                                                                                                              at 1999 12/13 01:39

        今日は澁谷でカラオケ(ブヤオケ)をしました。 んん、カンドーしました。(笑)

        カラオケはいいですね。 ストレス解消に。
        といっても、最近解消すべきストレスの、全くない日々を送っているので、今日はおさえめで、
        普通に歌える「ラクラクモード」な歌ばっか歌ってしまったです。 それもよし。
        仕事忙しくてカリカリしてるときは、己の限界まで頑張るんですけどね。
        ていうか、まぁカリカリしてるときはカラオケ行きませんね、普通。

        「ひとりでカラオケ」が世間に認められてたら、僕多分ひとりで毎週行くかもしれないですね。
        って、いや、なにも好んでひとりで行きたいわけじゃなく、
        (最近「ひとりがいい」ってばっか言ってるから、そーゆー人間だと思われてしまうと、
        これまたそれもそれで誤解なんですが。 気をつけねば。)
        仕事上、他人と休みが合わないので、なかなか行く機会がないんで。
        需要と供給のバランスが、ええ。

        夜中とかにひとりで行けるカラオケボックスってのがあったら、行くかもしれません。
        コンビニ感覚で。

        そんな店、できないかなぁ・・・
        ・・・できないだろうなぁ。

        なにが悲しくてひとりで熱唱・・・って感じだものねぇ、ハタから見たら。
 

        さて、明日は久々に仕事の打ち合わせ。
        ・・・というかまぁ、「これからどーします?」って話を、メシでも食いながら、
        という感じです。 ボチボチ始動かな・・・

        休んでいる間に沖縄行ったり本読んだり映画観たり、いろんなひとに会ったり、
        いろいろ吸収したので、ちょっとずつ僕の引き出しも潤ってきているかもしれませんし。
        HPの活動もいろいろ、仕事に役立っているかもしれません。
        青ぷうで、「僕がやりたいこと」をかなり思う存分やってきましたので。
        この方向がそのまま仕事に生きてくるか、と問われれば、それもまた疑問ではありますが。
        とにかく何か光が見えてきたような気が、しないでもなくもない感じ、でもなく、なく・・・はい。

        人間的な微妙な変化はちょっとあるかもしれません。 沖縄行ってよかったです。 ホント。
        あぁ、いいねぇ、竹富島。
 

        1月には、実家帰るついでに、小樽行きたいな。
        小樽にね、すごくいい雰囲気の喫茶店があるんですよ。
        今年の夏に発見して。
        古いなんとか問屋の家屋を改造して喫茶店にしてある感じなんですが、
        テーブルとか食器とか、全部アンティークで統一されてて、店の雰囲気も静かで、
        バイトのウエイトレスも、物静かな、いい感じの。
        あそこまた行きたいです。 ひとりでも。
        (またひとり。(笑))

        帰るの1月といっても、別に正月じゃなく、正月過ぎてからかな。

        そうなると結局本格的な始動は2月からって感じでしょうか。

        ん〜〜〜〜・・・どうなんでしょう。

        わからん。

        はぁ・・・・まけるもんかぁ〜〜〜〜〜♪
 
 
 
 
 



                                                       村上春樹さんについて。

                                                                                                              at 1999 12/13 03:15

        え〜、今年の8月に実家に帰ったときにたまたま読み始めてから、すっかり村上春樹に
        ハマっている僕なのですが。 この日記にも何度か書いてます。 「好きだ。」と。

        最近はエッセイとか短編集を買いあさり、いろいろ並行して読んでおります。

        ちなみに今は『うずまき猫のみつけかた』と
        『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』と
        『夜のくもざる』と『使い道のない風景』と
        『もし僕らのことばがウイスキーであったなら』
        などのエッセイ(&短編)を同時にバラバラと読みながら、
        『ダンス・ダンス・ダンス』を読んでいます。 あ、『ねじまき鳥クロニクル』も第3部の途中です。

        ・・・ん〜、なんかもー、節操のない読み方ですが。
        このあとまだ、『TVピープル』も『アンダーグラウンド』も本棚で控えております。

        エッセイについては、村上春樹が僕と同じ「山羊A(山羊座でA型)」なので、
        (いや、僕が村上春樹と同じなんですね)
        なんだか考え方が似ているんですよ。 やっぱそーゆー性格判断って、結構信憑性あるんですかねぇ。
        でも僕はマラソンとかはしませんが・・・
        (まぁチームプレイの競技よりは個人競技のほうが向いてはいますが。)

        ちなみに山羊Aとは、神経質でガンコでクソ真面目で偏屈で・・・etc・・・
        っとまぁ、とにかくそんな感じで、一般的なA型の性格にさらに輪をかけて鎖で縛って
        漬け物石を乗せたような、全く面白味のない性格らしいです。
        僕はそれに加えて姓名判断でも、似たような判定で。
        もう「筋金入りの、そーゆーヤツ」みたいです。 あぁ、イヤだなぁ。

        そうそう、村上朝日堂のHPがありますね。

        http://door.opendoors.eccosys.com/span/asahido/

        です。 かなり読み所あって、ヒマ潰し(いや、とてもいい意味で)になりますですよ。

        今まで読んだ中で好きな小説はねぇ、
        『ノルウエーの森』、『国境の南、太陽の西』、『スプートニクの恋人』・・・
        あと、まだ途中ですが、『ねじまき鳥クロニクル』もいいです。 
        ちょっと長いので最近疲れて止まってますが。

        これから彼が翻訳しているスコット・フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァー、
        あとまぁ、チェーホフとかも読もうかなぁと思っています。

        こーやって読書の幅が拡がってゆくんですね。

        あー、本なんて全然読まない子供だったのに・・・
 
 
 
 



                                                           祝・200件目。

                                                                                                              at 1999 12/14 01:55

        え〜と、この日記も今回で200件目です。
        今年の5月14日から、ほぼ毎日更新の成果といいますか、はきだめと言いますか。
        途中、帰省や旅行や仕事などで、中断したりもしましたが、なんにせよ200件。
        もうなんというか、ちょっとした本ですね。
        売りたいくらいです。

        200回もやってると、ネタも尽きるってもんで、そんなに毎日ネタ満載な生活してる
        ワケではないのでねぇ。 「酒と女と暴力とドラッグに溺れる毎日」とは無縁の毎日ですので。 
        この日記も最初は「グチ日記」でしたが、もうグチも言い飽きたし。
        これからは「グチを言わない多摩川ぷう太」で売っていこうかと思います。
        いや、まぁどうかわかりませんが。 先のことは。
        最近はなんか、日記というより「コラム」みたいな、プチコラムな感じになってますけど。
        そんな、いろいろな進化を遂げつつなんとかまぁ200件まできましたよ。

        さてそんな記念すべき200回に、何を書きましょうかねぇ。

        え〜〜〜〜・・・・・・

        そうそう、クリスマスですね。 もうすぐ。
        でもクリスマスの話は前に書いたし。 
        あ、青ぷうにクリスマスカード(描き下ろし)をアップしました。

        ちゃんと絵描いたのってもしかして久々かも。 ペンまでちゃんと入れたのは。
        何事も、あんまり時間置くと発酵していくもので。 
        ちゃんとやんなきゃダメダメになってしまいます。 経験上。
        ペンとかってまた、鉛筆と違って特殊ですから、一度間を置くと、
        カンを取り戻すまでに時間がかかるんですよ。 だから常になにか描いておかないと。 ええ。
        いざって時に痛い目にあわないように。

