3月、7月、12月の第1日曜日に開かれる神奈川県皮膚科医会。 開業した2005年の12月の会から、皆勤です。 この日曜日も、プラザテニス(小雨でしたがプレーしました!)の後、参加しました。
今回のテーマは「子どものアレルギー」。 まずは当番幹事の先生ご自身による、アトピー性皮膚炎と鑑別すべき疾患の説明。 この先生の講演は今週金曜日にも聞く予定です。
講演3は、幹事の先生と同じ病院のアレルギー科部長による経口免疫寛容のお話でした。 バリアが壊れる。そうすると経皮感作が起こる。その結果、食物アレルギーが起こる。 アトピーでIgEが高くなるのは経皮感作の結果である。
食物アレルギーはアトピーの結果であって、原因ではない。 という風に私は理解しました。 食物アレルギーはⅠ型アレルギーのはず、 アトピー性皮膚炎はIV型アレルギーのはずですから、これですっきりします。
でも、講演後フロアから質問が多数。 食物がなぜアトピー性皮膚炎を悪化させるのか、 アトピー性皮膚炎の患児で、なぜ食事制限が必要との説が今も生き続けているのはなぜか、 理論と実臨床のギャップについての討論は大変勉強になりました。
皮膚科の勉強会は、その度新しいものが吸収できます。 でも、吸収したことをそのまま、ブログに書くと、 私がその分野のプロか、と読者に誤解を与えてしまうので困るのですが。
当ビルには、小児科・アレルギー科クリニックがありますので、そちらを受診して下さい。
2014年3月4日の院長ブログ原稿