        今日仕事の打ち合わせをしました。
        まぁとりあえず、諸事情で今すぐ始めるってことはできなくて、でかい仕事は早くても
        来年の初夏過ぎという感じです。 それまでにいくつか小さい仕事などをやっていく
        というスタンスだと思われます、2000年の僕。

        んん、おおまかなスケジュールが見えているといろいろやりやすいですね。
        これからはそんな感じで、無駄をそぎ落としつつ、シンプルでスマートな生活を
        ココロ掛けていきたい所存でございます。

        以上。
 
 
 
 
 



                                                THE WORLD ACCORDING TO Garp

                                                                                                              at 1999 12/15 00:44

        「ガープの世界」を観ました。 今更ですが。
        いや、かなりいい映画ですね。 話の展開も最初っから最後まで良くて、飽きさせないし、
        ところどころの「間」の取り方が非常に上手いと思いました。
        役者もみんないいしね。 
        「生まれること」、「死ぬこと」、「恋をすること」、「結婚すること」、
        「ケンカすること」、「仕事すること」・・・などなど、
        2時間強の間にかなり考えさせられる映画です。 オススメ。
        ・・・って今更僕が勧めたってすごく遅いですね。(笑)
        個人的に、「フォレストガンプ」より好きです。

        あ、ガープは山羊座のA型だなと、勝手に思いました。

        ロビン・ウイリアムスはいいですよねぇ。
        いやまぁ、例によって、ロビン・ウイリアムスの出ている全映画を制覇しているわけでも
        なんでもない僕なんですが。(^^; まぁ、ちょっとずついろいろ、観ていこうと思いますよ。
 
 



                                                      ラーメン作りに精を出す。

                                                                                                              at 1999 12/16 04:27

        実家から食料が送られてきました。
        たまーにいろいろ送ってくれて、ありがたいんですが、なんだか沢山なので、だいたい
        冷蔵庫に入れて、そのまま1ヶ月くらい忘れて、「あああああ。」ということが多いです。
        僕は外食・コンビニ中心な食生活なので、冷蔵庫ほっとんど開けないんですよ。
        飲み物も缶とか買って、その時飲んでしまうので。

        でまぁ、「送ったの食べた?」と電話かかってきて、「あ、うん、食べた食べた。 はい。」
        と返事をする僕。

        今回は野菜ジュースやミカンや生鮭、すじこ、タラコ、ハム・・・などなどです。
        そんな中、ラーメンもありました。
        インスタントのじゃなく、生ラーメン。 麺とつゆを別に作るやつ。 みそ味。
        で、「うし、じゃあ今日はラーメンを作ろう。」というわけで。 早速買い物へ。

        インスタントの場合はなんかもう、テキトーに、たまご入れたりするだけなんですけど、
        生のときは僕もいろいろと考えるんですよ。 生に敬意をこめまして。
        というわけで、とりあえず・・・・・・・
        ・野菜炒めパック(よくある100円くらいの、もやしとかキャベツが切って入ってるヤツ)
        ・メンマ(モモヤの瓶のヤツ)
        ・チャーシュー(スーパーの肉売り場のパック)
        ・鶏ひき肉
        ・煮タマゴ(調理済みのヤツ)

        ・・・と、買い揃え。 結局なんだかんだでラーメン屋で食うのと変わらないくらいの出費。
        でもま、「多摩川ぷう太お手製こだわりラーメン」なので、しょうがないです。

        鶏ひき肉は、野菜と一緒にあらかじめ炒めておきます。 
        みそラーメンはひき肉が基本ですからね。 札幌生まれの僕のこだわり。
        そのへんわかってない東京のラーメン屋、多いです。
        あと、みそラーメンには「一味とうがらし」です。 「コショウ」なんてダメダメ。
        ラーメン屋にはちゃんと一味を置いてください、東京。 条例で決めるべきだ。

        で、ラーメンの上にそれらの具を全部載せると、どんぶりからあふれんばかりになってしまいました。
        まぁそれが僕のラーメン。

        作ってから、バターが無いのに気付きまして。 
        「あぁ・・みそっちゃあみそバターなのに、俺としたことがぁ。」
        なんて独り言いいながら食べました。
        まだ材料ももう1食分残っているので、明日はバターも買って、ちゃんとしよう。

        なんせ一人暮らしだと材料をどんどん消費しないと腐るので、どうしても同じメニューが
        続いてしまいますねぇ。 まぁいいけど。

        送られてきたすじことタラコ(結構量ある)を、腐る前にひとりで消費するには、
        毎日食わないと・・・あー、結構うんざり。
        タラコスパとかでも作るかなぁ・・・

        チャーハン、野菜炒め、スパゲティーは「テキトーぶっこみ料理」でなんとかそれなりに
        食えるので便利ですよね。 

        そんな感じで、主夫気味な生活。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        さて、今日はネット通販で申し込んであった「村上朝日堂・夢のサーフシティー」が届いた。
        手数料・税込みで2165円也。
        付録のCDロムは、かなりのボリュームです。
        これはまぁ、HP「村上朝日堂」の過去の分をそのまま全部詰め込んだ
        感じなんですが。
        僕が行くようになったのは最近で、過去のものは全然見てなかったので
        ちょうど良かったって感じです。
        読者のメールやら、それに対する村上春樹さんの返事やら、
        あとコラムやら、物凄い分量入ってます。
        長く楽しめそう。 よかよか。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        日記200回突破にあたり、
        『よりぬき・多摩ぷう通信』というコンテンツを作ろうと思ったんですが、
        なんかまぁ、「まぁいいか。」と思ったので、まぁいいか、な感じです。
 
 
 
 
 
 



                                                           一人称について。

                                                                                                              at 1999 12/17 00:42

        え〜、まずは昨日の続きのラーメンのハナシ。
        今日早速バター(10gずつに切れてるヤツ)を買って、「究極みそバタチャーシューラーメン」
        を食しました。 旨かったです。
        あと、焼きおにぎりも食べました。 レンジでチンの冷凍食品ですが。
        冷凍食品の焼きおにぎりって「醤油味」ばかりですよね。
        子供の頃家で作って食べた「みそ焼きおにぎり」が懐かしくなりました。
        今度作ろうかなぁ。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        さて、僕は自分のことを、普段「俺」と言います。 
        厳密に言うと、中学2年から「俺」と言うようになりました。 
        中2になり、僕の所属していた男子バレーボール部にも新入生が入ってきて、
        それまで一人称が「僕」だった僕も「先輩」になる、ということで、入学式の前の春休みの間に、
        「今日から自分のこと、『俺』って言うことにするから。 もし俺が『僕』って言ったら、
        言うたびにみんなに100円やるわ。」と宣言し、強引に矯正したのでした。
        結局出費は100円か200円でした。

        そういえば、同じ頃友達に「頭坊主にしてきたら1000円やる」と言われて、
        ホントに坊主にしたこともありました。
        別に金に困ってたわけでもないんですけどね。 なんか「面白いなぁ」と思って。
        今は全然、そーゆー金がらみの事はやってないですけどね。 ギャンブル嫌いの山羊Aなので。 

        話はそれましたが、そんなこんなで中2から「俺」になった僕。
        大学1年の時は、寮の決まりで、先輩の前では自分のことを『自分』と言わなければならなかった。
        「○○先輩、自分は○○先輩をお食事に誘いに参りました。」とかね。
        もし先輩の前で『俺』とか言おうものなら、その日の夜の反省会(そんなのがあった)で、
        「自分は今日、○○先輩の前で、自分のことを『俺』と言ってしまいました。
         これからは気をつけて、最下級生らしく、自分のことは『自分』と言います。」
        とか、反省させられてね。 大学1年の18歳が。 
        しばらくのうちは、目上のひとと喋るときは(親戚のおっちゃんとかにも)
        『いや、自分は・・・』とか言ってしまってました。 親にも何度か言ってましたね。
        面白かったなぁ、あの寮。 今はそういう風習は取り止めになったらしいですが。

        今は、普段は『俺』、ネット上や仕事上は『僕』と言っています。

        『おいら』とか『ボクチン』とかは言いませんねぇ。 そりゃあね。

        ちなみに女の子は、『アタシ』がいいなぁと思います。
 
 



                                                            弁当屋の女客。

                                                                                                              at 1999 12/17 23:39

        「ディアハンター」、2本組のうちの1本を観終わりました。
        ん、まぁいろいろあるけど、とりあえず全部観終わったあとで感想を述べたいと思います。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        今日はほか弁を食べました。 たまに食べます。 コンビニより美味しいですもんね。
        (特に揚げモノ系が。) コンビニの揚げモノ系は、「しんなり」してますから。
        よく食べるのは「からあげ弁当」なんですが、今日はなんとなく「メンチ弁当」。
        あとついでにゴボウサラダ。 100円。

        女のひとが弁当屋に来るの見るの、結構好きです。 
        別にじーーーっと見るわけではないですけども。
        それも昼時とかの混雑時に来る普通のOL(制服姿)ではなく、夜の9時くらいに、
        トレーナーにジーンズにサンダルみたいな格好で来るひとがいいです。 もちろんスッピンで。
        ビデオを借りた帰りに寄った、みたいな感じだとなお良い。
        「ナイト・オン・ザ・プラネット」と「アマデウス」かなんか借りてて。
        あぁ〜、これからビデオ観ながら弁当食うんだなぁ〜、なんて思います。
        それも弁当も、「ヘルシーなんとか」とか「野菜なんとか」ってのじゃなく、
        「レバニラ弁当・大盛り」とかだと嬉しいですね。(嬉しくない?)
        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

        この前家電売り場で、うちと同じ電子レンジが売っているのを見て、
        「え!? なんでうちのレンジがココにっ!?」
        ・・・と少しビックリしてしまいました。
        まぁ僕もココで買ったんだから、売ってて当然なんですが。
        でも20秒くらい「なんでこのレンジがココに・・・」と悩んでしまいました。

        最近、というか仕事始めてからここ数年、そんな感じでボーーっとしてることが多いです。
        家に入ろうとして、カギの、「刺すほう」じゃなく、「手に持つほう」を
        カギ穴に入れようとして、なかなか入らなくて(そりゃあ入らないよね)、
        「アレェ!? なんで入んねぇんだよぉ!?」と10秒くらいやってたり。

        あ、ズボンのチャックは日常茶飯事です。 やばいなぁ・・・
        外出時はできるだけ気をつけてますが。

        タバコ吸いながらも、「あ〜、なんかタバコ吸いたいなぁ」とか思って新しいのに火をつけて、
        2本くわえることになったり。 大変ですよ。
        僕はだいたいタバコ買うときは2箱買うんですが、そのうち1箱は紛失することが多いです。
        それも部屋の中で。 たぶん僕の部屋をひっくり返せば数箱出てきますね。

        周りに対してと、仕事に対しては結構神経質(おそらく)なクセに、
        自分のことはかなり無頓着です。

        ホント、気をつけなきゃなぁ・・・
 
 
 



                                                            映画のハナシ。

                                                                                                              at 1999 12/19 01:05

        カウントダウンTVを御覧の皆様、今晩は。 僕です。

        というわけで、今日はたいしたネタがないんですよ。 青ぷうのギャラリーを作っておりました。
        あ、あと「ディアハンター」、観終わりました。
        あれは・・・なんていうか・・・・・・長い。
        なんであんなに長いの?? 最初の結婚式のシーン、1時間くらいあった・・・
        なんであんなに結婚式のシーン長いんだ。 いきなり登場人物がドバーっと大放出で、
        それもチョロチョロ動き回るから、誰が誰だか、全然わからん。 
        「これから何が起こるんだろう?」ってのも全然わかんな過ぎ。
        最初の1時間は苦痛・・・なんだかわかんないモノを1時間我慢して観るのは大変です。
        で、あとの2時間はポンポン進むんだけど。 それなりに面白いんだけど。

        でも画面が常に「暗い」ので、何をやってるのかわかんない・・・
        画面暗いのってよくありますよね。 「セブン」しかり「バットマンシリーズ」しかり。
        暗闇でなんかちょこちょこっと動いてても、なにが起こっているのか全然わからん・・・
        さらに「ディアハンター」はカメラが近付き過ぎ・・・(^^;
        アップが多すぎです・・・うぅ・・・
        常に頭や足が切れてて、頭のてっぺんから足のつま先まで全部出てるカットが少ない。
        場面転換するときくらい背景を見せてくださ〜い。
        じゃないと何時何処で誰が誰と何をしているのかサッパリなんです〜〜〜。

        そんなこんなで、「画面暗い」と「引きのカットが無い」のとで、
        とっても見づらい映画でした。(^^;(これが感想。)

        でもまぁ、そんな見づらいながらもストーリーが理解できたってことは、
        まぁ許容範囲ってことなのだろうか・・・ん〜〜〜〜。

        ロシアンルーレットのシーンとか迫力あったし、ロバート・デ・ニーロはめちゃカッコよかったし、
        そこは良かったです、ホントに。 あとテーマ曲と。

        今日は「なまいきシャルロット」と「イングリッシュ・ペイシェント」を借りました。
        「なまいきシャルロット」はもう3回目かもしれない・・・あぁ・・・
        シャルロット・ゲンズブール、カワイイですよね。

        ん、今日は映画のハナシで通すか。
        あと好きな映画はですね、僕のHPに書いてないやつを言いますと・・・
        「恋しくて」とか、いいですよ。 ラブコメ。 ・・・ん?「コメ」要素はあったかな?
        ・・・まぁ、青春ラブストーリーです。
        あと大学生の頃チャップリンにハマってましたねぇ。 いっぺんにバーーっと観たので、
        どれがどーゆー内容だったかゴッチャになってますが。(^^;

        逆に「アレ」なヤツはね・・・「X線の眼を持つ男」。 これはなんかアレでした。(笑)

        ん〜、もっと思い出せばいろいろあるんだろうけどなぁ・・・
        ちゃんとリストとか作らないとダメですね、やっぱ。
        まぁパッと思い浮かばないってことは、そんなたいした映画でもないのかもしれませんが・・・
 
 
 



                                        池しゃぶ・男だらけのモスバーガー・シャルロット

                                                                                                              at 1999 12/20 01:04

        今日は夕方から池袋に出て、大学時代の友達と、しゃぶしゃぶを食べました。 ふふふ。
        食べ放題で1500円でしたよ。 安い。 安いけどちゃんと、旨かったです。
        それからバー(・・・バーなのか? アレは・・・)、なんかバーっぽいとこ
        (彼と池袋行くと最後にいつもそこへ行く)で映画のハナシとかしながら軽く飲んで、
        沖縄のお土産渡して、10時前に解散。

        今ちょーど、いい感じです。 ま、かなり醒めましたが。

        最寄りの駅についてから、コーヒーが飲みたくなったので、モスへ。
        まぁ家で作ったほうが旨いんだろうけど、外でなんとなーくボーっと飲むのもなんとなーく
        好きなもので。 
        夜11時くらいのモス。 なぜか客も店員も男ばっかりでした。 みんな僕と同じくらいの、
        20代前半から半ばにかけての男ばっかり・・・

        「男だらけのモスバーガー(ポロリは無し)」

        ・・・と心の中で唱えつつ、コーヒーを飲みながら本を読む。
        でもなんだか全然集中できない。 目は文字を追ってるのに、内容が全然頭に入ってこない・・・
        「男だらけ」のせいでしょうか。 女のひとの声が全く無いファーストフード店・・・
        なんか落ち着かないので、すぐ店を出ました。
        世の中はバランスのもとに成り立っているんですね。 
        あんまりキャーキャー騒がしいのもなんなんですが。 なんだろう・・・。

        僕は女の子が好きなんだねぇ、と、思いましたよ。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        さて、「なまいきシャルロット」を観ました。 もう3〜4回目なんですが。
        え〜と、思春期の、ぶつけどころのない不安感・不満感がすごくよく表現されていて、
        好きな映画です。 フランス映画にしては単純で見やすいし。
        ところどころで入るテーマ曲も、80年代ポップスのニオイがぎゅんぎゅんします。
        主演のシャルロット・ゲンズブールもカワイイです。 1971年生まれ。 僕より3つ上か。
        今度絵描いて画像倉庫にアップします。 気が向いたら。

        続編(なのかな? ・・・違うか。)の「シャルロット・フォーエバー」は、「なんだかなぁ」な感じでしたが。
 
 



                                             タイミング。 あと喪中における年賀状。

                                                                                                              at 1999 12/21 02:15

        僕は大学2年の夏から今の仕事の世界に足をつっこみ、そのまま運良くズルズルと、
        まぁなんとか生活しているわけなんですが、これがホントに「運良く」なのか、なんなのか、
        よくわかんないですね。

        大学2年の夏休みにたまたま、たまたまふとした思いつきで始めたことが、僕の人生を
        こんなにも変えてしまうとは。 だってあの時普通の大学生として、普通に勉強して
        普通にバイトして、普通に遊んでたりしてたら、あとちょっとそんな方向で生活していたら、
        僕はそのままみんなと一緒に就職活動をして、何かの会社に入って、サラリーマンに
        なっていたかも知れませんし。

        もうちょっとさかのぼると、大学を千葉の工業大学じゃなく、地元北海道の教育大学の
        ほうを選んでいたのなら、今頃は小学校の先生をやっていたかもしれません。
        学期末の査定とか、クラスの生徒への年賀状書きで忙しい毎日なのかもしれません。
        いじめについて頭を悩ませていたかもしれません。

        もっとさかのぼって、あの高校に行かず、別の、好きだったコと同じ高校を選んでいたとしたら、
        これもまた、全然違うベクトルを進んでいたんでしょう。
        出会う人間も今と全く違っていたでしょう。

        そう考えると、「あの時」たまたまああしていたからこそ「こうなって」いるんだなと。
        ひとの人生はゼツミョーなタイミングとバランスのもとに成り立っているんだなと、つくづく思います。

        もし今と違う人生を送っていたら、今の仕事でやっていることはただ趣味として、
        ひとりでムヒムヒと楽しんでいたのかもしれません。(良くも悪くも。)
        趣味を仕事にするのはいいことなのか、悪いことなのか、たまに考えます。
        なんにせよ一番いいのは

        「好きなことを好きなときに好きなだけ好きなようにやって、それで金をもらう」

        なんでしょうが、そんな幸せなひとはこの世界に何人いるんでしょうね〜。
        ハナシを戻すと、大学2年の夏、19の夏から、今の25の冬まで、
        ろくな勉強もたいした努力もせずに、ただそこにたまたま開かれた道だけを見ながら突き進んで
        生きてきた僕ですが、(僕自身そう感じています)
        もし19から25まで仕事を始めずに、その間いろんな勉強をして、沢山本を読んで、
        いろんな人と出会って、いろんな考え方に接して、いろんな経験をして、いろんな努力をして・・・
        それで25の冬から1から今の仕事を始めていたとしたら、そのとき僕はいったいどんなものを
        創っていたのだろうか。 今の状態の僕とは全然違うものを創るのだろうか、
        今の状態の僕よりも優れたものを創れるのだろうか。
        それとも・・・・・・・・・

        そんなことを考えると、なんかとても楽しいですね。
        まぁ考えたところで実際もうそうなることはないですし、多分今こうして生きて、生活して
        いるこの状態が、僕にとってベストなんだろうと思う。
        このタイミングとバランスに、ちょうど上手い具合にいろんな事象が複雑に重なりあって、
        今の僕があるんでしょう。 
        このタイミングが、もし数分ズレていただけで、全然違ったものになっていたのかもしれませんね。

        そんな感じで、今を大事に生きていかんとなぁなんて思いながら、ハナクソほじったり
        シケモク探したり靴下のニオイをかいでたりするボクなのでございます。 ほじほじ。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        さて、あーまた父親がしょーもない仕事(というか作業)を持ち込んでくれました。
        なんか知らん家族(とある父・とある母・とある僕と同じ年の息子)
        の3人の似顔絵の入った年賀状を描け、と。

        今年は僕、自分の年賀状を描けない(喪中なので)わりに、他人の年賀状を3つも描いています。

        「喪中」ってなんなんでしょう。 なんなんですか?
        喪中で悲しみに臥せるはずの人間が「明けましておめでとう」と3回も書いてまぁ〜〜〜〜す。
        喪中の意味まったく無し。

        くだらない世の中ですね。 なんとかしてください。(^^)

        とかなんとか言って、僕はどうも考えが公私混同しがちです。
        どこまでが「公」でどこまでが「私」なのか。 趣味を仕事にしてしまった人間の数少ない(?)不幸のひとつです。
 
 



                                              99年の仕事納め。 と、電話リレー。

                                                                                                              at 1999 12/22 23:05

        昨日は仕事関係の忘年会(というんだろうか?)に行きました。 
        年に1度同業者がうじゃーーーーっと集まって、なにやら美味しいモン
        (名前も知らないような)を食べたり、めったに会えないようなひととニアミスしてみたり、
        いろんなひととお喋りしたり、その筋のエライひとの長く尊いお話なんかを聞いたり、
        ビンゴゲームなどしてなんか商品がもらえたりもらえなかったりする会です。 
        僕は今年でこの会も3回目になりますが、何度行っても、どうも性に合いません。
        ひとが大勢いて、楽しそうにしているゾーンはニガテなのです。
        「なぜ俺はココでオドオドしながらカルパッチョを食べているのだ・・・
        家で絵描いてるほうが楽しいのに・・・」とか思ってしまいます。
        でも、お世話になった方や、仲良くしてくれている方に会えたので、それはそれで
        良かったです。
        あいかわらずな僕ですいません、とにかくニガテなもので(^^;

        六本木に行ったのも久々です。 あいかわらずのアメージングゾ〜ンっぷりですね。

        で、まぁ2次会で引き上げて、家で仕事仲間とゲームをして締めました。

        来年も行くことになるんでしょうが、来年こそはなんとかしたいですね、いろいろ。
        ・・・と、去年も同じこと考えて、結局今年ですからね。 面白いなぁ、僕。
        でもまぁ、とにかく、いつもこの会のあとに思うんですが、「俺は頑張ろう」と。
        まぁそう思えただけで収穫です。 緊張することの極端に少ない生活なので、たまにはこうして
        引き締めるのもいいでしょう。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        今日は埼玉の姉が静岡に引っ越すのを手伝うために母が上京しました。
        姉と母は浜松町のモノレールの改札のところで待ち合わせしたらしいのですが、
        飛行機の遅れなどの手違いと、ふたりとも東京に詳しくないのとで、
        なかなかお互いを見つけられなかったようです。
        姉も母も携帯電話を持っていないので、僕のところに電話がかかってきて、
        「お母さんから電話きた? 今どこにいるか聞いておいて!」

        3分後に今度は母から
        「お姉ちゃんから電話きた? きっぷ売り場のところにいるって伝えて!」

        その20秒後にまた姉から
        「え!? きっぷ売り場!? 改札じゃなかったの!? お母さん何色の服着てるって!?」

        その1分後母から
        「え!? 改札!? 改札ってどの改札よ!? え!? 服? グレーのコート!」

        その30秒後、姉
        「いないよー! え? グレー? わかった。 あたしは茶色のダッフルだから、伝えといて!
        あとお母さんに、そこ動かないでって!」

        ・・・・・・・・・・と、そんな電話リレーを延々1時間くらい続けて、なんとか会えたようです。
        付き合わされた僕っていったい・・・

        「改札出たとこ」とか「JRのほう」とか、そんな曖昧なことやってないで、
        「モノレール降りて階段昇ってすぐのところにあるカレー屋の前」とかにすれば
        話はもっと簡単にすむのにね。
        そう言おうと思ったんだけど、ふたりともイライラしててキレ気味だったので、
        今更言えませんでした。 まったくもー。

        僕もこんな家族の一員なので、待ち合わせとかは結構ニガテです。
        「六本木のアマンドの前ね」とか言われても、かなりビビります。

        そう考えると携帯ってベンリですよね。
 
 
 
 
 
 



                                                           対策。 そして。

                                                                                                              at 1999 12/24 00:29

        なにが悲しいって、世に言う「クリスマス・イヴ(h)」の夜にひとりでコンビニに
        弁当を買いに行くほど悲しいものはない。 「ヴァレンタイン(hぁ)」に男がチョコを
        買うのと同じくらい悲しい、後ろめたい。 それがたまたま「チョコが食いたいなぁ」と
        思ってなんとなく買いに行っただけだとしても・・・
        なんだか悪いことをしているような気になる。

        というわけで、今日23日のうちに食料を買いだめした僕。 (それもそれで。)
        米とかレトルトカレーとか。 ウーロン茶のペットとか。 タバコも四箱も買った。
        なんとなく2000年対策っぽく。 さりげなく。

        去年は男3人でお仕事(それも締め切りでボロボロ)だったので、
        寿司の出前(それも一応ヘンな気を使って「松」)を頼んだような記憶がある。
        いろいろめんどくさい季節ですね〜。

        そんなこんなでまぁ、僕なりに準備万端なので、明日・あさっては家でビデオとゲームと本です。
        なんだかんだ言って、長い目で見ると、結構忙しかったりするんですが、今年一杯はきちんと遊ぼう。
        親に頼まれていた年賀状書きも済ませたし。

        来年は勝負の年になりそうです。 いろいろ。 う〜〜〜ん。 はい。
        今までとはまた違ったことをやっていくと思います。 世の人々を引っ張れるかどうかは、
        まぁ僕の右腕と脳みそ次第。 

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        さて、今日は「イングリッシュ・ペイシェント」を観た。 長いけど、まぁ面白かった。
        つまるところもなく。 最初から最後まで楽しめました。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        そうそう、明日24日は身体検査があります。 生命保険に入るための、
        健康な体かどうかのチェック。 身体検査なんて学生時代以来です。 
        なんかとんでもない結果だったりしたらどうしましょう。 ねぇ。
        健康は大事です。 ホント、体が資本ですからね。
        後厄も終わることだし。
        そういえば厄年だったんだなぁ・・・
        厄払いなんてしてませんでしたが、結局そんなに困ることもなく、なんとなくまぁ、普通の
        よくありがちな、あるべくしてある小さな苦悩程度しかありませんでした。
        厄払いしてたら、「してたからそんな小さな厄で済んだんだ」とか思うのか。
        厄払いしてなかったから誰かに「ホラしてないからそんな厄があったんだ」とか言われるのか。
        なんだなんだそりゃあ。 めんどくさいぞ。
        結局は自分次第でしょう。

        そんなもんだ、人の一生。
 
 
 
 
 
 
 



                                                           聖なる身体検査。

                                                                                                              at 1999 12/25 05:24

        今日はとめどなく睡眠を妨げられる日でしたよ。
        朝っぱらから父親のTELで起こされ、「年賀状の絵、頼んでおいたのできたか?」と。
        頼むから僕に午前中(世間一般でいう「朝」)に電話かけてくるのだけはやめてください。
        で、昼から用事があったので、時間が中途半端すぎで2度寝するわけにもいかず・・・
        用事と言っても、昨日書いた、生命保険に加入するにあたっての身体検査なんですが。
        2時半ころに保険屋のおばさんと、身体検査のためのお医者さん(こちらもおばさま)が
        ふたりで僕のうちにやってきました。
        「お忙しいところ申し訳ありませんねぇ、アラホント、さすがに、ご本がいっぱいで。
        アラマァ、おひとりでコチラにお住みで。」とかまぁ、そんなよーな、どーでもいい消耗会話を
        しつつ、尿検査や問診、血圧を計ったりなどして。
        まーとりあえず異常なしと。 ええ。 こんな日に「糖がちょっとばかり多いでございますね。」
        とか言われてもね。 アレですし。

        あー、まぁこれで、僕の60歳過ぎのライフは安泰てなもんで。 60まで生きているかどうかもね、
        なんかあやしいような生活をしていますけれども。
        今日もそんなこんなで睡眠不足の状態で血圧測定に臨んだので、正確な数値がなかなか出なくて
        嫌な汗をかかされましたが。 ねぇ。
        触診もそれなりにあって。 クリスマスイヴ(h)に母親と同世代のおばさまに触診されるわたくし。
        胸をつたう聴診器の冷たさに、何思ふ。

        で、午後4時おばさま達が帰ってから、サァ寝ようと布団にもぐると、
        今度は仕事関係のひとから電話。
        「寝てた?」と、まぁ一応同業に携わるひとなので、それなりに一般人よりは的を得た挨拶。
        いつもは「あ、いえ、起きてますよ!」と、夜中でも、たとえ寝てようともハキハキ答える
        僕なのですが。 そりゃあね、とりあえず取り引き先の方なのでね。
        一応は嘘でもやる気まんまんなところを見せたりする僕なんですけれども、こー見えても。
        今日ばかりは「あぁ、今から寝るとこです。」と素っ気無い返事を。
        まぁね。 夕方四時ですしね。 まさかこれから寝るとは思ってねかったんでしょうね。
        ちょっと驚いてました。 微妙に。 すいませんねぇ、こんな生活で。

        で、ワイン飲みながら「ゴチバトル」とか観てる間に夜になってしまって、
        いつのまにか床でウトウトしてしまって、ハッと起きたらもう「明石家サンタ」が
        始まっておりまして。

        なんだかもう「明石家サンタ」が僕のクリスマスの恒例行事になりつつあります。
        八木アナはあいかわらずいいですねぇ。 僕ファンなんですよ。 
        なんでかっつーと、まぁ、別に。

        そんな感じで、ああもう朝の5時。
        なんだか寝るタイミングがよくわからなくなりました。 そんな年の瀬。

        メリ〜クリスマ〜〜〜ス♪
        世界が平和でありますように。
        バカな争いやムダな殺生やくだらない消耗がなくなりますように。
 

        あ、パラダイス山元が国際認定サンタだなんて知らなかったなァ。
 
 



                                                       とりとめもないハナシ。

                                                                                                              at 1999 12/26 02:08

        クリスマスを済ます。
        てな感じで、みなさん、ミレニアってますか? 僕は別にミレニアってません。

        今日はビデオ「アパートの鍵貸します」を観ましたよ。 ずっと前にひとからもらったもので、
        ずっと観てなくて、今日ようやく観ました。
        いや〜、すごく面白いです〜。 モノクロのコメディー映画なんですけどね。
        すごくテンポもいいし、ジャック・レモン(主演のひとね)のコミカル演技もサイコー♪
        エレベーター嬢フラン・キューブリック役のシャーリー・マクレーンはカワイイし。
        ストーリー、うまいよなぁ・・・伏線の張り方がめちゃくちゃうまい。 悔しいなぁ〜もー。
        え〜、観たことない方、オススメです。
        かなりの名作なのでどこのレンタル屋にもあると思います。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        予約してあったドリームキャストのゲーム「シェンムー」が届きました。
        まだちょっとしかやってないので、感想は言えませんが。 まぁ終わったらなんか書きます。

        〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
        そうそうゲームといえば、うちの親からまた電話が来まして、
        「なんかゲーム機を買いたいんだけど、今買うとしたらどれがいいんだ?」と聞かれました。
        「プレイステーションでいいんじゃない?」と言っておきました。

        いやまぁ、親父がゲームやると言ってもマ−ジャンとかパチンコのヤツくらいなので。
        たぶんまぁ、プレステの1500円シリーズかなんかで全て満たされるっぽいので。(笑)
        僕は昔っから何の因果かセガ一筋なんですが、55歳のゲーム初心者にドリキャス勧めるのも
        さすがに酷ですし。 3月まで待って高い金払ってプレステ2買うほど違いのわかる男でも
        ないでしょうしね。
        あえて今ピピン@とか買わせるのも、それはそれで面白いですけど。 まぁ売ってないし。(笑)

        そんなわけで、ついに多摩川家(まぁ実家ですが)にセガ製以外のハードが!
        ・・・あ、そういえば僕、ワンダースワン持ってたんだっけ。(^^;
        全然やってない・・・
 
 



                                                  卵かけゴハン、あと絵について。

                                                                                                              at 1999 12/27 03:06

        今日は久しぶりに卵かけゴハンを食べましたよ。(いきなりですが)
        美味しいです。 大学のころは毎日食べてたなぁ・・・
        でも、寮にいたときは、朝食ゆで卵だったんですよ。 理由は「生はキケンだから」。
        ゆでもゆででね、「コレいつゆでたの?」って感じに、ずーっと置いてあるっぽいヤツも
        多そうなので、できるだけ上のほうから取ってました。 コワイコワイ。

        さて、ゆで卵のバアイはどうするかといいますと、僕や友人で開発したんですよ。
        幾多の研究の末。

        まず殻をむいたゆで卵を手でほぐして、5mm角くらいにします。
        (タマゴサンドイッチに入ってるヤツくらい)
        それをゴハンの上にかけて、そこに醤油をぶっかけます。
        そしてフリカケをかけまして、んでグアーーーっとかきまぜて完成。
        ゆで卵かけゴハン。

        なかなかイケますよ。 お試しアレ。
 
 

        ん、今日はあんまし書くことがない。
        参ったなぁ。
        明日は街にでも出るかな。 でもまぁ、特に買うものもないんだよなぁ。
        年末でどこも混んでるし。
        そんなわけで、最近は画像倉庫に入れる絵をいっぱい描いてます。 描き下ろし。
        フォトショップにもようやく慣れてきました。 ・・・って5年も使ってりゃあねぇ。
        でもレイヤーがどうこうとか、いまだにわかりません。(笑)
        レイヤー使わなくったってなんとかなるんですよね。 もういいです、コレで。
        タブレットもどうも使えないし・・・線画をスキャナで取り込んでいるので、
        色塗りだけならマウスでなんとかなるんですよねぇ。 ん〜〜〜〜〜。
 
 



                                                             西武池袋線。

                                                                                                              at 1999 12/28 03:33

        んん〜〜〜、困った。 いや〜〜〜困った困った。
         
        何がって、かれこれ1時間くらいキーボに手を添えてディスプレイと
        にらめっこしているのですが、今日の日記のネタがな〜んにも思い浮かばない。 
        さっきから、ちょっと書いては「いやコレはちがう」とか言って消して、
        書いては消して、ちぎっては投げを繰り返しています。
        こんな日もあるんですね。 

        「じゃ、書かなきゃいいのでは」とも言えますが。
        いやいや、そうもいきません。 
        書こうと思っているのに書けないってのはなんか悔しいので。

        一応今日は電車乗って街まで出たりしたんですよ。 
        でも電車に乗っていても街を歩いていても、な〜〜〜んにも考えられないんです。 
        というか、色々とささいな事をいっぺんに考え過ぎて、結局どれもちっとも解決策までに
        至らないのです。 まったくもって不毛な感じ。

        考えようとする自分と、何も考えずに引きこもろうとする自分が、
        体の中でなにやらせめぎあっているような、そんな感じで、いやまいったなぁと思いながら
        (「思いながら」と言っても、実際は「思って」はいない感じで、なんとなく感覚的に
        そんな感情が脳の海を漂って、今ちょっと脳の内壁に軽くぶつかったかな、程度なんですが・・・)
        電車のイスに座っていました。

        西武池袋線が椎名町を越えて、もうすぐ池袋というところで

        「あのぉ、すみません。」

        隣から声がしました。 
        隣には十代後半といったところな女の子が座っていました。
        長い黒髪がキレイで、たれ気味の大きな目がクリクリっとした、色白の女の子でした。

        最初、携帯電話で誰かと話しているのかなぁと思ったのですが、
        その子は別に電話も持ってなくって、僕のほうをじぃっと見つめています。 
        どうやら僕に話しかけているようです。

        「はい? なんですか?」
        と僕が答えるその「なんですか?」の「なん」と重なる感じで、彼女は早口でボソボソっと

        「これから私、池袋の「袋」の部分に行くんですけど、
        「袋」の部分へ行くには、何か「代わりの衣服」が必要らしいんです。 
        すいませんがお兄さんの着ているそのコートを私に貸していただけませんか?」
        と言いました。
         
        「・・・へ?」と聞き返すと、彼女はまた今言ったのと同じセリフ(一字一句違わず)を
        早口でボソボソっと、さっきとまったく同じトーン、同じスピードで言いました。
 

        『これから私、池袋の「袋」の部分に行くんですけど、
        「袋」の部分へ行くには、何か「代わりの衣服」が必要らしいんです。 
        すいませんがお兄さんの着ているそのコートを私に貸していただけませんか?』
 

        僕は彼女の言っていることを「理解」するまで8秒程かかりました。

        (・・・まいったなぁ。 ヘンなヤツだ。)

        と思いながらも、

        「あ、いや僕コレ無いと寒いんで、悪いけど貸すことはできないです。」

        と、できるだけ丁寧に、且つ自分にも自分の言っている事を理解させるために、
        ゆっくりと慎重に言いました。
         
        すると彼女は、僕の顔を下から覗き込むようなポジションで

        「じゃあ、お兄さんもついてきてください。 「袋」の中は暖かいので、中にいるときだけ
        私にそのコートを貸してくれればいいのよ。」
        と軽く微笑みながら言いました。
 

        (うわっ、まいったなァ・・・早く駅着かないかなァ・・・)
 

        「いや、僕、用事があるからさぁ。」

        「うそ。 お兄さん今日は別に何も用事なんかないでしょ? もしあったとしても、それは
        私が池袋の「袋」の部分に行くことに比べたらまったく全然これっぽっちも重要じゃないのよ。」

        「あ・・・のさァ・・・、その「袋の部分」ってナニ? それドコ? 新しいお店かなんか?」

        「それは私にもわからない。 でもとにかく私は行かなきゃならないの。 時間が無いのよ。」

        「時間?」

        「そう、早くしなきゃ2000年になっちゃう。 ニュースとかでもやってるからお兄さんも
        少しはわかるでしょ??」

        「・・・って、2000年問題?」

        彼女は静かにゆっくりと頷いた。
        前髪がサラっと揺れた。

        「ホラお兄さん、アレ見て。 問題はもうあそこまで来ているのよ。 わかるでしょ?」

        彼女が指さす方向には真っ黒なサロン焼けの白髪厚底ブーツギャルが立っていた。

        「・・・ア・・・アレが2000年問題??」

        「そうよ。 アレだと・・・かなり末期ね。
        可哀相だけど、ああなると私にも、もうどうすることもできないわ。」

        「2000年になったら日本国民みんなああなるの??」

        「日本国民?? ナニ言ってるの? 違うわ。 
        全世界よ。 老若男女全部よ。」

        「ぜっ・・・ぜんせかいぃ〜!?
        ろうにゃくなんにょおぉぉ〜〜〜!?」

        「あとホラ、アレ・・・あの子は今ならまだ救えるのよ。 私とお兄さんのコートがあれば。」

        そこにはアームウォ〜マ〜を装着したギャルが。

        「・・・あぁ、アレはまだ救えるんですか。」

        「とにかく早くしないと。 
        実際問題、モーニング娘。がひとり減ったくらいじゃ
        たいした解決にはならなかったのよっ。」

        「え!? アレって2000年対策だったの!?」

        「これからどんどん減るのよ。 そして最後には矢口真里だけが残るわ。」

        「えっ! そ、そーなのっ!?」

        「V6ももうすぐ4人抜けて『V2』になるわ。」

        「『V2』って昔、小室哲哉とYOSHIKIが・・・」

        「そう、それで訴えられるのよ。」

        「・・・ほ・ほぉ〜〜〜。 
        ・・・それは・・・ちょっと見たい気がします。」

        「『K2』は堀部が抜けて『K』になって、清水圭に訴えられるわ。」

        「・・・それは別に、どーでもいいです。」

        「そうよね。 別にどーでもいいわね。 
        なんかそー考えると世の中って結構どーでもいいことばっかりよね。 
        私、ちょっと疲れちゃった。 息抜きが必要みたい。」

        「そうですよ、たまには肩の力抜かなきゃ。」

        「うん。 わかったわ。 フンッ!! ボキボキッ!! カクッ!! 
        あはぁぁぁ〜〜〜〜。 ふにゃふにゃふにゃ。」

        「肩の関節抜いてどーすんですか!! そーじゃなくって・・・」

        「見て見て〜〜〜! タコよタコ〜〜〜!
        おもしろーい! ホラ、こっちにも曲がるわよ!
        おふにゃふにゃふにゃ・おっふにゃふにゃ。」

        「はぁ〜〜あ、やれやれ。」
 
 

        ・・・そんなこんなで池袋に到着しました。
        『あのぉ、すみません。』から下は全部うそなんですけどね。

        書くことなくってもこんなに長い文章書けましたとさ。 はぁ〜あと。

         
 
 



                                                          実の無いたわごと。

                                                                                                              at 1999 12/29 09:12

        珍しく、朝でございます。 夜光虫なボクが・・・
        夜11時頃、なんとなく布団に入ったら、いつのまにか寝てしまっていまして、
        気付いたら朝5時半でした。 
        ・・・というか、なんとなくで布団に入るなという感じですが。

        それにしても、お寒いですね。 朝。
        外が寒いのはまぁ、冬なんだからどーでもいいんですが、部屋の中が寒いのは
        どーにもこーにもガマンなりませんな。 (ガマンしてるけど)
        ついつい布団にもぐりこんでしまいがちです。 

        今日も学校の夢を見ました。
        僕はよく中学校時代の夢を見ます。 全夢のうちの8割が中学が舞台です。 
        なんでだか。

        「カラー(色付き)の夢を見るひとは神経質」とかよく聞きますが、僕、常にフルカラーですよ。

        子供の頃、僕は寝る前に妄想を拡げるのが日課でした。
        「明日はああなればいいなぁ」とか、
        「明日はあのコが僕にこう話しかけてきて・・・」とか・・・。
        ひとりで5役くらいこなしてました。
        でまぁ、次の日学校行っても、前夜の妄想のような事は微塵も起こるはずもなく。

        でもあの頃の妄想癖が、今の自分にかなり役立っているような気もします。
        妄想してなんぼですからね、僕。

        でもどうせならもっとデカい事想像してれば良かった。 僕の妄想ワールドは、どうも
        スケールが小さい。 ちまちましている。(笑)

        山羊Aの血・・・
 

        さァ、年末も押し迫ってきましたね。
        そろそろ総轄なんかも書かないとなぁという感じです。 多分30か31日の日記で。
 

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

        ・・・・・・ってうわーーーーっ!!
        なんだよコレッ!!
        全然実がないじゃんっ!!
        かなりどーでもいい日記を
        書いてしまったわいっ!!
        チキショーーー!!
        してやられたゼ、自分にっ!
 
 



                                                          ’99のおんがく。

                                                                                                              at 1999 12/30 01:48

        え〜と、パフィーのリミックスアルバム「PRMX」を買いました。
        パフィーとか浜崎あゆみとかは、歌声が平坦でコブシが無いので(いい意味でですよ)
        リミックスとかが合いますね。 BGMとしてイイ感じだと思います。 オススメ。
        あ、でも歌詞カード付いてないです。 注意。

        あと最近買ったのではスピッツのベスト。
        いいですねぇアレも。

        音楽の話になったので、1999年の僕的ミュ〜ジック・シ〜ンをば。
        といっても、もう何が今年で何が一昨年なんだかわかんないんですが。(^^;
        宇多田ヒカルが流行ったのは今年ですよね?
        僕の中(僕ワ〜ルド)では別に流行ってませんが、まぁ世間的に。 
        いや、だからってキライなわけじゃないですよ。
        あとは、だんごも今年でしたね。
        え〜、椎名林檎のアルバム。 今年出たアルバムの中では結構聴きましたかね。

        あとなんだろう・・・今年出たアルバムで「コレはよく聴いたなァ」というのは・・・

        ・・・・・ん〜〜〜〜。 ないなぁ。
        古いの(それも微妙に古いの)ばっか聴いてますからねぇ。

        来年はKANとかエレカシとか坂本サトルとか橘いずみとか篠原美也子とか川本真琴とか岡村靖幸とか
        ガツンと来てほしいところです。 僕的に。

        あとまぁ、トライセラ、スパゴーなんかが僕の中でグイグイランクアップしつつあります。

        なんか新しい女性アーティストも欲しいところです。 一般受けしない感じの、
        微妙にクセのある・・・
        そんなのがありましたら教えてください。
 
 



                                                                約束の雪

                                                                                                              at 1999 12/30 18:52

        「10年後の今日に、ココでまた先生と会いたい!」

        1989年の冬休み中のある日、学校の玄関で彼はかじかんだ、絆創膏とテーピングだらけの手で
        靴のひもを結びながら私にそう言った。

        1989年、12月30日・・・

        「10年後は1999年でしょ? もうすぐ2000年って感じで、きっと世界は
        盛り上がってると思うんだ。 イルミネーションとかいつもの年よりハデでさぁ。
        『2000年まであと○○時間』とかいう時計とかあってね。」

        彼はうちの中学校の男子バレー部のキャプテンだった。 
        その夏の中体連の大会でチームを全道大会まで導き、その活躍を買われて、
        春には名門東海台高校への推薦入学が決まっていた。
        他の生徒達のように受験勉強に追われるということもなく、彼は冬休み中毎日、
        後輩達の練習に参加し、汗を流していた。

        私達はバレー部の練習後、毎日こうして夜7時に教員玄関で待ち合わせて一緒に帰った。

        当時25歳だった私は、英会話クラブの顧問をしていたのだが、
        冬休み中は特にクラブの活動もなかったので、毎日昼過ぎに学校に行き、
        担当クラスの成績の査定などの仕事をして、それでも時間が余った時は図書室で本を読んで過ごした。 
        バレー部の練習が終わるのを待った。

        「10年後っていったら君は25歳ね。 今の私と同じ歳。
        大学も卒業して、就職して、仕事が面白くなってくる頃なんでしょうね。」

        「じゃあ先生は今仕事面白いんだ?」

        私はなにも言えなかった。 
        中学校の英語教師の仕事がつまらないとはけして思わない。 子供の頃から夢見ていた仕事だった。
        でも彼に「面白いの?」と聞かれると、私はなにも言えなかった。
        彼の瞳には私の心の奥を見透かす不思議な何かがあった。 
        10歳も年の離れた少年とは思えない雰囲気があった。 
        将来の夢が眼下に拡がる彼の輝きを前にすると、私はときたま耐えられなくなった。 
        今の私には彼は眩し過ぎる。
        でも逆にその眩さに惹かれてしまう。 
        身をゆだねてしまいたくなる。 

        「10年後は私、もう35よ。 オバサンよね。 嫌になっちゃう。」

        私は話を逸らした。 自分自身に言い聞かせた。 私と彼は10も離れているのだ。
        彼は生徒、私は教師・・・・

        「先生、その頃はきっともう結婚してるんだろうね。 12月31日の大晦日は
        家族と過ごすでしょ? きっと。 旦那さんと子供とね。
        だから僕達は12月30日に会おうよ。 
        ふたりで1900年代の終わりを見届けたい。」

        変なところに妙に気がまわる彼だった。 私は笑ってしまった。
        「結婚なんてしてるのかしら・・・私なんてきっと誰ももらってくれないわよ。 ふふふ。」

        「・・・・・・・・・・・・・・・」
        彼は笑わなかった。

        私達は雪道で転んでしまわないように手をつないで歩いていた。
        誰にも見られないように、道路からは見えない公園の奥の木に隠れた歩道を選んで歩いた。

        「・・・・・・・・・・・・・」
        彼はなにも言わなかった。 なにも言わずに私をじっと見つめていた。
        そして握っている手に3回力を込めた。

        ギュッ・・・ギュッ・・・・・・・ギュッ・・・・
 
 

        公園の奥まったところにある街灯の下で、私は彼にはじめてキスをした。
 
 
 
 
 

        1999年12月30日。
        あれから10年経った。

        今日は約束の日。

        私は今も独身だった。
        厳密に言えば「独身になった」。
        一年前に離婚したのだ。

        私は28のときに2つ上の数学教師と結婚した。
        彼は優しく、真面目で、結婚生活には何の不満も不安もなかった。
        子供も2人生まれた。 
        幸せだった。

        しかし1999年が近付くにつれ、10年前のあの約束が雪のように私の中に降り積もっていった。

        けして融けることのない約束の雪。

        降る雪は視界を遮り  私の吐息は心を曇らす
 
 

        1999年12月30日。
        町にはイルミネーションが輝き、カウントダウン時計が『2000年まであと29時間』と告げる。

        1999年12月30日午後7時。

        あの頃、バレー部の練習が終わるのを待っていたように

        今もこうして君を待つ。

        今もこうして彼を待つ。
 
 

        あの頃彼は夢の中で生きていた。
        彼の瞳は夢に輝いていた。

        30を過ぎた頃から、私は思い出の中で生きるようになった。

        夢は羽になって彼を無限の世界へ解き放ち
        思い出は鎖となり私を闇に縛りつける

        『2000年まで25時間』

        1999年12月30日午後11時。
 
 

        今もこうして君を待つ。

        今もこうして彼を待つ。
 
 



                                                               1999。

                                                                                                              at 1999 12/31 22:48

        一休さんが99人。

        うはあ、やばいやばい。 あと1時間ちょいで来年ですね。
        1999年、いろいろありましたね。 前半は仕事に追われながらもHP作ってみたりして、
        夏には初めてオフ会というものにも参加させてもらったりで、たくさんの知り合いができました。
        こんな仕事をしていると、なかなかひとと知り合う機会もないですからね。
        もう一生友達が増えることもないな、なんて思ってたんですけどね。
        いや、ホントにまじで。 ほっとくと僕ずっと家にこもりますからね。
        「まさかぁ」なんて言われますけどね。 ホントなんだからしょうがないですよ。
        1週間くらい誰とも話さないのも可能といえば可能ですからね。
        おーい、そこ、引くな引くな。

        困ったやつですが。 でもこうしてネットを通じてたくさんのひとに知り合えて、
        幸せいっぱい夢いっぱいでございます。
        それも仕事に関係ない知り合いですからね。 嬉しいです。 変な気遣いもなく、
        ただの多摩川ぷう太として付き合ってもらえるというのは、僕の生活にはとても重要なことですよ。
        と、いいつつもね、ネットが生活の大部分を占めたりするのもね、これまたおかしな感じなので、
        仕事あってのネットなので。 はい。
        2000年は仕事をもっと頑張ろうと思います。 
        1年中みっちり頑張りたいですね。
        HPもどう進化していくか、わかりませんが。 だって5月に作って以来かなり変わってますからね。
        まったくどうなっていくんでしょうね。
        すごいですね。

        あ、今紅白でGOが歌ってますよ。

        そうそう、今年は沖縄にひとり旅に出ました。 はじめてのひとり旅。
        来年もまぁ、暇があれば旅出たいですね。

        そんな感じです。 はい。 じゃ。